日本人の暮らしを支えてきた「お米」
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アジアでは主食としてお米が食べられる事が多いのですが、その理由は気候に合った植物である事の他に、安定した収穫が得られ保存性が高いという点も挙げられます。お米は、古代の原始的な農業でも一粒の種もみから10倍以上に増え、長く保存できるエネルギー源として日本人の生活を安定させるために大きな働きを担ってきました。
知っておきたい炭水化物(糖質)の種類
ごはんを食べるメリット
糖類には種類があり、ごはんが含まれる多糖類は消化に時間がかかるので、砂糖(二糖類)やブドウ糖(単糖類)のように一気に血糖値を上げる事はありません。そのため腹持ちが良く、体脂肪になりにくいというメリットがあります。また、茶碗一杯のごはんには牛乳1/2杯程度のタンパク質が含まれており、日本人にとって大切なタンパク源となっています。
ごはんとお味噌は栄養の相性もOK
お米を研ぐ時に知っておきたい事
米を研ぐ=ぬかとゴミを取る
お米の正しい研ぎ方や工程の理由や意味が詳しく解説されています。
「洗い米」でよりおいしく
「洗い米」について詳しく解説されています。
炊飯にミネラルウォーターを使う時は?
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日本の水は大体お米をおいしく炊けますが、それでも水質が気になりミネラルウォーターや浄水を米とぎに使う場合は、「最初の表面のすすぎ」「米を浸水させる時」この2つの工程を最優先にするのがおすすめです。また、カルシウムが多いタイプの「硬水」を使うとお米がうまく炊けませんので、硬度が100以下の「軟水」を使いましょう。
炊飯ジャーを使う時は「内釜の手入れ」に注意
「新米」と「古米」の違いと使い分けについて
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秋になると新米が出回ります。収穫間もない新米は香りが高くツヤも良いのですが、一概に新米が全てに優れるというわけではありません。それ以前のものは「古米」となりますが、貯蔵期間に乾燥が進んでいるので吸水性が高く、あさっりとした味わいに変化していますので、料理によってそれぞれ使い分けるのが良いでしょう。
甘みと香りを味わうなら「新米」
炊き込みごはんは「古米」がおすすめ
パラっとした食感は「古米」ならでは
古米に風味や粘りをプラスして「新米風」に
古米に切り餅を入れて炊く事でしっとり感を足すレシピです。
銘柄によって全く味わいが異なるごはん
普段食べ慣れているお米と違う銘柄にすると、好みに合わないと感じる事もあります。料理や気分によって、系統の違うお米を色々と使い分けてみましょう。
【銘柄別】お米の味わいの違い
こちらの図は、お米の味わいの傾向の一例です。自分の好みの銘柄が「甘くてもちもち」「あっさり歯ごたえ」「バランス型」か知っておくとお米選びがしやすくなります。
食べ方に特化した各地で生まれているブランド米
いつも食べるからこそ、見直してみよう。
毎日ごはんを食べる方も、お米を食べる機会が少ないという方も、一度自分の好みのお米はなにか、研ぎ方、炊き方に工夫の余地がないか今一度チェックしてみると、新たな気づきがあるかもしれません。ぜひ参考にしてみてくださいね。
お米はよく「糖質」として扱われますが、糖質という言葉が指すものには種類があります。また、炭水化物=糖質と思われがちですが、正しくは「炭水化物から食物繊維を除いた物=糖質」で、「糖類」は「糖質から多糖類・糖アルコールなどを除いたもの」を言います。(※炭水化物>糖質>糖類)
多糖類→ごはん、パン、芋類等
二糖類→ショ糖(砂糖)、乳糖等
単糖類→ブドウ糖、果糖等