今の「ナチュラルファッション」のアイコン的存在のkazumiさん。モデルとして雑誌や広告での活躍はもちろん、私服のコーディネートも絶大な支持を得ています。センスを活かして様々なブランドとコラボレーションアイテムも数多く作るkazumiさんのおしゃれは、どうやって作られたのでしょうか。
おしゃれのルーツ
女性らしいけど甘過ぎない、絶妙なバランスのおしゃれが人気のkazumiさん。
そんな彼女は、子どもの頃から洋服が大好きだったそうです。
そんな彼女は、子どもの頃から洋服が大好きだったそうです。
「子どもの頃から洋服が好き。一人っ子だったのもあるのか一人遊びが得意で、洋服の絵を描いたり、人形に着せ替えしたりするのが大好きでした。幼稚園の文集にも、将来の夢は洋服屋さん!と書いていたみたいです。」
絵を描くほどの根っからの“おしゃれ好き”。でも、本格的に目覚めたのは意外と遅かったようです。
「中学の終わり頃からファッション雑誌を読むようになって、『Seventeen』『non-no』『MORE』を読んできました。本格的におしゃれに目覚めたのは、多分大学生になってからです。その頃憧れていたのが、梨花さん。雑誌で見た梨花さんに魅了され、着用されていた服をアルバイト代を貯めて買いに行ったこともあります。」
まわりの友達の影響でファッション雑誌を読みはじめ、重ねてきたおしゃれの遍歴。
当時は女性らしいコンサバファッションの全盛期だったのも影響し、ナチュラルファッションとは全く縁がなかったそう。
それが変化したきっかけは、モデルの仕事でした。
「大学時代に憧れて始めたモデルの仕事でしたが、今まで見てきた雑誌のようなテイストはうまくはまらなくて、上京してからは自分のカラーが見つからずさまよっていました。そんな時、ナチュラルファッションの仕事をいただくようになり、ナチュラルな服の着心地の良さや飾らない魅力を知ってからは"こっちのほうが似合うんじゃない?"と思うようになりました。」
まわりの友達の影響でファッション雑誌を読みはじめ、重ねてきたおしゃれの遍歴。
当時は女性らしいコンサバファッションの全盛期だったのも影響し、ナチュラルファッションとは全く縁がなかったそう。
それが変化したきっかけは、モデルの仕事でした。
「大学時代に憧れて始めたモデルの仕事でしたが、今まで見てきた雑誌のようなテイストはうまくはまらなくて、上京してからは自分のカラーが見つからずさまよっていました。そんな時、ナチュラルファッションの仕事をいただくようになり、ナチュラルな服の着心地の良さや飾らない魅力を知ってからは"こっちのほうが似合うんじゃない?"と思うようになりました。」
モデルの仕事を通して目覚めたナチュラルファッション。初めの頃は"似合うね"と言われた洋服を買って、着てみたそうです。
そうして出会った着心地の良いリネン素材やきれいな色が、kazumiさんのワードローブにどんどん増えていきました。
そうして出会った着心地の良いリネン素材やきれいな色が、kazumiさんのワードローブにどんどん増えていきました。
定番アイテム
夏のナチュラルファッションに欠かせないかごバッグも、ずっと好きなものだそう。
「かごバッグも、今までのおしゃれの変化に関わらずに好きで、夏から9月半ばくらいまではほぼ毎日持っているかもしれません。毎年買い足して、今は十数個持っています。今年はとくに丸いフォルムのものがお気に入りです。」
「オールシーズンの私の定番、『que(キュー)』のシューズ。買い足しに買い足して5足あります。とっても軽くてどこまでも歩ける気がします。」
店舗を持たず、イベントへの出店や販売会などでのみ買えるブランド『que(キュー)』。
試着して自分に合った靴を履いてほしいから通販もしない、というスタイルを貫いているところにも魅力を感じているそうです。
試着して自分に合った靴を履いてほしいから通販もしない、というスタイルを貫いているところにも魅力を感じているそうです。
雑誌だけでなく、最近はSNSで情報収集することも多いkazumiさん。このブランドを知ったのも、Instagramがきっかけでした。
「Instagramの投稿を見て、かわいいなと思ったのがきっかけです。初めは赤坂蚤の市に行ってみて、実際に履いたらすごく履きやすい!と思って。値段もリーズナブルなので買い足していっています。」
「Instagramの投稿を見て、かわいいなと思ったのがきっかけです。初めは赤坂蚤の市に行ってみて、実際に履いたらすごく履きやすい!と思って。値段もリーズナブルなので買い足していっています。」
ずっと変わらず好きなもの
ファッションコーディネートアプリ『WEAR』で95万人を超えるフォロワーがいる、kazumiさん。
私服のコーディネートの記録を始めた約5年前は「自分に似合うのは何なのか」、「年相応の服を着るべきなのか」、迷いの多い時期でした。
私服のコーディネートの記録を始めた約5年前は「自分に似合うのは何なのか」、「年相応の服を着るべきなのか」、迷いの多い時期でした。
『WEAR』をさかのぼって見てみると、kazumiさんのおしゃれが変化していく過程が見えました。
しかし、その頃から変わらずに好きなものもあるようです。
「ナチュラルファッションも大好きだけど、ちょっとスポーティな感じの格好もずっと好き。ニット帽やキャップ、リュック、スニーカーを合わせるのも好きです。一方で、おでかけの時はきれいめな格好をすることもあります。」
今まで色々な雑誌を読み、少しずつ変化したkazumiさんのおしゃれ。そんな中でも、変わらない軸があります。
「読んでいた雑誌のテイストが真似しやすいファッション雑誌だったことを思い返すと、昔から“リアルクローズ”が好きなのかも、と思います。」
しかし、その頃から変わらずに好きなものもあるようです。
「ナチュラルファッションも大好きだけど、ちょっとスポーティな感じの格好もずっと好き。ニット帽やキャップ、リュック、スニーカーを合わせるのも好きです。一方で、おでかけの時はきれいめな格好をすることもあります。」
今まで色々な雑誌を読み、少しずつ変化したkazumiさんのおしゃれ。そんな中でも、変わらない軸があります。
「読んでいた雑誌のテイストが真似しやすいファッション雑誌だったことを思い返すと、昔から“リアルクローズ”が好きなのかも、と思います。」
モード系や古着など、個性的なおしゃれはあまり通ってこなかったというkazumiさん。
「こういう取材でファッションについて聞かれたときに、全く気の利いたことを言えない!(笑)」
と謙遜していましたが、“リアルクローズ”の感覚が普段のおしゃれと仕事の両方で活かされていることがわかってきました。
後編では、今の気分の私服コーディネートや、とっておきアイテムを紹介します!
どうぞお楽しみに。
(取材・文/金美里)
「こういう取材でファッションについて聞かれたときに、全く気の利いたことを言えない!(笑)」
と謙遜していましたが、“リアルクローズ”の感覚が普段のおしゃれと仕事の両方で活かされていることがわかってきました。
後編では、今の気分の私服コーディネートや、とっておきアイテムを紹介します!
どうぞお楽しみに。
(取材・文/金美里)
kazumi(モデル)
奈良県出身。雑誌『リンネル』や、ライオン『バファリン』のCM出演など、様々な広告・雑誌でモデルとして活躍。Instagram等のSNSを通じて発信する私服や暮らしぶりも人気を集める。数多くのファッションブランドと作るコラボアイテムも好評。
kazumiさんのInstagrem
kazumiさんの WEAR
後編はこちら >>
「将来の夢は洋服屋さん!」と言っていた頃の絵と写真を持ってきていただきました。