もっと「味噌」を身近に
かつて味噌は、調味料というより暮らしを支える大切な食材の一つでした。最近は食スタイルの変化から、「味噌を食べるのは月に数えるほど、自宅には味噌がない」という事も珍しくありません。でもそれはちょっともったいない話。手軽に食べられる方法を見つけて、もっと味噌と親しんでみませんか?
体の調子を整える発酵食品「味噌」
冬が旬の白菜と体が温まる生姜のコンビでぽかぽかになれるお味噌汁です。
味噌を作るのは「大豆」「麹」「塩」
米麹と麦麹を合わせて作る、珍しいお味噌です。
麹によって変わる味わいの差
麹は大豆を発酵させて味噌に変えるのに欠かせない材料。種類は大きく分けて3つ。材料によって味が異なります。
【米麹】
全国的に作られている味噌の多くは米麹による「米味噌」です。米麹の特徴は甘みです。
【麦麹】
九州、四国、中国地方に多い「麦麹」を使った「麦味噌」は香ばしい香り。
【豆味噌】
大豆のみで作られるのが「豆味噌」です。中京地方で主に作られ、代表的な物に「八丁味噌」があります。
全国的に作られている味噌の多くは米麹による「米味噌」です。米麹の特徴は甘みです。
【麦麹】
九州、四国、中国地方に多い「麦麹」を使った「麦味噌」は香ばしい香り。
【豆味噌】
大豆のみで作られるのが「豆味噌」です。中京地方で主に作られ、代表的な物に「八丁味噌」があります。
熟成度合いで変わる味噌の「色」
また、味噌は同じものでも熟成が進むにつれて「メイラード反応」で色が濃く、黒っぽくなっていきます。京都などでよく食べられている「白味噌」のような淡い色は、熟成期間が短めの物。それからだんだん茶色みが強くなって淡い茶から濃い色になり、八丁味噌のような黒っぽい物が「赤味噌」と呼ばれています。
全国的に北は辛口、南は甘口の傾向がある味噌の味わい
日本には有名な「ご当地味噌」がたくさんあります。同じ地域でも環境によってできる味が少しずつ異なるため、家毎で味が違いそれを「手前味噌」と呼んで家庭の味自慢がされていたほど。
基本的な傾向として、寒い地域はキリッとした辛口の味噌、暖かい地方は優しい甘みの強い味噌が作られる傾向にあるようです。
地域別のご当地味噌を詳しく解説されています。
意外とシンプルな味噌作りの方法
初心者におすすめの「寒仕込み」
わかりやすい味噌作りの手順はこちらで御覧ください。
「温まる」「うまみを味わう」味噌を使ったレシピ
コクのある豚バラ白菜の味噌バタコーンスープ
味噌とマヨネーズで変わりグラタン
肉の柔らかさが長持ちの味噌マヨチキン
一人分でもお椀で作れるお味噌汁
味噌の風味がクセになりそうなビスケット
色々な味噌を楽しく味わって
スーパーマーケットに行けば、小さな店舗でも必ずお味噌は何種類か棚に並んでいます。見た事があっても味わった事がないお味噌があれば、意外と試してみると新しい発見があるかもしれません。色々なお味噌の違いをぜひ楽しんで見て下さい。
味噌は日本では古くから作られている発酵食品です。大豆が主な原料なので植物性タンパク質を多く含み、ビフィズス菌のエサとなるオリゴ糖も含むため、お腹の調子を整える効果が期待できます。