「ローズマリー」「タイム」は、ガーデニング感覚で栽培できます♪
● さわやかな香りでリフレッシュ♪「ローズマリー」の育て方 ●
始めに:「ローズマリー」のメリット/使いみちは?
「ローズマリー」を育てるSTEP
「ローズマリー」は、「苗」、「種」から育てたり、枝を土に挿す「挿し木」で増やして栽培するのが、一般的。
なかでも初心者さんへおすすめの育て方は、苗を買って育てること。種まきからの育て方は芽が出るまで遅く(3週間ほど)、発芽率が悪いので、苗から育て始めるのが一番失敗しない方法です。
なかでも初心者さんへおすすめの育て方は、苗を買って育てること。種まきからの育て方は芽が出るまで遅く(3週間ほど)、発芽率が悪いので、苗から育て始めるのが一番失敗しない方法です。
STEP1.苗を用意しよう
それでは、ローズマリーの苗を買ってきましょう!ということで、お店に行って苗を見てみたら、まず迷うのが、こちら。
ローズマリーの苗に、名前とともに「立性(たちせい)」「半匍匐性(はんほふく性)」「匍匐性(ほふく性)」いずれかの言葉が、添えてあるのです。
ローズマリーの苗に、名前とともに「立性(たちせい)」「半匍匐性(はんほふく性)」「匍匐性(ほふく性)」いずれかの言葉が、添えてあるのです。
出典:www.flickr.com(@titanium22)
「立性」「半匍匐性」「匍匐性」とは種類を示しており、サイズ感や伸び方が分かりますよ。下でご説明しますので、自分のニーズにあったものを選びましょう。
※因みに、ローズマリーの「立性」「半匍匐性」「匍匐性」いずれも基本的に食べられない種類はありません。ただ、農薬の使用されている場合は体に悪影響が無いかご注意ください。
※因みに、ローズマリーの「立性」「半匍匐性」「匍匐性」いずれも基本的に食べられない種類はありません。ただ、農薬の使用されている場合は体に悪影響が無いかご注意ください。
・種類① 立ち性
立ち性の特徴・・・枝が縦に伸びるタイプのこと。
匍匐性よりも立ち性のほうが香りがやや薄いといわれています。上に伸びるので、目隠しの生け垣として育てる方も多いです。定期的に刈り込めば家の中のちょっとしたスペースでも楽しめます。
匍匐性よりも立ち性のほうが香りがやや薄いといわれています。上に伸びるので、目隠しの生け垣として育てる方も多いです。定期的に刈り込めば家の中のちょっとしたスペースでも楽しめます。
【立性のローズマリーの一例】
・種類② 半匍匐性(半ほふく性)
半匍匐性の特徴・・・枝がやや横広がりに伸びていくタイプのこと。立性と匍匐性の中間で、半立性とも言われます。ある程度横に広がったら、上に伸びていくものが多いです。
園芸用用にも、食用にも、比較的活用しやすいです。葉が大きく料理に適しているものも。
かたちを整える剪定方法は、立性(上に伸びる)か匍匐性(横に伸びる)か、クセの強いほうのタイプの方法にのっとって行うとよいでしょう。
園芸用用にも、食用にも、比較的活用しやすいです。葉が大きく料理に適しているものも。
かたちを整える剪定方法は、立性(上に伸びる)か匍匐性(横に伸びる)か、クセの強いほうのタイプの方法にのっとって行うとよいでしょう。
【半匍匐性のローズマリーの一例】
・種類③ 匍匐性(ほふく性)
匍匐性の特徴・・・地を這うように、枝が横に伸びるタイプ。
香りのリラックス効果を求める方は、立性より匍匐性のほうが香りが強いのでおすすめ。園芸用としては、グランドカバー、ハンギングの吊り鉢で、垂れ下がるのを楽しむのもいいですね。
香りのリラックス効果を求める方は、立性より匍匐性のほうが香りが強いのでおすすめ。園芸用としては、グランドカバー、ハンギングの吊り鉢で、垂れ下がるのを楽しむのもいいですね。
【匍匐性のローズマリーの一例】
出典:www.flickr.com(@Leonora (Ellie) Enking)
・プロストラータス(ハンギングバスケットで人気の品種)※画像
・ダンシングウォーター
・サンタバーバラ
など
STEP2.苗の植えつけ(又は 種まき)
基本の育て方・・日当たりが良く、風通しのよい場所で。水やりは控えめでOK
ローズマリーは、もともと海岸に自生する常緑低木。耐暑性、耐寒性も備えた強い植物(一部には耐寒性が弱い品種もあり)です。
【栽培に適した場所は・・・】
■日当たり
日当たりが良く、水はけの良い、乾燥気味のところが適しています。ただ、多少ほったらかしでも伸びるほど強い植物なので、植えつけ後、鉢のなかで根がしっかり張って安定してきたら、室内でもベランダでも半日陰の場所でも、繊細にケアせずとも育ちます。
■水やり
最初の植えつけの時にたっぷり与えれば、あとは、ほとんどほったらかしで大丈夫。
こまめにちょこちょこ水やりをせず、土の表面が乾くほど土全体が乾燥しているのを確認したら、やっと与える。そのようなサイクルで水を与えればよいでしょう。
【栽培に適した場所は・・・】
■日当たり
日当たりが良く、水はけの良い、乾燥気味のところが適しています。ただ、多少ほったらかしでも伸びるほど強い植物なので、植えつけ後、鉢のなかで根がしっかり張って安定してきたら、室内でもベランダでも半日陰の場所でも、繊細にケアせずとも育ちます。
■水やり
最初の植えつけの時にたっぷり与えれば、あとは、ほとんどほったらかしで大丈夫。
こまめにちょこちょこ水やりをせず、土の表面が乾くほど土全体が乾燥しているのを確認したら、やっと与える。そのようなサイクルで水を与えればよいでしょう。
それでは、苗を準備して、植えつけをしよう。
【鉢・プランターへの植えつけの場合】
・植えつけの時期・・・3月下旬~11月ごろ *冬以外
(ベストシーズンは、苗の植え付け&種まき問わず、4~5月の春、9~10月の秋あたり)
・水やり・・・最初はたっぷり。後はときどきでOK。
・土・・・最初のみ控えめに肥料を。
・苗・・・株元の小さな枝はカットし、風通しがよいように整えてあげる。
・植えつけの時期・・・3月下旬~11月ごろ *冬以外
(ベストシーズンは、苗の植え付け&種まき問わず、4~5月の春、9~10月の秋あたり)
・水やり・・・最初はたっぷり。後はときどきでOK。
・土・・・最初のみ控えめに肥料を。
・苗・・・株元の小さな枝はカットし、風通しがよいように整えてあげる。
ローズマリーは、先述のとおり耐暑性、耐寒性も備えており、冬を越えることができる植物。植えつけは冬以外の季節に行ない、根がしっかり張って生育が安定するまでは、できるだけ霜などがつかない場所で育てましょう。
土は市販されている培養土を使うか、緩効性肥料を元肥(もとごえ)として施したものでOK。追肥は2年ごとくらいのペースでよいでしょう。
土は市販されている培養土を使うか、緩効性肥料を元肥(もとごえ)として施したものでOK。追肥は2年ごとくらいのペースでよいでしょう。
【地植えの場合】
苗の植えつけと一口に言っても「鉢植え」、庭など地面に直接植える「地植え」がありますよね。
「地植え」の場合も、基本的には、上でご紹介した鉢植えの最初のSTEPと同じ。
「地植え」のほうが、「鉢植え」よりも水やりは不要かもしれません。土のなかの水分のみでも育ちますので、植えつけのときにたっぷり水をあげたら、あとは、日照りが続かない限り、ほとんど放置で大丈夫。むしろ、雨がかかる場所や水はけの悪い場所を避けてあげるほうが◎です。
生垣づくりを目的にローズマリーを栽培される方は、地植えでほぼ野ざらし状態ですよね。連日雨が続く時期があるとたくさん育っていてもそれが原因で枯れることもあるので、そのリスクは認識しておくと良いでしょう。
「地植え」の場合も、基本的には、上でご紹介した鉢植えの最初のSTEPと同じ。
「地植え」のほうが、「鉢植え」よりも水やりは不要かもしれません。土のなかの水分のみでも育ちますので、植えつけのときにたっぷり水をあげたら、あとは、日照りが続かない限り、ほとんど放置で大丈夫。むしろ、雨がかかる場所や水はけの悪い場所を避けてあげるほうが◎です。
生垣づくりを目的にローズマリーを栽培される方は、地植えでほぼ野ざらし状態ですよね。連日雨が続く時期があるとたくさん育っていてもそれが原因で枯れることもあるので、そのリスクは認識しておくと良いでしょう。
STEP3.剪定(せんてい)
ローズマリーを育てるうえで大切なポイントは、水はけの良い環境を整えてあげること。湿気がこもりがちだったり、蒸れやすい状態は、生育が悪くさせることも。湿気を嫌うのでとくに夏場・梅雨の時期などは、風通しがよくなるように、株元の余計な枝や、枝の勢いよく伸びている部分をカットしたりして、まめに剪定(せんてい)しましょう。
鉢で長く育てていると根詰まりを起こすこともあり、その場合は、古い根も取り除き、植え替えてあげると◎。
剪定はだいたい1年に1~2回のペースでOK。「収穫」も兼ねて、美味しく、上手に整えられると良いですね。
鉢で長く育てていると根詰まりを起こすこともあり、その場合は、古い根も取り除き、植え替えてあげると◎。
剪定はだいたい1年に1~2回のペースでOK。「収穫」も兼ねて、美味しく、上手に整えられると良いですね。
STEP4.挿し木で殖やす
● 繁殖力旺盛で育てやすい「タイム」の育て方 ●
始めに:「タイム」のメリット/使いみちは?
出典:www.flickr.com(@Ellie Nakazawa)
料理やハーブティーはもちろん、その煎じ汁でうがいをするのもいいのだとか。また、さりげなくグラスに生けるのも素敵!さわやかな香りとやさしい雰囲気に癒されそうです。
「タイム」を育てるSTEP
STEP1.苗を用意しよう
STEP2.苗の植えつけ
基本の育て方・・日当たりが良く、風通しのよい場所で。
【併せて知りたい】シンプルで美味しい「ローズマリー/タイム」活用レシピ集
~ローズマリー/タイムのフレーバーを添えたオイル&調味料~
■ 香り豊かな「ハーブオイル」
■ ドレッシングなどに活躍する「ハーブビネガー」
■ 料理がグレードアップする「ハーブソルト」
~お肉・魚料理の味わいに、素敵なアクセントを添えるレシピ~
■ ローズマリー香る「チキンのソテー」
■ タイムのさわやかな香りが広がる「鮭のソテー」
■ ハーブの魔法でおいしく!「ローズマリー風味のマリネ焼き」
■ カレー粉とタイムが香る「スパイシーブイヤベース」
■ 濃厚なうまみとタイムのシャープな香り♪「牡蠣チャウダー」
■ タイムたっぷりの「ヘルシー玄米リゾット」
■ タイムの風味が美味しい「あさりと玉ねぎのスープ」
■ 相性抜群!「ローズマリーポテト」
■ イタリアンに添えたい!「ローズマリーのフォカッチャ」
■ 意外なおいしさ!「ローズマリー風味の肉じゃが」
~ローズマリー/タイムの風味豊かなドリンク&おやつレシピ~
■ 寒い冬におすすめ!「金柑ローズマリーティー」
■ ペッパーのピリッ&ローズマリーの爽やかさが絶妙「全粒クラッカー」
■ 毎日飲みたいハーブティー「ドライライムとフレッシュタイムのお茶」
■ 見た目もおしゃれ!タイムやローズマリー入りの「ハーブビスケット」
いかがでしたか?
出典:pixabay.com
今回ご紹介したローズマリーとタイムは、比較的育てやすく、よく成長します。
ベランダ菜園でどんどん収穫して、お料理はもちろん、ハーブティーやポプリ、ちょっと手を加えてバスソルトや石けんなど、暮らしのさまざまなシーンに活用してみてはいかがでしょうか。
ガーデニングや料理に活躍するハーブ。育て方は、お庭がなくてもOK!プランターと園芸用の土、あとは苗を準備するだけで、気軽に栽培できますよ。
今回はハーブの代表格、「ローズマリー」と「タイム」の育て方をご紹介します。どちらもイタリアンなどで、香りや味に親しみがありますよね。常緑性で1年を通して楽しめるので、初心者さんにもおすすめのハーブです。この機会に家庭菜園デビューを飾りませんか。