トラッドスタイルとは?
トラッドとは、”伝統的な”を意味する”Traditional”から生まれたファッション用語です。英国紳士の装いがルーツになったものと、アメリカの名門大学に通う男子学生の着こなしが元になったもの、大きく2つに分けられます。それらの共通点は、質が良く、きちんと感があって機能的であること。ジャケットやシャツ、スラックスにローファーなど、クラシックで上品なアイテム使いがポイントです。
なぜトラッドスタイルがおすすめ?
往年のメンズファッションが元になったトラッドスタイルは、白やブラウン、ネイビーなど、落ち着いた色合いのものが多いため、大人も取り入れやすいのが特徴。カジュアルな中に品の良さと、ベーシックな中に個性を備えているから、簡単におしゃれのレベルアップが図れますよ。レトロ感が素敵な15アイテムの魅力を掘り下げ、着こなしのコツを指南します。
羽織るだけでさまになる「ステンカラーコート」
上品なイメージの「ツイードコート」
きちんと見えする「マッキントッシュのウールコート」
ヴィンテージライクな「ウールジャケット」
知的な表情の「オックスフォードシャツ」
1枚で着映えする「アランニット」
今季らしい「ショート丈カーディガン」
スポーティーな印象の「ポロニット」
レトロな「フレッドペリーのスウェット」
オンにも最適な「センタープレスパンツ」
重厚感が叶う「レザーローファー」
インパクトを放つ「フラップショルダーバッグ」
装いを引き締める「上質なレザーベルト」
トラッドなアイテムを活用して、カジュアルスタイルを格上げ
知的で洒脱なメンズからヒントを得た、トラッドスタイルはいかがでしたか? アイテム自体はどれもベーシックなのに、なつかしい趣がほんのりと香り、適度な個性が叶うところがおすすめしたい理由です。ぜひアイテム選びの基準とコーディネートのアイデアを参考にしてみてくださいね。
この記事の執筆者
ライター
名和里穂
ファッション誌編集部に在籍したのち、2020年よりフリーの編集・ライターとして活動。女性誌を中心に、ファッションのほか、美容やヘルスケアなどの記事を多く担当。国内旅行、アート、器、パンが好き。
身体を包み込むオーバーサイズのAラインが、コーディネートにこなれ感を演出。ハリのある生地と、余計な装飾を排除したデザインにハンサムな魅力が香り立ちます。このルーズなシルエットを保ち、全体を重たい印象に仕上げるのがスタイリングのコツ。足元はスニーカーやローファーなど、ヒールなしのアイテムでコートのボリューム感を引き立てましょう。