フランスでよく作られる「軽い煮込み料理」とは?
ぜひ文化の違いも楽しみながら、フランスの煮込みにチャレンジしてみてください。
基本は「具材を炒める+ソースと一緒にちょっと煮込む」こと。
フランス料理の大きな特徴は、「ソース」。味付けのために、調味料を加えるスタイルの料理が多いですが、フランス料理は、フォンドボーで知られるように、ソースの味わいありきの料理が多いのが特徴的。
今回ご紹介する煮込み料理の基本ステップは、
1.具材を炒めて(ソテーして)取り出す、
2.同じフライパンでソースを作る、
3.フライパンに具材を戻して、ソースと一緒に軽く煮込む
のみです。
※ポトフ、ブイヤベース、ポワレなど、ご紹介レシピのなかで例外もあります。
ただ炒めるだけ、と考えがちなフランス語の「ソテー(sauté)」ですが、実は煮込みの意も含まれているそう。
肉や野菜を焼いたあとの汁でソースを作り、そのソースと一緒に軽く煮込んだものを言います。肉や魚の旨味が効いたソースは、コクがあって濃厚。時短料理とは思えないメイン料理ができ上がります。
嬉しいのが、この一品でボリュームも栄養も十分なこと。あとはパンかご飯を添えるだけで立派な食事になるので、共働き家庭のお母さんにもおすすめです。
「軽い煮込み」をメイン料理としていただくなら。
鶏肉のトマト煮
豚肉のシャルキティエール
豚ヒレ肉のプルーン添え
ミートボールの赤ワイン煮込み
チキンと茸のフリカッセ
チキンと野菜の豆乳フリカッセ
海鮮ポトフ(ポトフ・ド・ラメール)
金目鯛のブイヤベース
白身魚のポワレ
「軽い煮込み」を、スープにアレンジ。
ポテトとマッシュルームのミルクスープ
茄子のポタージュ
「軽い煮込み」を、デザートにアレンジ。
プルーンの赤ワイン煮
梨の白ワイン煮
毎日のご飯をもっとシンプルに。
忙しいフランスの家庭では、平日の食事は「シンプル」「簡単」「美味しい」が基本。料理の品数は少なくても、ボリュームは満点なのが特徴的です。
日本の「一汁三菜」の伝統はとてもすばらしいけれど、時にはその考え方に縛られすぎてしまうことも・・。丁寧な料理は時間がある週末に。でも忙しい平日の料理は、もっと肩の力を抜いてもいいのかもしれません。
日中は働き、仕事が終わって帰宅したら、疲れた体にムチ打って夕食をつくるーー。
自分で作ったほうが栄養がとれることもあって、頑張って台所に立っている方は多いのでは? でも、頑張りすぎる毎日が続くと、どこかでバテてしまいますよね。
そこで、日本よりも共働きが多いと言われるフランスの家庭料理をのぞいてみると・・・「パパッと作れるけど美味しい料理」が多いんです。なかでも注目したいのが「煮込み料理」。だんたん涼しくなってきている、この秋の季節にもぴったりですよね。
今回は、時短で作れる、フランス流「煮込み料理」をご紹介します。