夏の水分と栄養補給は果物で♪
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毎日、暑い日が続きますね。水分と塩分の適切な補給を…という言葉には耳にタコができそう。そこでおススメなのが果物。適度な糖分とビタミン、ミネラルを多く含んでいるので夏の水分補給と栄養補給にぴったりです。特に今回は今が旬の「梨」についてお伝えします。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
暑い夏に旬を迎える「梨」
旬を迎えた梨は栄養価も高く値段もお手頃。それだけではなく梨は東洋医学的にみても今の季節にピッタリな果物なのです。そんな梨を美味しく楽しく食べるために、梨の種類と美味しい梨の見分け方を紹介します。
東洋医学からみた梨
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東洋医学では梨の性質は熱を納め、身体を潤すとしています。毎日の暑さで身体がほてり、秋の乾燥にも備えたい、梨はそんな夏の大人女子にぴったりなのです。ただ、もともと冷えがある人は多く食べると不調につながりかねないので、ほどほどにしてくださいね。
梨の種類について
幸水(こうすい)
8月上旬から9月上旬に出回ります。甘味があり、食感もよく、水分が豊富でジューシー。とても人気のある品種です。
豊水(ほうすい)
8月下旬から9月下旬に出回ります。程よい酸味と柔らかさが特徴。通好みな品種ともいわれています。
秋月(あきづき)
9月の上旬から10月の上旬に出回ります。甘味がしっかりあり、果汁がたっぷりで果肉が柔らか。比較的新しい品種なので知名度は低めで、知る人ぞ知る梨です。
新高(にいたか)
9月下旬から10月中旬に出回ります。酸味が少なく甘い上品な味わい。大ぶりのため贈答用にも使われます。
にっこり
10月上旬から11月上旬に出回ります。酸味が少なく糖度が高い、果汁たっぷりの柔らかな果肉。栃木で生まれた品種で、地元の、日光+梨、でにっこりと命名されました。
愛宕(あたご)
10月下旬から11月上旬に出回ります。独特の甘みと酸味のバランスが素晴らしい梨です。普通の梨の2.5~4倍の大きさがあり食べごたえがあります。
梨の品種について詳しくはこちらをご覧ください。
梨を美味しく食べるための見分け方・保存法
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並んでいるとどれも同じに見える梨ですが、せっかくなら美味しいものを食べたいですよね。美味しい梨を見分けるためのちょっとしたポイントと保存法をお伝えします。
適度にかたく、ずしりと重い
中玉以上の大きさがありずしりと重いものを。皮にハリがあり適度なかたさがあるのが水分の多い証拠。柔らかいものは熟れすぎてしまっている可能性も。軸がしっかりしていて、色むらがなく、独特のツヤがあるものを選びましょう。
乾燥を防いで、冷蔵庫へ
すぐに食べない梨は保存袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存。軸を下にするのがポイントです。カットしたものは塩水またはレモン水に1度くぐらせてから、保存容器に入れて冷蔵保存。ただ、丸のままに比べて味が落ちるのが速いので、なるべく早く食べてくださいね。
アレンジしても美味しい「梨レシピ」
梨はそのまま食べることがほとんど、というあなたに知ってもらいたい!梨は火を加えたり、ほかの食材と合わせたりするとそのまま食べるのとは全く違った表情を見せてくれる果物なのです。おススメのアレンジレシピを7つ紹介します。
和梨のカスタードタルト
梨のコンフィチュール
和梨のコンポート
梨とヨーグルトのスムージー
梨と生ハムの前菜
きゅうりと梨のゴマ酢和え
梨入り 甘旨焼肉ダレ
季節の贈り物「梨」を満喫しよう
日本人に愛され、日本に根付いた果物、梨。8月~11月まで長い期間見かけますがその間、店頭に並ぶ品種はどんどん変わります。今年はあなた好みの梨を見つけてみてくださいね。
中国が原産といわれている梨。日本で改良が重ねられて大きくて瑞々しく、甘い現在の和梨が作られました。日本で栽培されている梨は30種類以上。その中でも定番で、よくお店でも見かける6種類を紹介します。