低温調理で一定の温度がしっかり保たれていなかったり、低温のままだと起こり得る事が「食中毒」。食材の温度が中途半端に40℃くらいのままだと細菌が発生します。これが食中毒の原因です。温度が大体50℃位になると細菌は死滅します。細菌を死滅させるためにもしっかりした温度調節が必要になります。

低温調理器具というと有名なのが「BONIQ」や「ANOVA」です。お鍋にセットして真空にした食材を入れ、指定の温度を一定に保ってくれる低温調理器です。レストランで味わうようなしっとりした食感のローストビーフや鶏ハムを作る事ができ、ずっと見張っている必要もないのでお料理のストレスもなくなります。

国内で多く流通していない「Anova（アノーバ）」ですが、こちらも実力派の低温調理器。

日本の通販では並行輸入品として扱っているAnova（アノーバ）の製品が多いので、日本語ではない取り扱い説明書の場合が読めるかどうかなど、少し注意を払うとよいでしょう。

画像上/Anova（アノーバ） Precision Cooker Nano

最近では低温調理器と真空にするシーラー付きのものまで販売されています。あとはお鍋があればOKで、シーラーだけでも使えるのでこちらもオススメですよ。

専用の器具がなくても炊飯器の保温機能を使えば低温調理を作る事ができますよ。食材やレシピについては後半に掲載していますので是非活用してくださいね。

その保温力をいかして、しっとり美味しい鶏ハムなどを作る事ができますよ。

耐熱袋に食材を入れゆっくり火を入れて作る牛肩ロースのコンフィ。コンフィはオイルでゆっくり火を入れる調理法です。耐熱袋ならオイルの使用量も調節できるので失敗知らず。是非試していただきたいレシピです。

ポークの塊を焼いてからホイルに包んでじっくり火を入れていく調理法。一晩寝かすと味が安定してさらに美味しくなります。ホームパーティーの時は前日から準備できるのでオススメです。

こちらは炊飯器で作るチャーシューレシピ。ポイントは一度サッとお肉を湯通しすること。それだけで肉の臭みが出ず美味しく仕上がりますよ。

パサパサになってしまうイメージが強い鶏むね肉も、炊飯器で低温調理すれば驚くほどしっとり食感に作れます。サラダやバンバンジー麺類のトッピングなど、使い勝手満点の蒸し鶏はたくさん作っておいて損はない一品です。

なんと自宅でオイルサーディンを作ることもできちゃいます。瓶詰めなのでいざという時の保存食としても役立ちます。パスタに合えたりオードブルにしたり。カルシウムも取れるので有難い一品です。

低温調理で作れるものはお肉だけではありません。作るのが意外と難しい温泉卵も自宅で作れます。うどんに乗せたりそのままお出汁をかけていただいたり。黄身の旨みが凝縮された温泉卵、是非試してみてくださいね。