栄養豊富な大根を1本まるごと使い切るには
かさがある大根は、1本買って使い切れないこともしばしば。時間が経つと水分が抜けて柔らかくしわしわになってしまうことも……。
でも、捨ててしまうのはもったいない!
でも、捨ててしまうのはもったいない!
大根の栄養価
大根は昔から「大根どきの医者いらず」といわれてきたほど栄養価の高い野菜。大根に含まれる酵素・ジアスターゼは消化を助け、胸やけや胃もたれを防ぎ、二日酔いもやわらげてくれます。
大根の葉にもビタミンC・カロテン・カルシウムなどが含まれています。1本買ったら、葉や皮も余さずまるごと使い切りたいところ。
大根の葉にもビタミンC・カロテン・カルシウムなどが含まれています。1本買ったら、葉や皮も余さずまるごと使い切りたいところ。
「冷凍保存」や「切り干し大根」で日持ちさせる
葉をつけたままにしておくと、葉が根の部分の水分を吸ってしんなりしてしまうので、まずは葉を切り落とします。葉は湿らせた新聞紙に包んで立てて冷蔵を。さっと茹でた後に冷凍保存もできます。
根部分を冷蔵保存する時は軽く湿らせた新聞紙などに包み、立てて保存すると1週間ほど日持ちします。根元・中央・先端の3つに切り分けておくと使いやすいですよ。
根部分を冷蔵保存する時は軽く湿らせた新聞紙などに包み、立てて保存すると1週間ほど日持ちします。根元・中央・先端の3つに切り分けておくと使いやすいですよ。
根は根本・中央・先端の3つに切り分け、いちょう切りや拍子切り(拍子木切り)等に切って冷凍保存します。筋っぽくなるのが気になるなら茹でてから冷凍を。約1か月もちます。
もちろん、大根おろしも冷凍できます。ラップに包んで保存袋で冷凍するか、氷皿に入れて冷凍を。根元部分は甘くみずみずしく、先端部分は辛みが強いので、お好みの部位でどうぞ。
もちろん、大根おろしも冷凍できます。ラップに包んで保存袋で冷凍するか、氷皿に入れて冷凍を。根元部分は甘くみずみずしく、先端部分は辛みが強いので、お好みの部位でどうぞ。
切って干すだけ、切り干し大根の作り方
使い残すとしわしわになってしまう大根ですが、切って干せば切り干し大根として長期保存できます。干した後の大根はカリウム・カルシウム・葉酸などの栄養価も大幅にUP!干さない手はありません。
干した後は密閉できる容器や袋で湿気をさけて保存を。
干した後は密閉できる容器や袋で湿気をさけて保存を。
皮から葉まで。余さず使い切る「大根の大量消費レシピ」21選
大量消費&つくりおきで日持ちする「大根のお漬物」
簡単!大根の皮の漬物(ポン酢漬け)
大根は芯よりも皮近くにビタミンCが多く含まれているそう。皮も捨てずに食べきるには、さっと作れる「ポン酢漬け」がおすすめ。皮を切ってポン酢に漬けるだけの簡単レシピで、おいしいお漬物ができます。
冷蔵保存で5~7日ほどもちます。
冷蔵保存で5~7日ほどもちます。
パリポリ美味しい♪簡単!『大根のお漬物』
色美しく食感も楽しい「大根のお漬物」は、箸休めにも最適です。保存袋に入れて漬けておくだけでいつもの食卓に1品プラスできますよ。茎や葉も一緒に漬けて食べられます。
「好きな具」人気ランキング1位の大根で。定番の「おでん」
うちのおでん
京都のタキイ種苗株式会社が2015年、20~60代の334人を対象に行ったアンケート調査によると、おでんの「好きな具」で堂々ランキング1位となったのは「大根」(74.3%)でした。
寒い日に食べるあつあつの大根は格別。ぜひ定番のおでんで。
寒い日に食べるあつあつの大根は格別。ぜひ定番のおでんで。
圧力鍋やレンジで時短。芯まで柔らかく味がしみるレシピ
圧力鍋で*豚の角煮(豚バラ大根味付き卵)
箸で切れるほど柔らかくするには、じっくりと長く煮込まねばならない豚の角煮。ですが、圧力鍋を使うことで煮込み時間を短縮できます。大根も芯まで味がしっかりしみて、おいしく仕上がります。
レンジで下茹で♪とろうま【大根の和風そぼろあん】#時短 #節約
鍋で茹でると時間のかかる大根ですが、レンジ加熱で時短。ほくほく柔らかな大根を、豚挽き肉のうま味が詰まったそぼろあんで煮込んだ一品です。
とろとろのあんが絡んで優しいお味に。
とろとろのあんが絡んで優しいお味に。
基本の豚バラ大根
レンジで大根の下茹で時間を短縮し、甘辛の炒め煮にしたしっかり味のおかず。芯まで味がしみていて、箸がどんどん進みます。
冷蔵で5日もちます。
冷蔵で5日もちます。
お弁当にも◎のしっかり味レシピ
鶏肉と大根のバター醤油炒め
フライパンでパリッと焼いた鶏肉と大根をバター醤油で煮絡めて、コクと香りを楽しめるおかずに。
しっかり味がついているので、お弁当にはもちろん、つくりおきにも。
冷蔵で5日保存できます。
しっかり味がついているので、お弁当にはもちろん、つくりおきにも。
冷蔵で5日保存できます。
ふろふき大根 鶏そぼろ餡
白だしでじっくり煮込んだ大根に、しっかり味の鶏そぼろ餡をかけて。
寒い夜にあつあつで食べると格別ですが、冷めてもおいしいので、お弁当に入れても◎。
寒い夜にあつあつで食べると格別ですが、冷めてもおいしいので、お弁当に入れても◎。
メインディッシュは大根。主役級レシピ
大根の肉詰め
中央をくり抜いた大根に鶏ひき肉のたねを詰めてことこと煮込み、煮汁で作るあんをかけていただきます。料亭で出されるお椀のような洗練された一皿です。
おろし生姜をのせて。
おろし生姜をのせて。
大根の煮物
冬を迎えてますます際立つ大根のおいしさを味わうなら「大根の煮物」を。柔らかくてみずみずしい大根がひと口ごとにしみじみおいしく感じられます。
大根ひとつあればできるのも嬉しいですね。
大根ひとつあればできるのも嬉しいですね。
ごはんが止まらない!こってり肉みそ大根
パンチの効いた味がお好みなら、「こってり肉みそ大根」を。豚ひき肉をごま油で炒めて大根と一緒に炒め煮にします。にんにくの香りとオイスターソースでコクもプラスされ、食べ応えのある一皿に。
大根を香ばしく焦がすのがポイント。
冷蔵で2日保存できます。
大根を香ばしく焦がすのがポイント。
冷蔵で2日保存できます。
やみつきおかず☆トロトロ鶏大根のうま塩煮こみ
ネギ塩スープで鶏肉と大根を柔らかく煮込んだおかずです。
大根に鳥だしのうま味がしみ込み、こっくりしたスープも余さず飲み干したくなるおいしさ。
あっという間になくなってしまいそうです。
大根に鳥だしのうま味がしみ込み、こっくりしたスープも余さず飲み干したくなるおいしさ。
あっという間になくなってしまいそうです。
二日酔いでつらい朝におすすめのスープ・常備菜レシピ
白菜と大根の中華スープ
昆布だしで白菜と大根を煮て、ふんわりと卵を回しかけたほっとするお味のスープです。二日酔いのお腹にも優しくおさまりそう。途中で取り分ければ離乳食作りにも活用可能です。
ごま油が香ります。
ごま油が香ります。
【常備菜!ちょっとあると便利】大根のなます
柿と大根で作る「大根のなます」は、さっぱりと甘くフルーティなお味で、レモンを使った甘酢がさわやか。二日酔いを予防してくれる柿と、胃腸に優しい大根の組み合わせです。
飲む前・飲んだ後の献立におすすめ。
飲む前・飲んだ後の献立におすすめ。
体調不良の時に食べたい大根メニュー
ハチミツ大根
「ハチミツ大根」は、昔から民間療法で喉の痛みや咳に効くとされてきました。大根を切ったりすりおろしたりすることで生まれる辛味成分「イソチオシアネート」には、殺菌作用があるのだとか。ハチミツにも抗菌・殺菌・保湿効果があります。
冬につくりおきしておくと風邪を引いても安心ですね。
冬につくりおきしておくと風邪を引いても安心ですね。
胃に優しくてほっこり♪豆腐のみぞれ煮
木綿豆腐をおろし大根で煮た「豆腐のみぞれ煮」は、胃に優しく、口当たりも柔らか。食欲のない時や喉が痛い時でもつるんと食べやすく、それでいて濃すぎず優しすぎず、しっかりめに味がついているので箸がすすみます。
刻み葱や一味・ゆずなど、薬味のアレンジもぜひ楽しんで。
刻み葱や一味・ゆずなど、薬味のアレンジもぜひ楽しんで。
子供のおやつに。カリッともちもち美味しいレシピ
ふわふわもちもち長芋たっぷり大根もち
大根に長芋をプラスすることで、ふわふわ感が増した「大根もち」は、ダイエッターや子供のおやつにもぴったり。表面はカリッと、中はもちもちの食感も楽しめます。
昆布茶で下味をつけた、おしょうゆ味の和風おやつです。
昆布茶で下味をつけた、おしょうゆ味の和風おやつです。
サイドメニューに。大根のサラダレシピ
ポリ袋で簡単!大根とツナのやみつき和風紫蘇サラダ
大根とツナ、紫蘇(しそ)を混ぜた和風サラダは、しそのさわやかな香りとツナのうま味、大根のみずみずしいさっぱり感があいまって食べ飽きないおいしさです。
手作りドレッシングでしっかり味をしみこませるので、サラダが苦手な人でもどんどん食べてしまいそう。
ポリ袋で混ぜるので、洗いものがでないのも嬉しいポイント。
手作りドレッシングでしっかり味をしみこませるので、サラダが苦手な人でもどんどん食べてしまいそう。
ポリ袋で混ぜるので、洗いものがでないのも嬉しいポイント。
無限♡大根サラダ【#やみつき #切って和えるだけ】
麺つゆ・ごま油・和風だし・ポン酢で作るドレッシングで千切り大根を和えた、パリパリ食感も楽しいサラダです。
かつお節でうま味もUP!韓国海苔やいり白ごまをトッピングして香ばしさをプラスするのも◎。
かつお節でうま味もUP!韓国海苔やいり白ごまをトッピングして香ばしさをプラスするのも◎。
葉っぱまで使い切る「大根葉」レシピ
なめこおろし和え
大根葉と大根おろし・なめこを和えるだけの簡単レシピですが、お醤油をちょっとたらせば格別なおいしさです。
大根おろしの水気をしっかり切るのがポイント。
大根おろしの水気をしっかり切るのがポイント。
大根の葉っぱとちりめんじゃこの炒めもの
たくさん葉のついた大根が手に入ったら作りたいのが、こちら「大根の葉っぱとちりめんじゃこの炒めもの」。大根の葉をさっと茹でてしっかり絞り、ちりめんじゃこと炒め合わせてごまをふります。
あと一品ほしい時にも。
あと一品ほしい時にも。
様々な顔をもつ大根を楽しんで
みずみずしく淡泊な味の大根は、調理次第でさっぱり味からこってり味まで実に多様なレシピに広く展開できる野菜です。お腹がはる時に食べるとラクになる、食べているとなんだか体調がいい……そんなヘルシーさも嬉しいですよね。
まだトライしたことのない大根のレシピがあればぜひお試しを。大根の様々なおいしさを、余さず楽しんでみて下さいね。
まだトライしたことのない大根のレシピがあればぜひお試しを。大根の様々なおいしさを、余さず楽しんでみて下さいね。
※この記事はこちらを参照して書かせていただきました。