防災グッズとして、「あなたに必要なもの」を見極めよう
今回は、そんな状況下で「自分の命を守る為の【防災グッズ】は、何が必要なのか」について考えます。
下の「防災グッズが必要になる状況」を自分の暮らしと重ね合わせてイメージしながら、考えてきましょう。
防災グッズが必要になる状況・・・✓
□ 家を出て、避難所で過ごすとき。
□ 家から離れた場所へ、移動(避難)するとき。 ※家の二階や屋上・車への避難も含む
防災グッズは「一次避難用(非常袋)/二次避難用(防災袋)」を考える
一次避難の袋入りセットとは、被災時に、家から一刻も早く持って出るための「持ち出し用袋」。
二次避難の袋入りセットとは、被災時に、体育館といった避難所で生活するための「防災袋」。
優先順位としては、まず、一次避難用の防災グッズを完璧に備えることが大切です。
防災非常袋は簡易なナップサックないし巾着状の袋であるが、特に被災した際にすぐさま持って避難できるようまとめられたもので、
一般に被災直後から救援活動の始められる1ないし数日間のあいだ被災者の生命を繋ぐものである。
~省略~
なお上に述べたのは被災時にすぐさま持って出る(一次避難)ための「非常袋」であるが、このほかにも収容避難場所など被災した家屋を離れ集団生活をする(二次避難)ために必要な物品を納めた「防災袋」も必要と考えることができる。
一次避難用「キホンの非常袋」の中身を、覗いてみましょう
内容量の目安は、防災グッズ30点くらい
山善がセレクトした、「非常用持ち出し袋」として絶対必要なものは、以下のとおり。
約4000円という手が届きやすい価格帯も、魅力的です。
セット内容1:
リュックサック、
緊急用ホイッスル、
2WAYドライバー、
カッター、
圧縮袋、
予備袋、
筆記用具セット、
歯ブラシ×3本、
綿棒×20本、
マスク×3枚、
携帯トイレ×3個、
45Lポリ袋×3枚、
紙皿×3枚、
プラカップ×5個、
割り箸×5膳セット
内容2:
スプーン・フォークセット、
2WAY懐中電灯、
ラバー手袋、
お薬ケース、
布テープ、
レインポンチョ、
サンダル、
アルミシート、
アルミブランケット、
エア枕、
非常用給水バッグ、
ラップ、
アルミホイル、
ボディタオル、
ティッシュ
防災士が厳選した30種類の防災グッズをセット。袋の素材は火災時の延焼を防ぐ防炎素材を使用し、しっかり中身をガードします。1人用は重量5kgほどと、女性でも持ちやすいのも嬉しいポイント。
その丈夫な袋の中身は・・・快適性に配慮した防災グッズも整っています。拭き取りタイプの水のいらないシャンプーや、エアーまくら、アイマスク、耳栓といった、衛生面や睡眠をサポートするアイテムは心強い味方になります。
1.ソーラー多機能ラジオライト
2.5年保存水(500ml×4本)
3.缶詰ソフトパン(100g×3)
4.5.食品加熱袋・加熱剤
6.非常用簡易トイレ(×3袋)
7.アルミブランケット
8.アルコール除菌ジェル
9.マルチツール
10.エアーまくら
11.12.アイマスク・耳栓
13.スリッパ
14.非常用給水袋
15.水のいらないシャンプー
16.緊急用呼子笛(IDカード付き)
17.レジャーシート
18.軍手
19.20.非常用ローソク・マッチ
21.布ガムテープ
22.レインコート
23.備蓄用カイロ(×2)
24.三角巾
25.乾電池(×4)
26.マスク
27.緊急時連絡シート
28.防災アドバイス
29.30.救急ポーチ・救急セット
リュック兼コロコロが付きローラーバッグが、防災用として登場。キャリーケースのように持ち手をもって移動できます。
視認性の高いVデザインの反射板が付いており、遠くからでも目立つことも大きなポイント。
永谷園製造のレトルト非常食のほか、ラジオ付き多機能自家発電ライト、保温機能のあるアルミシートなどをセット。
この商品の目玉は、このバッグ自体が大型貯水タンクになること。バケツのように使えて、水を漏らしません。貯水容量は28L(走行時23L)です。
水道がストップして、給水へ向かうとき、家から近いところとは限りません。たっぷり入れた水は、非常に重たいからこそ、コロコロ付きのキャリーケースで運べるのはとても便利。バッグの中身は自己流にカスタマイズするとしても、このバッグ自体はとても重宝しますよ。地方に住んでいる車生活の方でも、キャリーなら車まで運びやすいですね。
~「防災グッズ」を個別に確認。必要になる物リスト~
②[重要な情報を書き留める・確認するための物]
③[暗さを照らす物]
④[水を汲みに行くための道具]
⑤[大小様々なサイズのビニール袋]
⑥[生命維持のための『道具』]*主に避難所で使用
⑦[生命維持のための『非常食・保存食』]
①[体を守る・衛生管理などのための物]
聞こえやすく、防犯にもなる「ホイッスル」
人間が聞きとりやすい音を出す
被災して、救援を求めるときに必要なものが「ホイッスル」。
こちらは一見、笛とは思えないおしゃれなデザインですが、聞こえやすい「3200Hz」「4800Hz」の音を出す、実践的な機能性を備えています。
耐久性が高い「軍手」
カッターに触れても切れない生地
静かに使える「アルミ製保温シート」
カサカサ音が出ないアルミブランケットで、人が集まる避難所でも安心
体温が奪われるのを防ぐ「アルミ製保温シート」。100均でもよく見かけますが、人気商品はこちら。
ポケットサイズで軽量なうえ、カサカサ音が出ないアルミ保温シートなんですよ。
老若男女大勢の人が集まる避難所生活において、アルミ保温シートのカサカサ音がストレスになる方が多いそう。それを意識して動かず慎重に・・・というのはストレスになりますよね。
気持ち多めの「非常用トイレ」
30回分あり、10年間保存可能
被災したとしても、避難所などに「簡易トイレがあるのでは?」と思われる方も多いかもしれません。
しかし実際は、簡易トイレがあったとしても、とても長い行列ができてしまって、なかなかトイレに行けない・・ということも多いものです。
「非常用トイレ」はせめて一人あたり5回分くらいでも、絶対必要なものとして常備してほしいグッズです。
長持ちする「トイレットペーパー」
従来の3ロール分が、ぎゅっと1ロールに!
以下の「スコッティ フラワーパック 3倍長持ち」はその名のとおり、3ロール分の紙が1ロールとして使えるので、とてもおすすめです。
女性に嬉しい「洗顔&スキンケア&保湿 を兼ねたフェイスマスク」
災害時は、飲料水が貴重。洗顔に、水を使わないために。
ミニサイズの「保湿クリーム(リップクリームなど)」
顔・唇・足など、あらゆるカサカサに役立つ、コンパクトな優秀アイテム
高保湿のリップクリームも、女性におすすめしたいアイテム。簡単に携帯できるうえ、リップケアだけではなく、顔の保湿、手・体のカサカサにも使えます。手のひらなどで少し温めて、のばして使うといいですよ。
一つでもかさばる荷物を減らしたい時、こういったアイテムも有効です。無香料など、万能なスースーしないタイプを選びましょう。
ミニサイズの、シアバターのリップクリームでも良いですね。実はこちら、ヘアスタイリング剤としても使えるので、「使用期限が気になって、ローリングストックに!」となったときに、利用の幅が広いのがうれしいところ。
なおシアバターは、温かいところでは溶けやすいですが、品質が落ちるわけではありませんので、ご安心を。
・除菌ウェットティッシュ(除菌用のハンドジェル、食品用アルコールスプレーも便利)
・歯ブラシ
・救急セットや医薬品
・マスク
・薄めのタオル・ハンカチ
・ティッシュ
・雨具(レインコート) *ポケットサイズ
・防寒対策(服・ジャケットなど)、靴下、薄いシャツ、下着(カップ付きタンクトップ)などの衣服 (※)
・カイロ
ほとんどのものが、100均でも購入可能です。
②[重要な情報を書き留める・確認するための物]
スマホの充電機能付き「ラジオ」+懐中電灯機能
スマホも充電でき、情報収集で大活躍
被災時、情報収集に必要なものといえば、「スマホ(携帯電話)」そして「ラジオ」です。両方駆使することで、はぐれてしまった大切な人を見つけ出せることもあります。
「ラジオ」は絶対必要なものだからこそ、こちらのように、多機能型にこだわるのがおすすめ。スマホも充電でき、暗闇を照らすライトも付いていて、さらに手回し充電可能。amazon評価も高いです。
スマホ・携帯の「モバイルバッテリー」「充電用コード(予備用)」
常に携帯できるサイズ感で、ソーラー充電可能
平常時でも携帯している方が多い、スマホのモバイルバッテリー。コンセントからの充電式が一般的ですが、被災しライフラインが止まってしまったら・・・充電できませんよね。
そこで役に立つのが、ソーラー充電可能な「モバイルバッテリー」。
家が停電になってしまったとき、家族に自分が無事であるサインを送るアイテムとして、絶対必要なものです。
・メモ帳
・油性ペン
・鉛筆
・はさみ・カッター
・布のガムテープ
・電池(ラジオ等、併せて持っていく電気製品に合ったもの)
・地図(できれば広域避難地図)
・家族、親戚、万が一の時頼れる知人、友人などの連絡先
・家族の顔が映った写真 *万が一はぐれたときのため
(「布のガムテープ」は粘着力が弱い、「鉛筆」は芯が折れやすいなど)
質にこだわりたいものは、100均ではなく、専門メーカーのものを選びましょう。
③[暗さを照らす物]
使い勝手のいい「懐中電灯・携帯できるランタン」
単1形~単4形、どの電池でも使用可能
スマホでも懐中電灯代わりになるよ!という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、夜間の自然災害によって町が停電、家屋が倒壊するという、不測の事態に見舞われたら・・・。
スマホのライトは、よく知っている家の中では役立つかもしれませんが、外の広範囲を照らすのには不十分。そしてなにより、夜間、暗闇のなかで「救助を求めるサイン」としても、懐中電灯はとても役立つものなのです。
上記を認識すると、高性能な懐中電灯は、自分の命を守るために絶対必要なもの。最低限のリストに加えておきましょう。
④[水を汲みに行くための道具]
かさばらない「給水袋」「ポリタンク」
中身を確認しやすい透明色で、安心。
被災して家の水道がストップしてしまったら・・・家に備蓄している水で、生活をやりくりしなければなりません。飲料用に備蓄しているお水は、とても貴重ですよね。
そこで、自衛隊の災害派遣などの、「給水車」の出番。給水車からの水をもらうために必要なのが、「給水袋」「ポリタンク」です。
おすすめは、透明色の「給水袋」。たとえば給水車ではなく井戸から水を汲む、といった場合でも、中身を確認しやすいので安心です。
⑤[大小様々なサイズのビニール袋]
丈夫な高密度ポリエチレン素材の「ビニール袋」
高密度ポリエチレンで、さらに、結びやすいマチ付きを。
下の章の方でご説明しますが、「ビニール袋」は絶対必要なもの。
プライバシー保護のため、中身がすべてわかる透明ではなく、半透明くらいがおすすめ(プライバシー保護を意識しすぎて黒などの色を選ぶと、中身が疑われるケースも)。
こちらは、Amazonブランドの取っ手付きゴミ袋。丈夫な高密度ポリエチレンの素材なので、やや重たい物も入れることができます。
⑥[生命維持のための『道具』]*主に避難所で使用
調理道具として使える「アウトドア用の万能ナイフ」
熱々の缶詰もつかめる、プライヤー付き
まず、避難所で活躍するのが、アウトドア・登山用アイテムの数々(シングルバーナー、ヘッドランプなどが代表的)。調理用ナイフについても、アウトドア用のものが人気です。
おすすめしたいのは、プライヤー付きのナイフ。直火調理をした缶詰などもつかめるので、便利ですよ。こちらはその他、ドライバー(+-)も付いている優れもの。
多機能なあまり迷うかもしれませんが・・使い勝手の良さを重視すると、絶対必要なものが見えてくるはず。
耐熱ポリ袋「アイラップ」
「アイラップ」は湯せんが可能で、安心してご飯を炊くことに使用できる
いつもは炊飯器で炊いているご飯ですが、電気が使えない状況では、どのようにしてご飯を炊けばよいのでしょう?
そこでおすすめしたいのが、耐熱ポリ袋を使って、湯せんでご飯を炊く方法。耐熱性が無い袋を使うと、役に立たない可能性があるのでご注意を。
料理上手さんにも人気の「アイラップ」が役立ちます。
管理しやすい「カトラリー」
箸まで折りたたみ可能で、全てがポケットにinできる
避難所生活では、使い捨ての食器(紙皿・割り箸など)を使うことが多いのですが、何回か使えば、ふやけてしまったり、(たとえラップを敷いて使ったとしても)衛生的によくありません。
そこで、このように折りたたみ可能なステンレス製のアイテムを、防災グッズのリストに加えてみませんか。
こちらの商品は、箸も連結させて、大人用サイズの1本にするつくり。メッシュ収納袋が付いてきて、通気性が良いのも嬉しいポイントです。
ずっと愛用しやすい「缶切り&栓抜き」
家用としても馴染んで使える、シンプルなデザインに。
あくまでお家にあるタイプでかまわないのですが、常に、避難用の防災リュックのなかには、「缶切り&栓抜き」を絶対に入れるようにしましょう。
「自分が持っている缶詰はすべて缶切り不要だよ!」と思う方がいるかもしれませんが、支給された食料品には、缶切りが必要なタイプの缶詰が、あるかもしれません。
・ライター
・食品用ラップフィルム(サランラップ®など)
→下で後述しますが、食品用以外にも汚れ防止、応急手当など様々な使い道があるのでお忘れなく。
・プラスチック皿(大きめのフタ付きタッパー/プラ容器でも可)
→汚れ防止のために食品用ラップを敷いてからの使用がお薦め
・使い捨てできる、プラスチックカップ
・ジップロック®等のファスナー付きポリ袋
・使い勝手のよい布巾(てぬぐいなど)
⑦[生命維持のための『非常食・保存食』]
まずは、とにかく「飲料水」の確保。そして、栄養を摂ることが重要なのですが、そんな自分に“生きる希望”を与えてくれる味わいも重視して、食糧を選んでみませんか。バリエーションを持たせて、飽きないようにするのがポイントです。
リュックで背負える「飲料水(500ml)」×最低4~6本 *1人当たり
500mlのペットボトルは、水筒の代わりにもなる。
国から出された災害時の資料では、水の備蓄について、一般的に「1人当たり1日3リットル、3日分で計9リットル」必要と言われています。
避難所へ行く際、こちらのような600mlの水を5本リュックに詰めて、背負っていくことができたらベストです。
しかし実際のところ、そのほか懐中電灯、缶詰など、重たい荷物も出てくるもの。せめて最低限・・・4本は持っておきたいですね。
1.5Lなどの大きなペットボトルよりも、500mlや600mlサイズのペットボトルで持って行くのがおすすめ。水を飲みきっても携帯の水筒がわりになります。また、水が入ったペットボトルのそばに携帯ライトをおけば、光りが乱反射して明るさが際立つので、サインとして役立つことも。
お湯(水)を注いで食べれるお米「アルファ米」など
味わいに変化をつけて、飽きないように。
被災時でも、アウトドアでも、電気を使わずに食べれるご飯の商品といえば、「尾西のアルファ米」がだんとつ有名で、人気です。
このように味のバリエーションも豊富なので、一度試しに買ってみて、また、早速味見をしてみるのもおすすめ。食べてみて、口に合わず、「私には必要ないかも」となっては、本末転倒ですよね。
そのまま食べられる「缶詰」「レトルト」「乾物」など
「缶詰」は、魚・肉などのおかずになる具で、缶切り不要を中心に。
こちらは、吉野家が出している「牛焼肉丼」のための缶詰です。高機能玄米「金のいぶき」が使用されていて、本当に“丼”を楽しめるのがポイントです。そのほかに「牛丼」「豚丼」もありますよ。
ライフラインが止まっていても吉野家の牛丼が食べられるのは、なんだか日常を取り戻した気持ちになって、嬉しいですよね。子供も明るい気持ちになるのでは。
こちらは、おしゃれなサバ缶、その名も「サヴァ缶」です。おしゃれなのは見た目だけではなく、その味わいも!
こちらは6缶入りのアソートセットで、「オリーブ」、「レモンバジル」、「パプリカチリ」といった、イタリアンな味わいを楽しめるサバ缶なんですよ。
たとえば非常時に推奨される、茹でない「水漬けパスタ」を作ったなら、こちらの缶詰をあえてみてはいかがでしょう?「明日はこの味が食べたい♪」と、生きる活力にもつながりますよね。
電気、水道だけでなく、火も使えない状況に陥ってしまったなら・・・。
そんなときには、アルファ米を使ってご飯をもどして、こちらの常備用カレーをつかって、「カレーライス」をいただいてみてはいかがでしょう。
「カレーライス」はしっかりとした味なので、例えば、一緒に「豆の缶詰」を混ぜたりと、アレンジしやすいのがいいですよね。
筆者が、栄養的に素晴らしい飲み物としておすすめしたいのが「スキムミルク」。子供の頃に飲んでいた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
カルシウムがしっかり摂れるうえ、どこかほっとする香りと味わい。砂糖を入れて甘い飲み物にしたり、また、コーヒーに入れたり。そして、調理に使ったり・・・幅広く活用できます。
因みにフリーズドライの甘酒も、疲れているときに体に染み渡る美味しさ。こちらもご検討くださいね。
おやつとしてそのまま食べても良し、そして炒ってみるとまた香ばしくて美味しいのが「食べる小魚」。乾物なので長持ちするのに、カルシウムやDHAといった栄養も摂れて、優秀なんですよ。
小袋入りでよく見かける「アーモンド&小魚」もおすすめです。
高カロリー、栄養機能食品…の他、心を安定させる「好きな食べ物」も
ついつい「おかず」選びに意識が向きがちですが、心がほっこりする「おでん」もおすすめ。温めれば、良いにおいがして、出汁を美味しくいただけますね。卵など、色んな具を一緒に楽しめるのも嬉しいポイント。
その他、賞味期限が長い食品はこちらから:
食料品備蓄についてのご参考用サイト:
おまけ[避難所用に用意しておきたいグッズ]
耳栓
いびき対策だけはなく、自分にとって不快な騒音をおさえてくれる
避難所で大人数で眠るとき、人のいびきが気になって寝れない・・・という場合に活躍するのが耳栓。
また、日中であっても、「誰かの音楽プレイヤーが、イヤホンから音漏れして聞こえる」「聞きたくないような会話が聞こえてくる」といったときでも、有効。
なんとなく、そういった場合はイヤホンで音楽を聴きたいと思いがちですが、それもまた電気を消費します。そう考えると、耳栓は絶対必要なものかもしれません。
ラバー製サンダル・スリッパ
靴を履くまででもないけど、いろいろ歩きたい場合に。
ねぶくろ
四角い就寝スペースを作れて、冷たい地面への接触を防ぐカーペットにも。
リュックに入れるとなると結構かさばりますが、「車で避難所へ行く」という方は、ぜひ寝袋(シュラフ)も一緒に車に積むことをおすすめします。
避難所では、毛布の数も十分ではないものです。このように四角に広げられる寝袋ならば、カーペット代わりにもなりますね。
ねぶくろがかさばる場合は・・・マット
冷たい地面に、大切な体温を奪われない為に。
安眠グッズ
目と耳をやさしく覆って、寝つきを改善
避難所暮らしでは、様々なストレスが加わって、睡眠不足になりがち。そして体調を崩す方が増えるものです。精神的にも不安定になりやすくなります。ひとつでも安眠グッズを持っておくと心強いですよ。
おすすめなのは、耳栓と加えて、アイマスクを併用すること。
こちらのアイマスクは一般的なものよりも心強い、耳まで覆ってくれるタイプ。睡眠の妨げになる耳の冷えもカバーしてくれますよ。耳周りのゴムの締め付けなども、気にならなくてよいですね。
目の遮光性だけでなく、音も軽減する、日常使いにも取り入れてみたい快眠アイマスクです。
・赤ちゃん用体拭き(体を拭くのに役立ちます)
・生理用ナプキン(女性)
・カセットコンロ・ボンベ/固形燃料 *家での自炊アイテムとしても活躍
・ちょっとしたブランケット(広げれば敷物の代わり、まるめれば枕の代わりにも)
以下のサイトで赤ちゃんがいるご家族に必要なものが紹介されていますので、あわせてご覧ください。
~お役立ちコラム~
意外に盲点、お金は「小銭」も用意して
ついついスマホがあれば、最悪なんとかなる!と思いがち。しかし、スマホは充電が切れたら使えません。もちろん、キャッシュレスの電子決済も不可能です。
あわせて通帳&印鑑セットなども、忘れないように気をつけたいものです。
災害時の「大活躍アイテム」とは
ビニール袋
食品用ラップ
命を守るアイテムになるかもしれないため、絶対必要なものリストに加えましょう。
アルミホイル
小鍋の上にアルミホイルを敷いて直火調理すれば、小鍋を汚さず調理することも可能です。
新聞紙
【停電になったら】キッチンペーパー・サラダ油・アルミホイル
避難所での過ごし方
避難所はストレスがたまりやすい場所。ストレス軽減の方法を知っておく
そんなストレスを感じやすい環境下で、よく話題となるのが、プライバシー確保の問題です。
周りの目を意識せずに過ごせる「自分専用エリア」をつくってくれる避難所もありますが、非常時は、いかに自分で自分のストレスを軽減させるか(心の健康を保てるか)も、体の健康のほかに、気を配らなければならないポイント。
パーテーションづくりのノウハウ等を押さえておきましょう。
防災グッズの管理法
買ったらもうokじゃない。防災グッズは「ローリングストック」で定期的に新陳代謝を促す

しかし、そのリュックを1年、2年放置してしまったら・・・中身が劣化する場合もありえます。そこで実践していただきたいのが、定期的に備蓄品の新陳代謝を促す「ローリングストック」です。
よく「備蓄用の食料品(水、缶詰、乾麺など)」のローリングストックが推奨されていますが、除菌ウェットティッシュは効果が弱まったり、電池は寿命が減ったりと、食べられないモノについても同じこと。防災グッズがいつでも使える状態に保てるように、定期的にローリングストックを行ないましょう。
普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法をローリングストックと言います。
食料等を一定量に保ちながら、消費と購入を繰り返すことで、備蓄品の鮮度を保ち、いざという時にも日常生活に近い食生活を送ることができるはずです。
ただし、災害時に「避難が1番安心」と意識すぎるのも危険です。
自然災害時に発信される「防災無線」「緊急速報メール」のアラートは全て自主避難を促すものではなく、注意報・警報・特別警報などがあります。状況によっては外に出るより自宅待機(二階などで)のほうが安全な場合がありますので、正しい判断を心がけましょう。