防災の「グッズ」はOK!でも、それだけで大丈夫?
避難場所を改めて確認しよう
避難場所までの経路も確認
災害が起きたときに、まず気にしたいことを確認しておく
まずは、自分の身の安全確保
狭い場所で、周りの建物が崩れていたり、火災が起きていたりするととても危険です。落ち着いて周りの状況を確認し、危険だと判断した場合は避難場所などに移動しましょう。移動の際も、二次災害にはくれぐれも気をつけて。ヘルメットなどを用意している場合はかぶっておき、頭を守りましょう。
待機も避難も「火の元」は必ず確認
自宅で待機する場合、避難する場合どちらでも、火の元を確認しておくこともお忘れなく。うっかりコンロを付けっぱなしにしてしまっていた…ということから、大きな二次災害を招いてしまう危険性が考えられます。災害が起きたら火をきっちりと消し、念のためガスの元栓まで閉めておくとよいでしょう。
大事なものは、まとめておくと便利
お子さんと離れているときは
お子さんと離れている時間に災害が起きたとき、とても心配になると思います。お子さんには普段から「誰の指示を待つのか」を伝えておきましょう。学校にいる場合は先生の指示に従ってね、お母さんがすぐに行けなくても大丈夫だからね、というふうに伝えておくと、お互いに心強いです。
何かあったときの、家族との連絡方法
万が一のことがあったとき、まず家族に連絡したいと考える方が多いでしょう。携帯電話が繋がらない場合を想定し、複数の連絡手段を考えておくといいですね。最初に電話、繋がらなければメールやSNSのメッセージなど、優先順位を話し合っておくと迷わず連絡できそうです。どの手段も使えず、家族同士で連絡が取り合えないときには近所の人に連絡する、電話がつながりやすい遠方の親戚にお互いから連絡するなど、直接連絡を取り合う以外の方法も考えておくと、さらに安心です。
いざと言うときのために最低限の「連絡先リスト」や小銭の準備も
スマホの充電が切れてしまったり、故障してしまったり、手元に無かったり…。災害時にはそんな場面も考えられます。スマホに連絡先を登録するのはとても便利ですが、スマホが使えない時のために、緊急時の連絡先を手帳などに書いて備えましょう。家族みんなが分かりやすいように、紙に書いて冷蔵庫やホワイトボードなど、目に付く場所にに貼り付けておくのもひとつです。避難先で家族を探す時に役立つよう家族の顔がわかる写真も、携帯電話のデータだけでなく、プリントされたものがあるといいですね。
待ち合わせができるときは場所も決めておく
災害時に連絡が取れなくても、近くの地域にいるなら待ち合わせ場所を決めておくのもひとつの方法です。万が一の時には、ここに来る。と分かっていれば、不安も少し軽減されるかもしれません。待ち合わせには指定の避難場所など、安全な場所を選びましょう。
地震や水害などの自然災害に見舞われることが多い日本。災害が起きてしまった時の備えとして、防災グッズを準備しているおうちも多いと思います。ですが、防災グッズを準備した「だけ」になってしまっていることはありませんか?万が一災害に直面してしまった時、どんなことに気をつけて、どのように避難すればよいのでしょう。自分自身や家族、周りの人と助け合えるように、今一度、具体的な対策を考えてみましょう。