栄養と美味しさのピーク時期を知ろう
1年中見かける野菜や果物にも、それぞれ旬の時期は存在します。せっかくなら美味しさも栄養も詰まった旬の時期にいただきたいものですね。
そこで、1月から12月まで、各月ごと美味しさのピークを迎える代表的な野菜と果物をおすすめのレシピ付きでご紹介します。
栽培される地域によって時期は異なり、また、どの食材も数ヶ月に渡って旬が続きます。そのため、ここにまとめた月だけが食べごろというわけではありませんが、目安としてご覧ください。
もっとも食材の味わいが濃くなる旬を見逃さないで!
そこで、1月から12月まで、各月ごと美味しさのピークを迎える代表的な野菜と果物をおすすめのレシピ付きでご紹介します。
栽培される地域によって時期は異なり、また、どの食材も数ヶ月に渡って旬が続きます。そのため、ここにまとめた月だけが食べごろというわけではありませんが、目安としてご覧ください。
もっとも食材の味わいが濃くなる旬を見逃さないで!
1月
1月が旬の野菜
出典:unsplash.com
・水菜 ・小松菜 ・キャベツ ・菜の花
・白菜 ・セロリ ・タラの芽 ・ふきのとう
・山芋 ・長ネギ ・あさつき ・れんこん
・ほうれん草
1月は葉野菜や根菜が美味しい時。お鍋料理にすればたっぷりと栄養が摂れますね。キャベツは春に旬を迎える品種もありますが、冬の寒玉は肉厚で火を通すと甘みが増します。
・白菜 ・セロリ ・タラの芽 ・ふきのとう
・山芋 ・長ネギ ・あさつき ・れんこん
・ほうれん草
1月は葉野菜や根菜が美味しい時。お鍋料理にすればたっぷりと栄養が摂れますね。キャベツは春に旬を迎える品種もありますが、冬の寒玉は肉厚で火を通すと甘みが増します。
1月が旬の果物
出典:unsplash.com
・キンカン ・伊予柑 ・温州みかん ・アボカド
風邪をひきやすい時期なので、ビタミンが豊富な旬の果物を積極的に摂りましょう。キンカンは皮ごと食べられて栄養満点。伊予柑やみかんは美味しい時期にシロップ漬けにして保存しておくのもおすすめです。
風邪をひきやすい時期なので、ビタミンが豊富な旬の果物を積極的に摂りましょう。キンカンは皮ごと食べられて栄養満点。伊予柑やみかんは美味しい時期にシロップ漬けにして保存しておくのもおすすめです。
風邪予防のビタミン補給「丸ごとみかんのシロップ漬け」
2月
2月が旬の野菜
出典:pixabay.com
・高菜 ・にら ・大根 ・芽キャベツ
・クワイ ・ブロッコリー ・カリフラワー
カリフラワーやブロッコリーは、12月~2月頃の寒い時期がもっとも美味しい時。大根は夏に収穫されるものは辛みが強く、冬には甘みが増します。
・クワイ ・ブロッコリー ・カリフラワー
カリフラワーやブロッコリーは、12月~2月頃の寒い時期がもっとも美味しい時。大根は夏に収穫されるものは辛みが強く、冬には甘みが増します。
甘い冬大根をメインに!「絶品オイマヨ大根ステーキ」
2月が旬の果物
出典:unsplash.com
・国産キウイ ・デコポン ・ポンカン
キウイは輸入品が多く1年を通して店頭に並んでいますが、国産品は冬が旬。糖度が高いキウイをこの時期に味わってみてください。りんごと一緒にビニール袋などに入れておくと、甘く熟して美味しくなりますよ。
キウイは輸入品が多く1年を通して店頭に並んでいますが、国産品は冬が旬。糖度が高いキウイをこの時期に味わってみてください。りんごと一緒にビニール袋などに入れておくと、甘く熟して美味しくなりますよ。
3月
3月が旬の野菜
出典:unsplash.com
・玉ねぎ ・パセリ ・豆苗 ・チンゲン菜
・きぬさやエンドウ
3月になると早採りした新玉ねぎが市場に出回ります。みずみずしくて柔らかい新玉ねぎは、甘みがあるのでスライスして生で食べるのがおすすめです。パセリもこの時期は葉が柔らかくなります。普段は付け合わせにするだけで食べないという人は、ぜひ旬のパセリを試してみて。
・きぬさやエンドウ
3月になると早採りした新玉ねぎが市場に出回ります。みずみずしくて柔らかい新玉ねぎは、甘みがあるのでスライスして生で食べるのがおすすめです。パセリもこの時期は葉が柔らかくなります。普段は付け合わせにするだけで食べないという人は、ぜひ旬のパセリを試してみて。
さっくり香ばしい「パセリの天ぷら」
3月が旬の果物
・甘夏 ・はっさく ・ネーブルオレンジ
・ブラッドオレンジ
2月~3月頃のはっさくやオレンジは、酸味が落ち着いて食べやすくなります。そのままでも美味しいですが、サラダにトッピングすれば彩りも香りも爽やかに!
・ブラッドオレンジ
2月~3月頃のはっさくやオレンジは、酸味が落ち着いて食べやすくなります。そのままでも美味しいですが、サラダにトッピングすれば彩りも香りも爽やかに!
4月
4月が旬の野菜
出典:pixabay.com
・かぶ ・ルッコラ ・たけのこ
・レタス ・クレソン ・空豆
・サヤエンドウ ・スナップエンドウ
・グリーンピース ・アーティチョーク
・アスパラガス(グリーン・ホワイト)
4月になって温かくなると、成長して美味しくなる野菜がたくさん出てきます。アスパラガスはグリーンもホワイトも4月~6月頃が旬。シャキッとした食感と甘さが味わえるのは春先ならでは。
・レタス ・クレソン ・空豆
・サヤエンドウ ・スナップエンドウ
・グリーンピース ・アーティチョーク
・アスパラガス(グリーン・ホワイト)
4月になって温かくなると、成長して美味しくなる野菜がたくさん出てきます。アスパラガスはグリーンもホワイトも4月~6月頃が旬。シャキッとした食感と甘さが味わえるのは春先ならでは。
春の旨味を凝縮「ホワイトアスパラのアヒージョ」
4月が旬の果物
出典:pixabay.com
・びわ ・夏みかん ・マンゴー
・グレープフルーツ
春の訪れを伝えてくれる、びわ。マンゴーは皮が赤く染まり出し、熟してきます。共に、甘みと酸味のバランスやとろけるような食感がたまりません。
・グレープフルーツ
春の訪れを伝えてくれる、びわ。マンゴーは皮が赤く染まり出し、熟してきます。共に、甘みと酸味のバランスやとろけるような食感がたまりません。
5月
5月が旬の野菜
出典:unsplash.com
・わらび ・ぜんまい ・サラダ菜
・新じゃがいも ・じゅんさい
・フェンネル ・らっきょう ・ベビーコーン
春は新じゃがいもが美味しい季節。この時期のじゃがいもは水分が多く、舌触りがなめらか。ビタミンCの含有量も多いと言われています。
・新じゃがいも ・じゅんさい
・フェンネル ・らっきょう ・ベビーコーン
春は新じゃがいもが美味しい季節。この時期のじゃがいもは水分が多く、舌触りがなめらか。ビタミンCの含有量も多いと言われています。
シンプルだから美味しさがわかる「新じゃがとたけのこのソテー」
5月が旬の果物
出典:unsplash.com
・梅 ・メロン ・さくらんぼ ・ライチ
・パイナップル ・ゴールデンキウイ
5月になると茨城・北海道・熊本といったメロンの名産地から初出荷のニュースがやってきます。アンデスメロンやプリンスメロンなど、芳醇な香りとジューシーな果肉を堪能しましょう。
・パイナップル ・ゴールデンキウイ
5月になると茨城・北海道・熊本といったメロンの名産地から初出荷のニュースがやってきます。アンデスメロンやプリンスメロンなど、芳醇な香りとジューシーな果肉を堪能しましょう。
6月
6月が旬の野菜
・なす ・ゴーヤ ・にんにく ・いんげん
・大葉 ・赤じそ ・白瓜 ・とうもろこし
夏野菜が出始める初夏。フレッシュなとうもろこしが食べられるようになります。また、生にんにくが食べごろになるのもこの時期です。
・大葉 ・赤じそ ・白瓜 ・とうもろこし
夏野菜が出始める初夏。フレッシュなとうもろこしが食べられるようになります。また、生にんにくが食べごろになるのもこの時期です。
たまには思い切って「丸ごとにんにくのまんま蒸し焼き」
6月が旬の果物
出典:unsplash.com
・あんず ・すもも ・いちじく
あんずの旬は6月下旬頃から。約2週間~1ヶ月という短い期間しか旬が続きません。この貴重な時期にぜひ、甘酸っぱい生あんずを食べてみてください。
あんずの旬は6月下旬頃から。約2週間~1ヶ月という短い期間しか旬が続きません。この貴重な時期にぜひ、甘酸っぱい生あんずを食べてみてください。
7月
7月が旬の野菜
出典:pixabay.com
・オクラ ・トマト ・きゅうり ・新生姜
・枝豆 ・唐辛子 ・ししとう ・ピーマン
・パプリカ ・みょうが ・ズッキーニ
太陽の恵を受けて、カラフルな夏野菜がいよいよ食べごろとなります。暑さで疲れやすい時期なので、ビタミンたっぷりの夏野菜で栄養補給をしましょう。生姜は秋に収穫されるのが一般的ですが、早採りの新生姜が夏から出回り始めます。
・枝豆 ・唐辛子 ・ししとう ・ピーマン
・パプリカ ・みょうが ・ズッキーニ
太陽の恵を受けて、カラフルな夏野菜がいよいよ食べごろとなります。暑さで疲れやすい時期なので、ビタミンたっぷりの夏野菜で栄養補給をしましょう。生姜は秋に収穫されるのが一般的ですが、早採りの新生姜が夏から出回り始めます。
7月が旬の果物
出典:unsplash.com
・ブルーベリー ・ブラックベリー
・ラズベリー ・ポイセンベリー
国産のブルーベリーやラズベリーなどは7月前後が収穫時期。爽やかな甘酸っぱさが夏には嬉しいですね。暑さでバテぎみの時には、ソーダやヨーグルトにベリー類を加えてさっぱりと味わって。
・ラズベリー ・ポイセンベリー
国産のブルーベリーやラズベリーなどは7月前後が収穫時期。爽やかな甘酸っぱさが夏には嬉しいですね。暑さでバテぎみの時には、ソーダやヨーグルトにベリー類を加えてさっぱりと味わって。
夏を乗り切る!「ベリー・スムージー」
8月
8月が旬の野菜
・冬瓜 ・空心菜 ・葉唐辛子 ・青唐辛子
・モロヘイヤ ・青パパイヤ
冬という漢字を使うのに夏が旬の冬瓜。体の熱を冷ます働きをしてくれるので、暑い夏の日に食べたい野菜です。発汗作用のある唐辛子と一緒に煮込むのもおすすめ。
・モロヘイヤ ・青パパイヤ
冬という漢字を使うのに夏が旬の冬瓜。体の熱を冷ます働きをしてくれるので、暑い夏の日に食べたい野菜です。発汗作用のある唐辛子と一緒に煮込むのもおすすめ。
トロッとした優しい一品「冬瓜のそぼろあん」
8月が旬の果物
・もも ・プルーン ・ぶどう ・マスカット
・巨峰 ・すいか ・すいか ・シークワーサー
・梨 ・バナナ ・すだち ・ネクタリン
8月はフルーツも豊富。特に、この時期にしか食べられないスイカやぶどう類を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。バナナは輸入品が1年中ありますが、貴重な国産ものが出荷されるのはこの時期だけです。
・巨峰 ・すいか ・すいか ・シークワーサー
・梨 ・バナナ ・すだち ・ネクタリン
8月はフルーツも豊富。特に、この時期にしか食べられないスイカやぶどう類を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。バナナは輸入品が1年中ありますが、貴重な国産ものが出荷されるのはこの時期だけです。
9月
9月が旬の野菜
・銀杏 ・栗 ・里芋 ・かぼちゃ ・ゆりね
9月になって暑さが過ぎると、ホクホクとした野菜が美味しくなってきます。銀杏は炒って食べると最高。栗やゆりねは炊き込みご飯にするのもいいですね。
9月になって暑さが過ぎると、ホクホクとした野菜が美味しくなってきます。銀杏は炒って食べると最高。栗やゆりねは炊き込みご飯にするのもいいですね。
お酒のお供にも◎「炒り銀杏」
9月が旬の果物
出典:unsplash.com
・柿 ・西洋梨 ・ライム ・クランベリー
・ざくろ ・あけび
9月に入ると柿が収穫時期を迎えます。この頃から11月頃までは甘さが濃い時。ざくろは、酸っぱさ+甘さ+ほんのり苦味が溶け合う独特の味が魅力のフルーツです。実をほぐしてグリーンサラダに混ぜると美味しいアクセントになります。
・ざくろ ・あけび
9月に入ると柿が収穫時期を迎えます。この頃から11月頃までは甘さが濃い時。ざくろは、酸っぱさ+甘さ+ほんのり苦味が溶け合う独特の味が魅力のフルーツです。実をほぐしてグリーンサラダに混ぜると美味しいアクセントになります。
10月
10月が旬の野菜
出典:unsplash.com
・松茸 ・しめじ ・なめこ ・しいたけ
・舞茸 ・落花生 ・新れんこん
10月からはきのこ類が食べ時。香りと旨味を存分に生かすきのこレシピを作ってみてください。また、この頃から出荷される新れんこんもぜひ摂り入れてみて。新れんこんは柔らかくて味があっさりしているので、和え物や煮込みに最適です。
・舞茸 ・落花生 ・新れんこん
10月からはきのこ類が食べ時。香りと旨味を存分に生かすきのこレシピを作ってみてください。また、この頃から出荷される新れんこんもぜひ摂り入れてみて。新れんこんは柔らかくて味があっさりしているので、和え物や煮込みに最適です。
数種類合わせて旨味アップ「どっさりきのこの混ぜご飯」
10月が旬の果物
出典:unsplash.com
・りんご ・かりん ・なつめ ・スターフルーツ
りんごは品種によって旬がさまざまあり、10月にはレッドゴールドやシナゴールドが美味しい時。かりんやなつめは、旬の香りと甘酸っぱさをジャムにして閉じ込めておくのもいいですね。
りんごは品種によって旬がさまざまあり、10月にはレッドゴールドやシナゴールドが美味しい時。かりんやなつめは、旬の香りと甘酸っぱさをジャムにして閉じ込めておくのもいいですね。
11 月
11月が旬の野菜
・長芋 ・自然薯 ・安納芋 ・さつまいも
・菊芋 ・むかご
11月は芋類に要注目。さつまいもは、収穫から少し置いて水分を飛ばすと甘みやホクホク感が増して美味しいと言われていて、その食べ時が11月頃です。
・菊芋 ・むかご
11月は芋類に要注目。さつまいもは、収穫から少し置いて水分を飛ばすと甘みやホクホク感が増して美味しいと言われていて、その食べ時が11月頃です。
お弁当にもおすすめ「さつまいものきんぴら」
11月が旬の果物
・ゆず ・レモン
ゆずやレモンが収穫される11月。冬のあったか料理に、レモンやゆずのアクセントを効かせたい時です。ゆずは、12月の冬至に限らずお風呂に浮かばせて「ゆず湯」にすれば、体が芯から温まりますよ。そのほか、この時期の果物としてはまだ梨や柿もあり、少しずついちごも出てきます。
ゆずやレモンが収穫される11月。冬のあったか料理に、レモンやゆずのアクセントを効かせたい時です。ゆずは、12月の冬至に限らずお風呂に浮かばせて「ゆず湯」にすれば、体が芯から温まりますよ。そのほか、この時期の果物としてはまだ梨や柿もあり、少しずついちごも出てきます。
12月
12月が旬の野菜
・野沢菜 ・春菊 ・人参 ・チコリ
・えのき ・ごぼう ・わさび
βカロテンが豊富な野沢菜や人参が美味しい12月。一般的な人参に比べて栄養分が高い金時人参(京人参)も甘みを増して旬を迎えます。
・えのき ・ごぼう ・わさび
βカロテンが豊富な野沢菜や人参が美味しい12月。一般的な人参に比べて栄養分が高い金時人参(京人参)も甘みを増して旬を迎えます。
タンパク質とミネラルがたっぷり「鶏肉と野菜のミルク鍋」
12月が旬の果物
出典:unsplash.com
・いちご ・天草みかん
1月にはいちご狩りシーズンがスタートします。真っ赤に熟したいちごは、この時期毎日でも食べたい美味しさですよね。
1月にはいちご狩りシーズンがスタートします。真っ赤に熟したいちごは、この時期毎日でも食べたい美味しさですよね。
旬を知れば、食の楽しさが広がる!
野菜と果物の食べ時を12カ月に分けてご紹介しました。
こうした旬を意識して、食材やレシピを選んでみてください。食材を通して季節の移り変わりを感じていけると、暮らしも心も豊かになっていきますよ。
こうした旬を意識して、食材やレシピを選んでみてください。食材を通して季節の移り変わりを感じていけると、暮らしも心も豊かになっていきますよ。
みかんは、重曹を加えて茹でると薄皮がつるん♪とむけます。ツヤがあるプリプリの丸ごとみかん、見た目が可愛らしいですね。