日本人のデザイナーが、日本の伝統技術や感性を詰め込み、できるだけ日本の素材を使って、日本国内でひとつひとつこだわって制作する。日本のものづくり、「日本製」のクオリティは、世界に誇ることができる宝物です。今回はそんなこだわりと誇りを持った“ジャパンメイド”のアパレル・ジュエリー・シューズブランドを厳選してご紹介します。2017年12月03日作成
「orSlow(オアスロウ)」は、企画・パターン・サンプルの縫製まで、すべて自社のアトリエで行なっているファッションブランドです。アトリエには、デニムの量産工場と同じ16種類もの工業用ミシンが揃っており、デザイナーが手作業でサンプルを縫製しているそう。
19~20世紀に誕生した、ワーク・ミリタリーウェアは今もなお根強い人気のあるアイテムですね。それらの「永遠の定番服」を、orSlowのフィルターを通して「originalityのある服」にデザイン。「手から生み出されるぬくもり」を大切に、ゆっくりと、細かいところまでクオリティにこだわりを持って作られています。
ノーカラーロングワークシャツは、ハリ感のあるコットン素材に、長めのスリットが入っていて、すらっと着こなせるアイテムですね。羽織りものとして活用しても◎です。
こちらは「Vintage Fit アーミートラウザー」。US ARMYのパンツをベースにデザインされています。アーミーテイストですが、ゆったりワイドなつくりなので、女性らしいアイテムとの相性もぴったりです。
「HATSKI(ハツキ)」はデニムを中心としたファッションブランド。やわらかいデニムの素材で、職人さんの手で丁寧に縫製されたデニムアイテムをリリースしています。
『インディゴブルーの青々した空や透き通った海のような自然の色彩を彷彿させる8月』がテーマ。ここちよい、あたりまえの「ふだんぎ」をコンセプトに、2016年にスタートしたブランドです。
「 2Pocket Denim Jacket」は、絶妙な丈感でいろんなコーディネートができそうなデニムジャケット。着ていてストレスを感じないよう柔らかくするために、しっかりと目を詰まらせて編み込まれているのだそう。デニムの風合いの変化を長く楽しめるアイテムです。
「Loose Tapered Denim」は、隠しリベットや丸みのあるベルトループ、糸番手などなど、HATSUKIのこだわりがたっぷり詰まった5ポケットのデニム。フロントはオリジナルボタンフライになっています。股上がたっぷりとしていてゆったりとした、テーパードパンツのようなシルエット。カジュアルだけでなく、きれいめスタイルにも大活躍です。
「自然な大人の日常服」、ディテールにこだわった上質なベーシックウェアを展開する「YAECA(ヤエカ)」。2002年、服部哲弘氏と井出恭子氏のユニットでスタートしたファッションブランドです。
YAECAには、『八重日』…「日々重ねて着てもらえる服作りがしたい」というデザイナーの想いが詰まっています。まるで日用品のように、日々の暮らしにすっとなじむシンプルなアイテム。だからこそ、長く飽きることなく愛用し続けるファンが多いブランドです。
「WRITE ベルトパンツ」は程よくハリ感のあるコットンリネンでできています。一見ふつうのワイドパンツのようですが、ウエストベルトによって後ろにタックが生まれるという、後ろ側が特にかわいいデザインになっています。
「コンフォートスタンダードシャツ」は、まさにベーシックなデザインで長く着続けられる定番シャツ。スナップボタンがかわいらしいアクセントとなっていますね。クローゼットに一枚は持っておきたい良質なシャツです♪
デザイナー・山口英司氏が手がけるブランド「トフ(toHu)」。軽くやわらかい素材で、洗練された女性的なシルエットの美しさが特徴のファッションブランドです。
アイテムひとつひとつが、ハンドメイドで立体裁断された型紙製作でつくられています。素材も日本のものにできるだけこだわっており、尾州の毛織物・遠州の綿織物などが主に使用されています。
「ベルベット切替エプロンスカート」は、前はプーピマコットンのベルベット生地、後ろはウール素材と、前後で異なる生地が使われています。ウエストのリボンを結ぶと本当にエプロンみたいで、大人ならではの上質で楽しいデザインです♪
つややかな光沢感が上質感のあるサテン生地でつくられた「逆スタンドカラーサテンワンピース」。ウエストのリボン紐を、きゅっと結べばふんわり、ゆるく結べばすとんと、気分やシーンに合わせてシルエットの変化を楽しめますね。
デザイナーの日高久代氏・パターンカッターの宮原秀晃氏が手がけるブランド「Scye(サイ)」。そのブランド名は、袖ぐり・鎌を意味するテーラー用語だそう。糸と素材を作り、縫製する、そのほとんどを日本国内でおこなっています。
英国式のテーラリングがベースとなり、クラシカルとモダンを融合したスタイルを提唱、カッティングや内部構造にまでこだわったものづくりをしているブランドです。
「綿シルクブロードギャザーブラウス」は、スキッパー×リボンの首元がアクセント。綿とシルクだけで織られた、光沢のあるブロード生地が上品。カジュアルにもドレッシーにも、いろんなコーデが楽しめそう。
「TCウェザーパラフィンダスターコート」は、ゆったりした作りだけれど、すっきりスタイリッシュなスタイル。大きな襟、袖裏・ポケット裏に使われているコーデュロイ素材、経年変化も楽しめるパラフィン加工など、たくさんのこだわりが詰まった一枚です。
デザイナーは斎藤龍也氏と、妻のあい氏、ご夫婦で手がけているブランド「susuri(ススリ)」。メンズのパターンを引き、そこからレディースを制作するというユニークな工程で、ジェンダーを感じさせない、不思議な存在感のあるアイテムが生まれます。
デザインや工程、そして素材にも丁寧にたっぷりとこだわりが。江戸時代から続く染色工場で職人さんの手で染色をほどこしてもらうなど、生地やデザインに合わせて、日本国内いろんな工場にて、染色や縫製を行っています。
こちらの「ボア―パンツ」は、なんとイノシシのイメージで生まれたパンツ。股下はふんわりゆったり、そして足首に向けてしゅっと細くなっていきます。タックやポケットなどの綿密なデザインで、スタイリッシュな仕上がりです。
「ドナーワンピース」は、病院着からイメージがふくらんでいったもの。「ややゆったり」という絶妙なこだわりがポイントです。エレガンスにもクラシカルにも、羽織りにしてパンツと合わせればメンズライクにも着こなせます。
「鎖」を意味するスワヒリ語「silisili」をブランド名の由来に持つ「SIRI SIRI(シリシリ)」。既成概念にとらわれず、意外性のあるマテリアルを取り入れ、コンテンポラリーな作品を発信するジュエリーブランドです。
江戸切子や網代編みなど、日本に古くからある伝統的な工芸技術や美意識をベースとしています。その繊細な技術を取り入れているため、洗練した職人さんの手でひとつひとつ制作されています。
こちらは「Necklace SCRAPER」、耐熱ガラスのネックレスです。デザイナーと職人さんが共に話し合ってできたカッティング、かすれによって光具合が変わるニュアンスなど、こだわりがぎっしり詰まっています。
繊細につくられた六角形がモチーフのこちらは「Pierce LINE HEXAGON」、ヘキサゴン型ゴールドピアスです。華奢だけれど、耳元に飾ると存在感のあるアクセサリーです。
ジュエリーブランド「noguchi(ノグチ)」のコンセプトは「女性がいつでも気軽に見に付けていられるもの、気負わずに長く身に付けて行かれるもの」。アクセサリーも服の一部だという考えのもと、普段使いにも、おでかけの装いにも使えるデザインのジュエリーが揃っています。
石の個性や風合いを重視し、職人さんの手作業でひとつひとつ制作されています。シンプルだからこそ長く愛用できる、上質なジュエリーばかりです。
「フラワーゴールドピアス」は、ホワイトゴールド・イエローゴールドの2色展開。シンプルで上品なお花モチーフなので、かわいすぎることがなく、大人のジュエリーにぴったり。ほんのりアンティークな感じで、すぐに普段使いのアクセサリーに溶け込みそうですね。
「ファインゴールドリング」は、noguchiのクオリティの高さがよくわかる、非常に繊細に作られた極細のリングです。ほそーいリングなのですが、ちゃんと側面に「noguchi」の刻印も入っています。ぽこぽこ、ガタガタとしたディテールが、かわいくもあり、無骨でもある絶妙なリングです。
「AUTHENTIC SHOE&Co.」を手がけるデザイナー・竹ヶ原敏之介氏のレディースラインが「BEAUTIFUL SHOES(ビューティフルシューズ)」です。
2010年にスタートしたこちらのブランドでは、女性の足をより美しく見せることを追求。デザインやディテール、日本女性の足に合う履きやすさなどにこだわりを持って制作されています。
「BS-MOC」は、モックタイプのスリッポン。アッパーにイタリア製のしなやかなレザーが、靴の内側はあたたかいフェイクファーが使われています。ほどよくまあるいフォルムで、かわいくもスタイリッシュにもコーデできるスリッポンですね。
こちらは「SERVISCEMAN SHOES」、エナメルブラックというカラーです。日本人女性の足に合うよう、様々な工夫が施されており、この洗練されたスタイルのままずっと長く履き続けることができますよ。
デザイナー・大津亜由美氏が手掛ける「_Fot(フォート)」は、日本生産による木をモチーフとしたブランド。シューズだけでなく、バッグやアクセサリーも展開しています。
シューズのヒール部分を木製にしたり、バッグの底に木を取り入れたり…ユニークながらクリーンな印象を持つアイテムたちは、家具を専門とする職人が高い技術を注いで作成しているものばかりです。
「レザーアッパー ウッドソールサボ」は、レザーのアッパーにメープルの木のヒールが合わさったサボ。家具のような頑丈な木のヒールに、やわらかな曲線のフォルムが合わさった、存在感のある一足です。
こちらは「ウッドスクエアヒール レザーパンプス」。ナチュラルなパンプスに、そっと四角い木のヒールがついているのがかわいいですよね。アッパーは牛革、裏地には馬革など、パーツによって異なる素材が用いられています。
独創的なデザイン、日本各地の素材や製法、職人さんの手作業などにこだわってものづくりをしている“ジャパンメイド”ブランドをご紹介しました。身の回りのものすべてとはいかなくても、ときには丁寧に、高いクオリティで作られたものに触れ、大切に長く使い続けるという暮らしもいいものですよね。
アプリ限定!12星座占い、天気予報と気温に合わせたコーデをお楽しみいただけます
お買いものもキナリノアプリで◎
キナリノアプリ
「これが好き」、「これが心地よい」と感じてもらえるお買いもの体験と情報を。自分らしい暮らしがかなう、お買いものメディア
「orSlow(オアスロウ)」は、企画・パターン・サンプルの縫製まで、すべて自社のアトリエで行なっているファッションブランドです。
アトリエには、デニムの量産工場と同じ16種類もの工業用ミシンが揃っており、デザイナーが手作業でサンプルを縫製しているそう。