今日のハーブティーは、どんな飲み方でリラックスしよう?
リラックス効果をもたらすことで知られている「ハーブティー」。その他にも体が喜ぶ効果・効能があったり、自分好みにカスタマイズする飲み方のアレンジを楽しめたり。また、飲み終わった後の茶葉を無駄なく活用できることも、大きな魅力ですよ♪
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
基礎知識編①|ハーブティーの特徴・魅力をおさらい
ハーブと言えば、薬ではありませんが、薬草として親しまれてますよね。抗酸化、鎮静、抗菌といったハーブの効能や栄養成分は、煮出して抽出し、お茶としていただくことで、身体に取り入れることができます。心身の健康に一役買ってくれるということですね。
また、ハーブティーは香りを嗅ぐだけでも、アロマテラピー効果が期待できますよ。
ドライのほか、生のフレッシュハーブで淹れても◎。鮮度が大切なので、お家の庭やプランターで、ミントやローズマリーなどのハーブを栽培している方におすすめ。摘みたてをポットに入れ、熱湯を注いで少し蒸らしてから、いただいてみましょう。
基礎知識編②|ハーブティーの代表的な種類
カモミール
ミント
フレッシュミントでも淹れることができます。そのままティーポットに入れて、お湯を注いで数分蒸らすだけでも薬効が抽出でき、ティーとしていただけます。
ダンデライオン
ローズヒップ
原種バラ(ワイルドローズ)の赤い実である「ローズヒップ」。フルーティで甘い香りと少しの酸味が特徴です。ビタミンCやA・D・Eなどを多く含んでいて、美容にもってこいのハーブ。
ドライにしたものをティーでいただきます。きれいな薄いピンク色で、眺めるだけでも心癒されますね。
マロウブルー
熱湯を注ぐと青色にそして徐々に紫色に変化する「マロウブルー」。レモンを入れるとピンクへと変化します。色の変化を大いに楽しめること間違いなしです。クセのないフローラル系の味です。
実践編|ハーブティーの淹れ方
茶葉(リーフ)で淹れる方法
ティーポットを使用
② ティーポットに人数分のハーブを入れましょう。ティースプーン山盛り1杯分のドライハーブがティーカップ1杯分と言われています。お好みで調節してもいいです。
③ 熱湯を注ぎ、ティーポットの蓋をして3〜5分間蒸らします。実や根など固いものは5分〜10分蒸らします。
④ 軽くティーポットを回して濃さを均一にしたら、ティーカップに注ぎましょう。その時、茶こしを使って、カップに茶葉が入らないようにして注ぐと良いでしょう。
※残りのドライハーブは密閉容器に入れて高温多湿、直射日光を避けて保存しましょう。
1杯分を淹れるなら…ストレーナー、ボール茶こし、使い捨てティーバッグを使っても◎
応用編|そのまま飲むだけじゃない!自分好みにブレンドしよう
ブレンドの楽しみ方 1:紅茶、緑茶など「身近な飲み物」とブレンド
「紅茶」とブレンドするなら…こんなハーブがおすすめ
配合は紅茶が6〜8に対しハーブが4〜2ぐらいで紅茶を多めにしてみましょう。はちみつやミルクも入れても美味しいですよ。
「緑茶」とブレンドするなら…こんなハーブがおすすめ
「フルーツジュース」とブレンドするなら…こんなハーブがおすすめ
「オレンジジュース」には、カモミール
「グレープジュース」には、ミント
「パイナップルジュース」にはハイビスカス など。
配合はジュースが6〜7に対してハーブティーが4〜3の割合が合うでしょう。オリジナルを作ってみるのもいいですね。
ブレンドの楽しみ方2:「症状・気分」に合わせ、複数のハーブをブレンド
とりわけ「カモミール×ミント」、「ハイビスカス×レモングラス」の場合は、さらにどのハーブを加えても、比較的相性が良いようですよ。
「元気を出したい」時には…こんなハーブを組み合わせてみては?
柑橘系の香りを楽しめる一杯…「オレンジピール」「レモングラス」など。
不安解消にも一役買ってくれる一杯…「セントジョンズワート」「ラベンダー」「レモンバーム」など。
甘い香りを楽しめる一杯…「オレンジブロッサム」「リンデン」など。
「とにかくリラックスしたい」時には…こんなハーブを組み合わせてみては?
神経の高ぶりを抑える一杯…「カモミール」「レモングラス」「レモンバーム」など。
ゆったりとした気分にしてくれる一杯…「ラベンダー」「リンデン」など。
優しい香りに包まれる一杯…「パッションフラワー」「ラベンダー」など。
「寝る前のひととき」には…こんなハーブを組み合わせてみては?
安眠効果をアップさせる一杯…「カモミール」「オレンジピール」「バレリアン」など。
気持ちを鎮める一杯…「パッションフラワー」「レモンバーム」など。
心地よく眠りへと誘う一杯…「ローズ」「ホップ」など。
番外編|使った後の茶葉も、最後まで無駄にせず使い切ろう
お風呂に入れて入浴剤として
自然の香りの入浴剤はそれだけでリラックスできますよ。
残ったハーブをお茶パックなどに入れてバスタブや足湯に浮かべてみましょう。また、濃いめに作ったハーブティーをそのまま、お風呂に入れてもよいですよ。
残ったらうがい薬として
ミントティーなどは最後にうがい薬として利用できます。口の中がすっきりますよ。余ったフレッシュなミントでも活用できます。
ちょっと濃いめにするのがおすすめです。
肥料として土に返そう
ハーブは元々植物です。出がらしは自然に戻してあげましょう。土に返すことにより、肥料となり次の植物に命をつなぎます。最後まで無駄なくお家の植木やガーデニングなどに再利用してみてはいかがですか?
おしまいに
多くの種類があるハーブですが香りも味も様々です。その中からお好みで選んでみていろいろな飲み方を試したり、自分好みの味を作り上げたり。残った茶葉も余すところなく再利用してみたり…。
そのように、身体にも、心にも、そして地球にも優しいハーブティーは、リラックスしたお家時間に欠かせないものになるかもしれませんね。
奥深いハーブティーですが、気軽に取り入れて楽しんでみましょう。
たいてい市販では、このように乾燥させたドライハーブが用いられます。