れんこん(生)の下処理方法を覚えて、お料理上手に!
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
下処理1:泥を落とす
下処理2:れんこんの穴をきれいにする
カットされたれんこんの場合は、穴の中に泥や汚れが付いていることがあります。
大きな穴の場合は、指で落とせますが、小さな穴の場合は綿棒などできれいにするといいようです。
下処理3:ピーラーで薄く皮をむく
れんこんは、本来は皮のまま食べることができるのですが、より食べやすい食感を求めるなら皮をむくのもいいでしょう。その際は、薄く均一にむくことができるピーラーを使うのがおすすめです。
下処理4:用途に合わせた切り方をする
れんこんは、切り方によって食感が変わります。繊維に沿って縦に切れば、シャキっとした食感に。
また、繊維を断ち切るように横に厚めに切ったりすれば、柔らかな食感に。料理によって切り方を工夫して下処理を進めましょう。
下処理5:アク抜きをする
サラダ・ちらし寿司などの場合は“酢水”に
れんこんのアク抜きは酢水で、とよくいわれますが、料理によって違うようです。サラダやちらし寿司などのように、れんこんの色をきれいに見せたり、またシャキシャキ感を大切にしたいときには酢水にさらすのがおすすめ。
筑前煮などの煮物の場合は“水”にさらす
筑前煮など、れんこんを煮物に使う場合は、酢水に浸けると柔らかな食感が損なわれやすいので、冷水にさらしましょう。そうすることで、ほくほくした食感になるそう。なお、煮物に鉄鍋を使うとれんこんの成分(タンニン)が反応して黒くなりますのでご注意を。
すりおろしれんこんのアク抜き
すりおろしれんこんの場合は、酢水にさらしてアク抜きをし、水気を拭き取ってからすりおろします。その際、金属製のすりおろし器を使うと変色しますので、陶製のものなどを使うといいようです。もちろん、ハンバーグのつなぎなどにおろしれんこんを使うときは、変色の心配は不要です。
アク抜きする時間は何分くらい?
酢水にさらす場合には、1リットルの水に対して、大さじ1の酢を入れ、3~5分程度さらせば大丈夫です。また、煮物など水にさらす場合も、ポリフェノールなどが抜けやすいので5分以内にザルに取り、すぐに調理しましょう。
もしくは、水に浸さず、切ってすぐ調理するのもおすすめ。火を通してしまえば、変色はしません。
酢がない場合は…
アク抜きの酢がないときには、レモン汁でもいいようです。れんこんのきれいな色を保ちたいのに酢がない…というときにはぜひ試してみてください。
アク抜きは必要?しないのもアリ?
れんこんのアク抜きのメリットは、変色が防げることと、シャキっとした食感が損なわれないこと。ですから、醤油などで色が付くスープや煮物などなら、アク抜きはとくに必要ありません。
下処理6:茹でる もしくは 電子レンジ
酢れんこんやサラダ、ちらし寿司など、見た目も美しくシャキっと仕上げたい料理の場合は、熱湯に酢と塩を少々入れて、アク抜き済みのれんこんをさっとゆでます。また、電子レンジ(600w)に3分ほどかける方法も。
下処理したれんこんの冷凍保存は?前日の下処理は?
下処理したれんこんは冷凍もできます。料理に合わせた切り方をして酢水にさらし、茹でるか電子レンジにかけます。そして、ラップに包み、保存袋などに入れて冷凍室へ。変色の心配もないようです。また、前日に下処理して保存しておく場合は、下処理したれんこんをラップに包み、空気に触れないようにして冷蔵庫へ。
水煮れんこんの下処理について
市販の水煮れんこんは、泥落としや皮むきの手間要らずで便利ですが、どうしても酸味があって料理の味を妨げることも多いようです。クエン酸などの酸化防止剤の酸味を和らげるには、水煮れんこんをよく洗ってから、熱湯で2~3分ゆでてザルに取りましょう。
れんこんの泥は、きれいなスポンジで落とすのもいいですが、タワシを使うとよりきれいになります。きれいになったれんこんは皮ごと調理できますので、皮をむく工程が省けますし、また皮に含まれたポリフェノールも摂れるメリットも。