もしものために、備えていますか?

地震が起きたらこんな感じだろうと想像し「火を消して、ドアをあけて通路を確保……」と、頭の中でシュミレーションした経験は、多くの方にあると思います。
ですが実際に大地震を経験された方に尋ねると「飛行機が落ちたのかと思った」「地球が崩壊するかと思った」など「地震の瞬間は何が起きたか分からなかった」という方がほとんどなのだそうです。

「素敵なくらし」の裏に備えあり!人気ブロガーさんの『防災対策』をご紹介
素敵な暮らしを綴るブロガーさんたちは、どのような防災対策をされているのでしょうか?
備えておきたいポイント別にご紹介していきますので、参考にしてみてくださいね。
家の中の危険を排除する12のポイント
食器棚を固定して転倒を防止しても、扉が開いてしまったり、扉のガラスが割れてしまったら、せっかくの対策も効果が半減してしまいますね。
そのような事がないよう、扉には耐震ロックを取り付けておきましょう。
地震の揺れを感知して扉をロックしてくれる優れものです!
取り付けはビス止めするだけなので簡単。装着後は扉の外から目立たないため、食器棚の外見を損なうこともありません。
こちらのグリーンポットは、棚の上の方から落ちてきても危なくないようにと、プラスティック鉢に麻ひもを巻いてリメイクしたものだそう。
<作り方>
まず、プラスティック鉢の上部にダイソーのアルミテープをくるりと貼り、塗るだけでアンティーク調になるターナーの「アンティークメディウム」、その上からセリアの水性ニス(ウォールナット)を塗ります。
次に、巻きつけた麻紐にもワトコオイルのドリフトウッドや、セリアの水性ニス(ウォールナット)をところどころに塗って色に変化を出し、前面にお好きなロゴなどを貼って完成です。
防災を意識したグリーンポットですが、デザイン性があり、ナチュラルな雰囲気のキッチンに馴染んでいますね!
陶器などの鉢を置くには不安があるけれどプラスティック鉢だと味気ない…という場合は、インテリアに合わせて自作してみるのもいいですね。
ガラス戸をモールガラスのように演出できる、目隠し用シート。このようなシートを貼れば、ガラスの強度を高めたり、割れた時の破片の飛び散りを低減してくれます。
貼り方は、カットしたシートを水で濡らしたガラスに貼るだけなので簡単です。
沢山の物に囲まれた生活は、時に危険です。
一瞬で凶器になるんです。
ブロガーさんの備えをヒントに『非常持出品』と『備蓄品』を揃えよう
『非常持出品』は、災害時に避難する際に、さっと持ち出せるよう一日分の食糧や防災用品をリュックなどに詰めたもの。
一時避難をした後、支援物資が届くまでの3日〜7日を、避難場所や自宅で過ごすための備えを『備蓄品』と言い、どちらも自分や家族を守るための大切な備えです。
ここからは、実際にどのようなものを揃えたらいいのか、ブロガーさんたちの備えを参考に見ていきましょう。
①『非常持出品』は、サッと取り出せる玄関などに
非常用持ち出しバッグの内容の例(人数分用意しましょう)
飲料水
食料品(カップめん、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)
貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
ヘルメット、防災ずきん
マスク
軍手
懐中電灯
衣類
下着
毛布、タオル
携帯ラジオ、予備電池
携帯電話の充電器
使い捨てカイロ
ウェットティッシュ
洗面用具
携帯トイレ
※乳児のいるご家庭は、ミルク・紙おむつ・ほ乳びんなども用意しておきましょう。
『備蓄品』は「ローリングストック法」で備えましょう
③『防災ポーチ』で外出時も備えを
自分と大切な人と、他の誰かのために
備蓄や安全対策もしっかりと考えられた素敵な暮らし方は、とても参考になりますね。
日頃から具体的な被害予想がニュースや新聞で取り上げられる反面、どこか他人事になってしまうのは、「楽観バイアス」という心の働きで「自分は大丈夫」と思ってしまうからなのだそうです。
そんな時は、ぜひ大切な家族の顔を思い浮かべてみて下さい。
自分や家族を怪我から守り、充分な食べ物があれば、そのぶん他の困っている人に支援が回ります。
自分と家族と、誰かのために、ぜひ日頃から対策をしていきたいですね。
水や食料の備蓄も大切ですが、すべては命あってこそ。まずは何をおいても「生き残るため」の備えを。家の中の危険はできるだけ排除しておきましょう。
画像は敷くだけで家具が転倒しにくくなる「家具転倒防止板」です。この後ご紹介する家具の固定方法と組み合わせると、より安心ですよ。