日本酒をもっと美味しく
酒器の”種類”
『お猪口(おちょこ)』と『ぐい呑み』の違い
『徳利(とっくり)』と『片口(かたくち)』の違い
日本酒はまず、瓶から徳利(とっくり)などの酒器に移し、それをお猪口やぐい呑みなどに注いで飲むのが一般的です。
日本酒を嗜むための酒器の”選び方”
1.酒器の容量

出典:pixabay.com
味の変化において、一番わかりやすいのが器の大きさです。器に入れる酒の量が多いと飲みきるまで時間がかかり、温度によって味が変化してくるのです。温度変化が起こる前に呑み切ることができるのがベストなので、夏にぴったりのきんきんに冷やした日本酒を飲む際は、小さめの酒器を選びましょう!
2.酒器の口径(口の広さ)
器の口が小さいとスッキリと飲め、口が広いと濃厚に感じます。これは注がれた時の表面積の大きさが理由です。表面積が多いとお酒の香りもよく広がるので、日本酒の華やかな香りを楽しみたい時は口が広めの器を。逆にスッキリ軽い飲み口がお好みなら、口が小さめの器を選びましょう。
3.酒器の形
4.酒器の材質、薄さ
一目でわかる!日本酒の味わい×酒器の関係
日本酒の種類はさまざまですが、味わいの方向性をチャートにするとだいたい4タイプに分けられるのだそう。これなら飲みたい味にぴったりの器が見つけられそうですね。
素材別おすすめの酒器
ガラス
陶磁器
錫(すず)器
「錫は不純物を吸収し、水を浄化する」として錫が持つ高いイオン効果によってお酒の味わいを柔らかくまろやかにすると言われています。 熱伝導も高く、燗が早くつき、冷酒も涼やかに引き立ちます。昔から「錫でお燗をつけると一級上がる」と言われますが、確かに錫で楽しむお酒は格別なおいしさです。
漆器
個性あふれる酒器でお酒の席をにぎやかに。
知れば知るほど楽しい日本酒と器の関係
いかがでしたか?夏はガラスで冷酒をきりりと、冬は陶器で熱燗を…など季節や素材で酒器を選べば日本酒の楽しみもより広がりそうですね。ぜひお気に入りを見つけて、日本酒ライフを楽しんでみてくださいね♪
普段みなさんは自宅で日本酒をどのような器で飲んでいますか?ガラス、陶器、磁器、金属など、思わず集めたくなるようなバラエティに富んだ美しい酒器がたくさんあります。