外出時も安心。いつものバッグに「防災ポーチ」を加えませんか
でも、それはあくまでも「家で被災した時」を想定したもの。
外出先で、地震や台風にあったらどうしよう?

豪雨による川の決壊、交通機関の麻痺などで、家に帰れない可能性も。
そんなシーンにも手が届く「0次の備え」としてお勧めしたいのが、いつでも携帯できる「防災ポーチ」です。
「防災ポーチ」をつくってみよう!
はじめに:
ポーチの大きさ・重さは「無理をしない」
ポーチ用アイテムは、特別なものではなく「非常時以外でも使える」ものを選んで
迷ったら、イマジネーションを働かせて

いざというときに備えるとあって、あれこれ根詰めて考えすぎると、だんたん心配が募り・・・アイテムの取捨選択がしにくくなります。
どこまで入れるか悩んだら、「自分が(あるいは家族と)突然、一晩想定外の場所で過ごすとしたら…」をイメージしてみましょう。
STEP1:防災ポーチの「基本アイテム」をチェック ✓
もちろんおすすめアイテムが、いつも携帯している物と被っているなら、揃える必要はないです。自分の暮らしにあわせて、自分の防災ポーチに合ったアイテムを見極めてくださいね。
□ 家族の連絡先を書いたメモ
□ 小銭
□ ボールペン
□ ビニール袋
□ お菓子
□ モバイルバッテリー
□ 常備薬

被災時はストレスで、不調も出やすいもの。痛み止めや胃薬など、少しでも飲みなれたお薬を持ち歩くと安心です。絆創膏も入れておきましょう。
□ アルコール消毒液 または □ ウェットティッシュ(どちらか)
□ 生理用品
生理用品を2、3つ携帯するようにしましょう。生理中はもちろん、入浴や下着の洗濯ができない場合にもナプキンを交換して対応できますね。
万が一の止血に使ったり、ビニール袋にセットして簡易トイレとして使ったり…。小さな子供を持つママは、子供のおねしょ対策としても活用することも。生理周期外でも準備しておいて損はないですよ!
最近話題の月経カップを使っている場合も、水が確保できないとカップの洗浄などが難しくなるので、ナプキンは必須です。
□ マスク
感染症の予防や、粉塵対策に。また、メイクがままならない状態でも、顔を隠せるのがありがたいですね。
お子さんがいる場合は、子どもサイズのものも準備しておきましょう。
□ ミニホイッスル
□ アルミ保温シート *もしも入れば
100均などでも手に入る「アルミ保温シート」。体が覆える薄手の大判シートで、タイプによっては、ポーチにもインできるサイズもあります。
防寒グッズとしてはもちろんのこと、レインコート代わりに使用したり、レジャーシートやプライバシー保護のための目隠しシートとしても活用できます。
□ 携帯トイレ *もしも入れば
もしポーチに余裕があれば、備えておくとより安心なのが「携帯トイレ」。電車や高速道路上で身動きがとれないとき、エレベーターに閉じ込められたときなど・・ひとつあると安心です。
あまり多くは持ち歩けないので、「普段から出先ではトイレに小まめに行く」などの意識も併せて持っておきたいですね。
□ ミニライト *もしも入れば
STEP2:「自分ならではのアイテム」をプラス!
ここからはSTEP2として、意外に役立つプラスワンアイテムをご紹介します。
【一人暮らしさん】
└ □ 自宅へのルートがわかる地図

一人暮らしさんや、土地勘に自信がない方には、自宅へのルートがわかる地図を用意しておくことをおすすめします。
スマホの電源がオフになってしまったら、Google マップを確認できず、アナログな物しか頼れないですよね。
毎日「会社⇔自宅」と、決まったルートを行き来しているという方が多いのではないでしょうか。それはつまり、万が一の時の帰宅ルートを予め把握しやすいともいえます。
地図にルートをマークしておけば、電車などから会社から歩いたり、途中駅から自宅を目指す際にも安心です。
【普段ヒールを履く方】
└ □ 折りたためる靴
【小さな子供がいる方】
└ □ 折り紙やシール
└ □ おむつ or □ 夜用ナプキン

トイトレ完了前のお子さん連れの場合、普段からおむつ類は持ち歩いているかと思いますが、さすがに被災時に十分な量は、持ち合わせていませんよね。
防災ポーチに入りきらなければ、普段のおむつポーチに常に1枚余計に入れておくようにすると、いざというときに心強いですよ。
また、大人用の夜用ナプキンを持ち歩いて、いざというときにおむつの中にセットするという方法も。多少漏れても周りのおむつが吸収してくれますし、ナプキンを外せばそれまで履いていたおむつを引き続き活用できるので、おむつほどかさばらず備えられます。
└ □ ストロー
└ □ 子供の保険証のコピー
【そのほか】
└ □ 使い捨てコンタクトレンズ+ミニ洗浄液
└ □ カイロ
季節にもよりますが、防寒面で不安ならカイロがあるとより安心。
最近はモバイルバッテリーと一体化した充電式のものもあるので、こういったものを活用するという方法も…。
いつもの荷物に「ちょい足し」感覚で入れられることが大切。中身の量に合わせて大きさを選んでもOKですが、結果としてあまり大きくなると邪魔になり、いつの間にか携帯しなくなる可能性も…。
普段のバッグの空きスペースに無理なく入るものをセレクトしましょう。
「大は小を兼ねる」「念のためハイスペックなものを…」という、すこし欲張りな思考回路でいると、中身の機能は充実しますが、重くなって持ち運びの負担に。また、軽量でコンパクトなアイテムを選べば、その分いろいろなものを詰め込めるというメリットもあります。
100均などを活用するのもオススメですよ!