毎日の献立決めって意外と大変!

「なんでもいい」が持つたくさんの意味

この「なんでもいい」には、「特別食べたいものはないからなんでもいい」という意味の他に、「食べたいものが沢山あって一つに絞れないからなんでもいい」という意味もあるようです。

さらに、「食べたいものはあるけどみんなで食べる場合、それぞれの好みもあるから何がいいか決めかねる」という時や、「家にある食材を把握していないからわからない」という場合などにも、「なんでもいい」と答えてしまうのかもしれません。
なんでもいい=本当はなんでもよくない
では、「なんでもいい」と言われたからといって、冷蔵庫にある食材を消化するような簡単なメニューを作ったとしましょう。それに対して「なんだ、残り物か」とガッカリされてしまったとしたらなんだか残念ですよね…
「なんでもいい」のであれば、喜んで食べて欲しいというのが作り手の本音です。
なんでもいいから難しい

「なんでもいい」の難しさは、「なんでもいい(けど美味しいものが食べたい)」という隠れた気持ちがあることでしょう。自分だけならまだしも、家族やパートナーの好みのことも考えると、それを叶えるのはやはり難しいですよね。
毎日休みなしのご飯作り、ひょっとしたら作る作業より、自分や家族が満足するような献立づくりのほうが大変かもしれませんよね。
ではさっそく、そんな日々の献立決めをラクに解決する秘策をご紹介します!
献立決めに3つの小さな制限を加えよう

それならば、献立決めに「ゆるい制限」を設定してみませんか?献立決めの制限とは、肉、魚といった食材や調理法を“サイクル化”することです。

真っ白な紙に一から絵を描くのは大変でも、色やデザイン、模様など少しでもヒントが与えられると描き出すことがラクになりますよね。献立決めも同様に、ちょっとした制限や限定感を加えるだけで考えるのがラクになります。
①使う食材を曜日ごとに決めよう
1週間のうち、例えば「月・金を魚の日、火・木・土を肉の日、日曜を豆腐の日、水曜は食材の調整日」のように、曜日ごとに使う食材を決めてしまいましょう。魚なら魚の中で何を選ぶかは、お店の品揃えを見てから考え始めるほうがラクですよね。
②調理法もサイクルを決めよう

作る側にとって簡単で手早くできるメニューであればより嬉しいですよね。とはいえ、知らず知らずのうちに同じ調理法ばかりを選んでしまい、「またか」となってしまう反面も…。

そこで、炒める、焼く、蒸す、煮る、揚げるというサイクルもゆるく決めてしまいましょう。食材と調理法の大枠が決まっていれば、より一層考えやすいでしょう。
副菜はメインとかぶらない調理法を

あると嬉しい副菜はメインとは食材や調理法のかぶらないものを選びましょう。彩や箸休めになるもの、という観点もプラスできれば最高ですね。
③1週間のうち1日は食材調整日に

どんな食材でも、全部使い切れずに余ることがあるでしょう。「水曜の食材調整日」はそれら全てを使った鍋ものや具沢山のお味噌汁を作りましょう。その際に、すべての食材をきれいに使い切ってしまう可能性もあります。

そんな時は、いつもご飯を作る自分を労って、自分優先メニューや、極力手をかけないメニュー、外食など、自由に選んでみましょう。麺や丼など、普段登場回数の少ないメニューでも良いでしょう。
作る人と食べる人が共に笑顔になれる「ご飯」時間を

時にはいただき物や来客があったりで、予定通りにいかないこともあるでしょう。食材や調理法のサイクルはあくまでも大枠であり、それに縛られる必要はありません。そして、時には「今日は疲れたから外食しよう」という逃げ道も用意しておきましょう。

大変ではあるものの、ご飯を作って食べることができるのは、健康だからこそ。作る人も食べる人も、共に互いを思いやりながら、1日で1番楽しい時間を過ごせるよう、さっそく今日から始めてみませんか?
ご飯作りは毎日のことだから、献立決めには悩むことも多いですよね。家族やパートナーに「何食べたい?」と聞いても「なんでもいい」と返答されることもしばしば。一人暮らしさんも自由がききすぎて逆に迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。