本記事後半の《おすすめ25選》の章からご確認ください。
目次
- <前知識として> 失敗しない「おろし金」の選び方
- 《おすすめ27選》大根/薬味/チーズ用まで、優秀なおろし金を紹介
- ≫≫「大根おろし」が美味しくすりおろせる人気メーカー10選
- 【人気メーカー①】大矢製作所
- 【人気メーカー②】ツボエ(TSUBOE)
- 【人気メーカー③】FDスタイル
- 【人気メーカー④】和田商店
- 【人気メーカー➄】無印良品
- 【人気メーカー⑥】下村工業
- 【人気メーカー⑦】貝印 KAI
- 【人気メーカー⑧】KEYUCA(ケユカ)
- 【人気メーカー⑨】京セラ
- 【人気メーカー⑩】松野屋
- ≫≫「薬味(にんにく・生姜・わさび・柚子)」に合うミニおろし金
- ≫≫「ワサビのすりおろし専用」のおろし金
- ≫≫「チーズのすりおろし」に合うおろし金
- 【併せて確認】おろし金の目詰まりを落とす「スクレーパー」3選
- ▼現在売れている「おろし器・おろし金」ランキングはこちら
- キナリノ - 「おろし金」関連記事
大根、山葵、チーズも!「おろし金」選びのコツ&人気の逸品を紹介
そこで今回は「おろし金」選びのポイントと、おすすめ商品をご紹介。
種類豊富な「おろし金」の中から、ぜひ自分が欲しい1点を見つけてみてくださいね。
<前知識として> 失敗しない「おろし金」の選び方
① こだわる選び方のキホン。「刃」の出来栄えを見極めよう
フワフワにこだわるなら、銅やステンレスなど、金属製の鋭い刃が付いたおろし金を選びましょう。
ふわふわが好きなら、「本目立て」「ステンレス製の特殊加工」の刃がオススメ
1つ目は、伝統の「本目立て」技術が施されたおろし金。
2つ目は、本目立てに匹敵するほど、ユニークな設計でふわふわの仕上りを楽しめる「ステンレス製の特殊加工の刃」が施されたおろし金であること。
後者のおろし金のほうが、比較的安価で手に入れることができます。
「本目立て」が施されたおろし金とは?
この本目立ては、職人の手作業(*)、あるいは、精巧なマシンによって施されます。
*「手打ち目立て」とも言われます
*画像/ツボエ「卸金 ミニ大 銅スズメッキ」
「ステンレス製の特殊加工の刃」が施されたおろし金とは?
使い勝手のいいおろし金をお探しならば、これまで選ばなかったような、人気のヒット商品をチェックするのも有効な方法ですよ。
*画像/和田商店「業務用プロおろし」
和田商店のステンレス刃の箱型おろし金は「湾曲している」「四角い穴があいている」という点がポイント。実はこの構造によって、食材を撫でるようにあてていくだけで、目詰まりすることなく、スムーズに食材をすり下ろすことが可能に。肝心の刃も、手に力をいれず効率よく食材をおろせるように計算し、配置されています。
② 次に「刃の間隔」を確認。薬味用に買うなら“細目”だけで十分
例えば、ショウガをすりおろすためだけに買うなら、細目のミニおろし金で十分。大根おろし用の、粗目の大きなサイズを買う必要はありません。
■粗目(間隔が広い)
大根おろしなど、野菜・果物を擦るのに適しているおろし金です。長芋(とろろ作り)にも◎。
■細目(間隔が狭く、詰まっている)
にんにく、しょうが、わさびなどの薬味を擦るのに適しているおろし金です。
※表面が「粗目」、裏面が「細目」の面になっている、両面仕様のおろし金もあります。その場合は、たいてい商品名に「両面」「両目立」という記載があります。
③おろし面の材質(❶~❻)に注目。それぞれ、仕上がりの特徴を押さえよう
❶「銅製」のおろし金
<メリット>
・「本目立て」による鋭い刃が施されているので、フワフワの仕上りに。
・色みの経年変化を楽しめるため、愛着が沸きやすい。
・銅製おろし金は料亭などでプロの料理人が愛用しているので、使うだけでステータスを感じられる。とりわけ「大矢製作所 純銅おろし金」はプロから定評がある。
・一生ものにできる(繰り返し修理に出せる)。
※補足:銅製おろし金の「本目立て」の切れ味が悪くなったと感じたら、目立て直し(有料)に出すことが可能。
<デメリット>
・おろし金商品としてはやや高い価格。
・汚れが付いたまま放置したり、つけおき洗いしたりすると、緑青(サビ)が発生してしまうことがある。
・やや重い。
・刃が鋭いので、手があたると怪我してしまう場合がある。
(洗うときに目詰まりの洗浄で、注意が必要。洗い物スポンジもすぐ痛みやすい)
*画像/大矢製作所「純銅おろし金 両面」
❷「ステンレス製」のおろし金
☑ 銅製おろし金のように、サビてしまう心配がない。
☑ 銅製おろし金よりは安い。
☑ 銅製おろし金のように、目立て直しに出すことはできない。
☑ ステンレス製おろし金はやや光沢があり、銅製おろし金のように経年美を楽しみづらい。
❸「樹脂製」のおろし金(主にプラスチック)
<メリット>
・刃があたっても手を切らないので、金属製より安全。
・価格が安い。100均でも扱っており、お試し用として気軽に購入できる。
・おろし金とスライサー一体型の2way商品もあり、一人暮らしの方にとって便利。
・樹脂製なので、陶器のボウルを入れ物として使っても、入れ物を傷つけない
・錆びない。
<デメリット>
・刃が鋭くないので、切れ味がやや弱い。
・強い力で使い続けると、刃がすり減ってくる。
❹「アルミ製」のおろし金
キッチンにあると、昭和レトロな雰囲気を演出してくれますよ。
<メリット>
・とても軽量。収納がしやすい。
・銅やステンレスほど刃が鋭くないので安全に使いやすい。
・銅やステンレスほど目詰まりしづらい(洗浄がややラク)
・たいてい1000円以内で買えるほど安価。
・昭和っぽい趣で、レトロかわいい。
・たいてい粗目と細目、両方施されているの2way使いができる(商品による)
・価格が安い。
<デメリット>
・軽量すぎて安定感がない。
・切れ味はやや弱い。
*画像/松野屋「アルマイト板おろし金」
❺「セラミック製」のおろし金
❻ 鬼おろし
※ステンレス製刃を付けた鬼おろし商品もあります
*画像/松田美智子の自在道具「うばざくら鬼おろし」
✔「おろし金の選び方」のまとめ
シャープな切れ味を持つ『本目立て』を施したおろし金がおすすめ。
あるいは、『ステンレス製の特殊加工の刃』を施したおろし金。
☑ 「扱いやすい」を重視する方は…
材質はさておき、形は安定感のある『箱型(ボックス型)』にするとよいでしょう。
あるいは置き型の『セラミック製』のおろし金がおすすめ。
☑ 「手を切らない(安全性)」「洗いやすい」を重視する方は…
『セラミック製』『樹脂製』のおろし金がおすすめ。
※洗いやすい=洗い物スポンジがすぐボロボロになることを防げます。
※あるいは食材を持つ手を守る、別売りの「指ガード」や「プロテクター」を購入するのも一つの手。
☑ 「安くて使える」コスパを重視する方は…
『ステンレス製』『樹脂製』のおろし金がおすすめ。
☑ 「おしゃれなデザイン」を重視する方は…
経年美を楽しめる『銅製』、あるいはレトロ感のある『アルミ製』のおろし金がおすすめ。
ステンレスのキッチンツールで揃えている方は、もちろん『ステンレス製』のおろし金が、見た目的には素敵です。
吊り下げるなら、ナチュラルな竹素材が美しい『鬼おろし』も一押しです。
《おすすめ27選》大根/薬味/チーズ用まで、優秀なおろし金を紹介
ここからは口コミで満足度が高い、「おろし金」のおすすめ商品をご紹介します。下記の順でお届けします。ぜひ参考にしていてください。
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<大根おろし>
大矢製作所 ☆
ツボエ ★☆
FDスタイル
(製造元:プリンス工業㈱)★
和田商店
無印良品
栗原はるみ
(共同企画:㈱ヨシカワ/製造:新潟・三条市)★
下村工業 ★
貝印 KAI
KEYUCA
京セラ
松野屋
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<薬味(生姜、ニンニク、わさびなど)>
大矢製作所 ☆
工房アイザワ ★
無印良品
家事問屋 ★
オークス ★
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<わさび専用>
伊豆のわさび屋 山本食品
ワールドヴィジョン
ツボエ ★
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<チーズ>
マイクロプレイン
ツヴィリングJ.A.ヘンケルス
飯田屋
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☆は、おろし金専門の企業。
★は、職人が集まる“金物の町”新潟県・燕三条で製造のおろし金。
燕三条のものづくりは定評があり、ランクインする傾向にあります。
≫≫「大根おろし」が美味しくすりおろせる人気メーカー10選
【人気メーカー①】大矢製作所
定番人気商品は、羽子板型の純銅製おろし金。料理好きや本物志向の方の知る人ぞ知る商品でしたが、バラエティ番組「マツコの知らない世界」で取り上げられたことを機に、これまで以上に注目度が上昇中です。
大矢製作所|銅おろし金 両面 4番
【刃の目】本目立て
【かたち】羽子板型
【使える面】両面
・表面(粗目)…大根、にんじん、玉ねぎ、山芋、りんごなど
・裏面(細目)…生姜、わさび、にんにく、柚子など
※日本製
<サイズ選びについて>
ファミリー向けサイズは、3、4、5番がおすすめ。
一人用サイズは、6番がおすすめ。
2番以上はまさしくビッグサイズです。
*1:約幅12.5×高さ22cm
*2:「両面」というのは、両面(2つの面)がすりおろせる仕様になっているということ。もちろん両面の刃は、職人の手作業による「本目立て」です。
【人気メーカー②】ツボエ(TSUBOE)
“職人の手作業”のイメージが強い「目立て」ですが、その技術を再現できるマシンを自社開発。最新のNCマシンを導入し、ひと目ずつ鋭利な「本目立て」を施しています。多種多様なおろし金の製品化に成功しています。
ツボエ|極上おろし金 箱 -hako- 18-0ステンレス
【かたち】箱型
※日本製(燕三条)
強度の高いステンレス製で、力を入れやすい箱型の「極上おろし金 箱 -hako-」。おろし金、水切りざる、容器、シリコン蓋がセットになった商品です。
2020年のGood Design賞にも選出されており、受賞も納得の美しさですね。
ツボエ|スーパーハイカット ステンレス製おろし金 4号(両目立)
【かたち】羽子板型
※日本製(燕三条)
ツボエの目立ての技術を堪能できるステンレス製おろし金として、こちらの羽子板型も、オススメです。実はプロの料理人用に開発された業務用。家庭用サイズとしては、4号あたりが調度よいと言えるでしょう。
先述のとおり、職人の手作業ではなく最新のNCマシンによって施された「本目立て」です。表面(粗目)と裏面(細目)を使える両面仕様ですが、2,300円(2021年9月10日時点のAmazon価格)という抑えた価格を実現しており、口コミも高評価。
大根おろしの味わいが、きっと変わりますよ。
表面の粗目はこちら。
表面の細目はこちら。ニンニクやショウガ、柚子やレモンの皮をすりおろせます。
【人気メーカー③】FDスタイル
FDスタイル|オロシ
【かたち】板型
※日本製
製造元:プリンス工業株式会社(燕三条)
【人気メーカー④】和田商店
和田商店|プロおろしV 水切り付
【かたち】箱型
※日本製
ロングセラー商品となっている、和田商店の「プロおろしV」。
ご覧のとおり、おろし面が湾曲になっている仕様。すりはじめは角度がきつく、だんだん緩やかになっていきます。食材の断面を斜めにキャッチできるため、摩擦を抑えつつ、楽にすりおろすことができます。
おろし面(刃)は18-8ステンレスで、切れ味抜群。大根、ニンジンはもちろん、しょうが、トマト、リンゴ、フランスパン、さらにはチーズ、ゆで卵まで!あらゆる食材に使えることも大きな魅力。
【人気メーカー➄】無印良品
無印良品|シリコーン おろし器
【外側の材質】シリコーンゴム
【かたち】羽子板型
※中国製
無印良品では、「シリコーン製キッチンツール」をシリーズ展開しており、このおろし器は、そのひとつです。シルバーのステンレス刃と、黒いシリコンが織りなすアイテムで、モノトーンのように見えてかっこいいですね。吊るす収納にも対応しています。
肝心の使い勝手ですが、ステンレス刃を囲んでいるシリコン素材がポイント。手にフィットしやすく滑らない素材なので、このように(画像)ボウルの上に置いたとき、しっかり固定しやすいんです。
990円(税込)というお値段も良心的。見た目も機能性も価格もよく、コスパ的に満足できるおろし器です。
【人気メーカー⑥】下村工業
下村工業|プログレード やさしいおろし器
【かたち】箱型
※日本製(燕三条)
プロの調理道具の切れ味や機能性、そして使いやすさを追求した「プログレード」シリーズのひとつ、「プログレード やさしいおろし器」。
大きな魅力は、2つ。まず1つは、あまり力を入れずに使いこなせるようになっていること。容器は傾斜しており、ハンドル部分も丸みがあって持ちやすくなっています。
もう1つは、2種類のすりおろしを作れること。円を描くように擦ると細かく、縦に下ろすように擦ると粗目になります。
食材の繊維が硬そうなときは細かい仕上がりにしたり、使い分けられるのが便利。1台で2種の食感を楽しんでみてはいがでしょう。
下村工業|味わい食房 アルミオロシ器
【かたち】板
※日本製
これぞ昔ながらのおろし金!という印象の、アルミ製おろし金。
キッチン収納のスキマに、すっとおさまりそうですね。軽いので、ほかの調理器具とあたっても傷をつける心配もないです◎
機能面でも実は優秀です。上の部分は、生姜などを擦るときに便利な「細目」。そのほかは、万能な「粗目」です。
2wayで使えて軽量なので、アウトドアでも気軽に持っていけそうですね。
【人気メーカー⑦】貝印 KAI
貝印 KAI|おろし専科
【かたち】箱型
※日本製
Amazonの売れ筋ランキングでも安定の存在感。貝印のロングセラー商品、「おろし専科」をピックアップ。その名のとおり、大根おろし専用のおろし金です。
おろし面が湾曲しており、すくない抵抗でスムーズにすり下ろせるようになっています。
樹脂製の刃なので、刃に手があたっても怪我せず、安全に使いやすいのも嬉しいポイント。容器付きなので、安定感も抜群。子供や高齢者の方も扱いやすいですよ。
水切り穴が付いていて、そのまま水を捨てられる仕様になっています。一気に多くの大根おろしを用意できるので、ファミリー用としてもおすすめです。
【人気メーカー⑧】KEYUCA(ケユカ)
KEYUCA|スリムグレーター
【かたち】箱型
※中国製
ひとつ上でご紹介した「おろし専科」と同様、樹脂製で、水切り口付きのおろし金です。デザイン的な美しさにこだわりたい方には、こちらの「スリムグレーター」をおすすめします。
KEYUCAならではのすっきりとしたシンプルデザインが大きな魅力。収納しやすく、容器の下にはシリコンのすべり止め付き。擦り心地も良いそうですよ。
プラスチックですがチープに見えず、ナチュラル感のあるキッチンにもすっと馴染みそうです。
【人気メーカー⑨】京セラ
京セラ|セラミックおろし器 CD-18
【かたち】皿型
※日本製
セラミックならではの質感と、無駄のないシンプルな機能美が光る「セラミックおろし器」。金属臭やにおい移りがないので、衛生的に使い続けたいという方に一押しです。
ご覧のとおり、刃が特殊な配列になっており、効率よくすりおろせるようになっています。
セラミック刃は硬いうえに摩耗を抑えられるという特徴があります。刃は円すい型になっており、ふんわりとすりおろすことができます。
【人気メーカー⑩】松野屋
松野屋| 竹鬼おろし
※日本製(大分県)
幅:28.7cm / 奥行:8.3cm / 高さ:4cm
竹の刃が鬼の歯のように見えることから名づけられた「竹鬼おろし」。竹は熱伝導率が低いため、おろしている食材が熱くならず素材の風味を損ないにくい特徴があります。
粗くおろすため繊維が壊れず、ふんわりとしつつも歯ごたえの良い大根おろしを作ることができます。
≫≫「薬味(にんにく・生姜・わさび・柚子)」に合うミニおろし金
大矢製作所製|純銅製 卓上おろし金 薬味用
【かたち】羽子板型
※日本製
約9.2×5.8cm
「大根おろし用」のおすすめとしてもご紹介した大矢製作所「製純銅製おろし金」。ふつうサイズは高価ですが、手のひらに収まるミニサイズなら比較的安い価格ですよ。もちろん刃は、職人が手作業で施した本目立てです。
薬味用ですが、もちろん、小さめにカットした大根を擦ることもできます。憧れの「大矢製作所製の純銅おろしを使ってみたい!」という方は、こちらもおすすめです。
大矢製作所|純銅製 卓上おろし金 ツル型
【かたち】皿型
※日本製
工房アイザワ|ステンレス ミニおろし 10cm
【かたち】羽子板型
※日本製(燕三条)
約16×10cm
新潟県燕市に拠点を置く「工房アイザワ」は、大正11年創業。ステンレス製のケトルやミルクパン、ランチボックスなど、多くのヒット商品を手掛けています。
「ミニおろし器」もまたしかり。刃が鋭く、ステンレス製の薬味用おろし金としては、高い評価を得ています。
大矢製作所製の薬味用おろし金も素敵ですが、ステンレス製のほうがリーズナブル。重視するポイントを定めて比較検討しましょう。
無印良品|ステンレス おろし金
【かたち】羽子板型
※日本製
約幅8.5×奥行11cm
無印良品「ステンレス製おろし金」は、安定の評価を得ている商品。手のひらにおさまるか、おさまらないかくらいの大きさです。
ご覧のとおり、刻印もない、ふりきっているシンプルデザイン。「無印良品週間」やポイントを活用すれば、もう少しお得に購入できます。
家事問屋|薬味おろし
【かたち】皿型
※日本製(燕三条)
ステンレスの美しいキッチン用品が揃う「家事問屋」が販売している「薬味おろし」をご紹介。
ちなみに「家事問屋」は、下村企販が手がけるブランド。下村企販は、上の章で『大根おろしにおすすめのおろし金』としてご紹介した「下村工業」の関連会社です。新潟。燕三条製の質の高い製品で定評があります。
「薬味おろし」はお皿のようなフォルム。片手の手のひらのうえで安定して支えることができます。力を入れて擦りやすいですよ。
汁が出る食材にも活用でき、また、液体調味料の受け皿としても使えますね。
刃の配列が特殊な配列になっており、円を描くように食材をあてていくと、効率よくすりおろすことができます。シンプルですが優秀な逸品ですよ。
オークス|UCHICOOK(ウチクック)おろしスプーン
【かたち】スプーン型
※日本製(燕三条)
≫≫「ワサビのすりおろし専用」のおろし金
伊豆のわさび屋 山本食品|本わさび専用おろし板「鋼鮫」
【かたち】羽子板型
※日本製
“本わさび”のおろし金といえば、まず圧倒的な知名度を誇るのが、「本わさび専用おろし板 鋼鮫(はがねざめ)」。
明治38年創業、「伊豆のわさび屋 山本食品」が手掛けているもので、2018年度グットデザイン賞を受賞した、機能性だけでなく、デザイン的にも優れた逸品です。
わさびを美味しくするポイントは、わさびの辛味、風味の成分「アリルからし油(アリルイソチオシアネート)」を最大限引き出すこと。研究を重ね、数百種類の試作を経た結果、「わさび」という文字を配したおろし面が最も優れていたそうです。
そんな作り手の努力の結晶でもある「鋼鮫」。会話のタネにもなり、我が家の愛用品としてぴったりです。
ワールドヴィジョン|鮫皮おろし 長次郎(大)
【本体】天然木
【かたち】羽子板型
※日本製
エイ皮を使用した「長次郎 鮫皮おろし」 もまた、本わさび用として名高いおろし金です。生わさびの細胞を細かく破壊し、風味豊かな仕上がりに。
品があり、おもてなしの席にも合いますね。
ツボエ|ステンレス わさびおろし サメ吉(小)
【かたち】羽子板型
※日本製(燕三条)
お手頃価格で口コミでも評価が高いのが、ツボエの「サメ吉」。ステンレス製のわさびおろしです。
“鮫肌風”に小さな刃をギザギザに配列しており、クリーム状の仕上がりに。金属おろし金の専門メーカーならではの、優れた金属加工技術が発揮されているわさびおろしです。
≫≫「チーズのすりおろし」に合うおろし金
Microplane(マイクロプレイン)|ゼスターグレーター おろし器
「チーズのおろし金」として一押ししたい商品は、大工道具の専門メーカーとして1990年に創業の、Microplane(マイクロプレイン)製の「ゼスターグレーター」。Amazonのおろし器売れ筋ランキングでずっと上位に君臨している商品です。
「料理研究家リュウジのバズレシピ」でお馴染みのYouTuberであり、料理研究家のリュウジ先生がオススメされたことで、一気に話題になりました。
Zwilling J.A. Henckels(ツヴィリングJ.A.ヘンケルス)|チーズグレーター 260mm
双子マークの包丁でお馴染み。ドイツの刃物メーカー「ツヴィリング」のチーズグレーターをご紹介。
気品を感じさせる美しい佇まい。おろし面は幅のあるので、安定させながら細かな粉チーズをつくることができます。
飯田屋|エバーおろし ※薬味おろしにも使えます
3つめは、浅草・かっぱ橋道具街の料理道具専門店「飯田屋」の「エバーおろし」をピックアップ。
開発にあたり、世界中の300種類を超えるおろし金を使い比べ、究極のふわふわ食感を生み出す「エバーおろし」へとたどり着いたそうです。
あまり力を入れず、撫でるようにしてすりおろすことができますよ。
チーズ専用商品ではないため、ハードチーズのほか、にんにくやレモンの皮、にんじんのすりおろしにも使えます。
【併せて確認】おろし金の目詰まりを落とす「スクレーパー」3選
和平フレイズ|おろし金スクレーパー
リーズナブルで日常使いしやすいスクレーパーとしておすすめしたいのが、和平フレイズの「おろし金スクレーパー」。
「和平フレイズ」といえば新潟・燕三条の企業であり、フライパンなどの調理用品でお馴染み。おろし金も製造していますが、このような竹のスクレーパーも扱っていますよ。
松野屋|おろし金スクレーパー
鬼おろしや、アルマイトおろし金も手掛けている「松野屋」。おろし金スクレーパーは、鹿児島の竹で作ったもので、しなやかで、コシがありますよ。
ヨシカワ|EAトCO(イイトコ)グレーターブラシ 18-8ステンレス
「大根おろし用」として取り上げた栗原はるみさんのキッチンツールを扱う会社、株式会社ヨシカワが展開するブランド「EAトCO(イイトコ)」。こちらも燕三条での製造です。
そのなかの1つである、「グレーターブラシ」をおすすめ。珍しい、ステンレス製です。鋭利な刃の金属製おろし金の場合、竹製のスクレーパーがすぐ傷んでしまうということも。
このようなグレーターブラシを使うのも一つの手。ステンレスなので錆びることもなく、竹製よりもメンテナンスが楽です。
▼現在売れている「おろし器・おろし金」ランキングはこちら
キナリノ - 「おろし金」関連記事
おしまいに
知れば知るほど奥深い「おろし金」。金属加工を得意とするメーカーのおろし金商品が高評価ということもあり、選ぶ際には、見た目だけでなく、独自技術やこだわりがいかに反映されているかということも、注目したいポイント。背景にある作り手のストーリーを知ると、より愛着が沸きますよね。
※「おろし金」を扱っていますので、ぜひ覗いてみてください。
■金属製のとても鋭い刃
金属製の鋭利な刃がついたおろし金は、野菜・果物の繊維が水分を含んだ状態のまま、切るようにすりおろすことができます。そのため、水っぽさが少ない、ふわふわした仕上がりに。