夏バテ予防には旬の食材をとろう
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
8月が旬の食材を知っていますか?
旬の食材を使ったおすすめレシピ
甘みが嬉しい『とうもろこし』
粒の弾ける食感と瑞々しい甘みが魅力のとうもろこしは、まさに夏の味覚。主成分は炭水化物で、エネルギー源として身体の疲労回復を支えるほか、ビタミン群やミネラル類も豊富です。収穫直後から劣化が始まり、せっかくの甘みも落ちてしまうため、なるべく新鮮なうちに食べるのがおすすめです。
水分補給に最適な『きゅうり』
栄養価にはあまり特徴がないと言われるきゅうりですが、ナトリウム(塩分)を排泄するカリウムをたくさん含んでいたり、身体を冷やす働きがあるなど、暑い夏には欠かせない食材です。生で食べるのはもちろん、炒めものにも使えます。
美容と健康の強い味方『トマト』
ビタミンCとビタミンEが豊富なトマトは、リコピンと呼ばれる独特のカロテンも含有しています。リコピンには活性酸素を減らす働きがあり、β-カロテンやビタミンEの何倍もの効果があるそう。また、塩分排出を促すカリウムも多く含んでいます。
夏バテ知らずの栄養食材『ゴーヤ』
整腸作用で夏バテを防止する『おくら』
オクラに含まれるぬめり成分はペクチンという水溶性食物繊維で、整腸作用や血糖値の抑制に役立つと言われています。また、髪や皮膚の健康維持に欠かせないβカロテンや疲労回復効果のあるビオチンも豊富。ビタミンB群やカリウム、カルシウムなど、栄養がたっぷり詰まった緑黄色野菜です。
血液循環を促す『茗荷(みょうが)』
独特の風味が特徴の茗荷は、夏のさまざまな料理の薬味としても活躍する食材のひとつ。α-ピネンという精油成分による香りが、発汗や血液循環などを促します。また、辛味成分には強い抗菌作用があるので、風邪予防にも効果的とされる食材です。
免疫機能を高める『ししとう』
カラフルなほど栄養豊富な『パプリカ』
パプリカは緑のピーマンに比べて倍以上のビタミンCが含まれており、疲労回復や肌荒れの改善、風邪予防などに効果があります。また、緑黄色野菜としてカロテンも豊富。活性酸素を抑え、喉や肺などの呼吸器系統を守る働きも期待できます。陽射しをたっぷり浴びて色付いたパプリカはとても甘く、ピーマン嫌いのお子さんでも食べやすいですよね。
身体をほどよく冷やす『茄子』
爽やかな香りで食欲をそそる『大葉』
大葉の正式名称は青紫蘇。梅干しに使われる赤紫蘇はえぐみがあって生食には向きませんが、大葉の爽やかな香りには防腐・殺菌作用のほか、食欲増進、健胃作用もあり、薬味やツマとして生で食べるのはとても理にかなっています。βカロテンやビタミンB群、ビタミンEやK等を含み、実は栄養も豊富です。
旬の夏野菜はただ美味しいだけでなく、汗と一緒に失いがちな体内のミネラルを調節したり、上がってしまった体温をクールダウンさせるなど、夏を乗り切るための大切な効能があることが知られています。暑いからといって冷たいドリンクばかり飲んでいると胃液が薄まって消化機能が落ちてしまいますが、野菜で上手に水分と栄養を補えば、身体のだるさや疲労感に悩まされる夏バテを予防することにも繋がります。