瓶のなかできらきらと光るフルーツが、見た目にもかわいいラム酒漬け。

パウンドケーキやシュトーレンなどに混ぜ込んでもおいしいですし、アイスクリームやフルーツにほんの少し添えるだけで、ラムの香り豊かな大人顔のデザートに生まれ変わります。

ドライフルーツを瓶に詰め込んだら、あとはラム酒を注いでじっくりと待つだけ。
フルーツがぐんぐんラム酒を吸うので、常にひたひたになるまで注ぎ足しましょう。
漬けて1週間ごろから食べられますが、半年置くのがベスト。
ていねいに下処理をすれば、1年ほど日持ちします。

フルーツの種類を増やすとぐっとカラフルに。
ただしミックスフルーツはシュガーコーティング済みのものが多く、溶けだした砂糖でどろっとしてしまうことも。
オイルコーティングと同様に下処理することをおすすめします。

ラム酒漬けに合うとひそかに人気を集めているのが干し柿です。レーズンほどの大きさに刻み、表面の白い粉を熱湯で洗い流し、乾かしてからラム酒に漬けます。

シナモンやアニス、ナツメグ、バニラビーンズなどの香辛料はラム酒との相性が良く、香りにアクセントをつけることができます。
フルーツを詰め込んだあとにそっとのせて、ラム酒を注ぎましょう。

ラム酒は、サトウキビを原料に作られる蒸留酒。
ひとくちにラム酒といってもさまざまで、貯蔵方法や期間によって、味や香り、色が変わります。
色によって「ホワイトラム」「ゴールドラム」「ダークラム」と大きく分けられ、飲み口と香りの強さによって「ライトラム」「ミディアムラム」「ヘビーラム」と分けられます。
基本的にはどのラム酒でドライフルーツを漬けてもOKです。

日本国内でも流行中のバカルディのホワイトラム。
クランベリーやチェリーなど、鮮やかな色のドライフルーツを漬ける場合、ホワイトラムを選ぶときれいな色のまま漬けておけるのでオススメです。

マイヤーズのダークラムは、フルーツ漬けやお菓子づくりに人気。
700mlで1500円前後と、たっぷりと使えてお手頃です。

加えるだけで一気に大人の味にしてくれるラム酒漬けは、活用法も色々ですよ。

アイスクリームに添えれば、大人のデザートに。
バニラアイスに混ぜ込めば、ラム風味のアイスクリームになります。

ケーキの材料に。
バターをたっぷりと使うパウンドケーキやマフィンとの相性は抜群です。

クリスマスの時期なら、クリスマス用のお菓子「シュトーレン」にも使えます。シュトーレンではなく、普通のパンを作る時に練り込んでも美味しいですよ。

ラム酒漬けを添えれば、焼きりんごも大人顔に。
トッピングとして添えるのはもちろん、くり抜いた部分にバターと一緒に詰め込んで焼いてもおいしいです。

バターに練り込んで、かたちを整えて冷やし固めるだけで、ラム香るフルーツバターができます。
クリームチーズを混ぜ込んでもおいしくいただけます♪