皆さんは、普段、出来上がったお料理を盛り付ける時、色を意識していますか？
和食の盛り付けの基本の色づかいに、「 青黄赤白黒（しょうおうしゃくびゃっこく）」という言葉があります。
青・黄色・赤・白・黒、この5色が上手に使われている料理は、とても美しく、美味しく見えると言われています。

例えば、上の写真のお刺身の場合、メインカラーはお刺身の赤(オレンジ)。その周りにツマの白、ワサビや大葉などの葉物の緑、レモンの黄色、最後に海藻の黒で全体を引き締めています。
お刺身のメインカラーをより引き立たせるように、サブカラーを考えながら盛り付けるのがポイントです！

ここからは、色別のお料理レシピをご紹介したいと思います。目で見た時の美しさは、美味しさに繋がります。メインの色とのバランスを考えながら、楽しく美しく盛り付けしてみてはいかがでしょうか。

ほうれん草の緑に卵の黄色、ベーコンのピンク色が加わって、とっても色鮮やか！見た目にも食欲をそそります。緑の食材は、どちらかというと暗めなので、明るい色味の食材と組み合わせることでバランスよく仕上がります。

レタス、ブロッコリー、緑が多めのコブサラダも、色とりどりの食材と組み合わせて美しく！青、黄、赤、黒、の4色に、白のお皿を合わせて、5色全部が揃った盛り付けです。食卓に一皿あるだけで、パッと華やかな雰囲気になりそうですね。

生クリーム入りのトマトソースは魚介との相性抜群でまろやか＆上品な味わいに。パッと明るい色の一皿は、なんだか気分まで明るい気分にさせてくれます♪食べる前から美味しさが伝わって来ます。

冷たいお豆腐に、トマトのマリネをたっぷりのせてサッパリと！食欲の無い時や、前菜としてもおすすめです。緑、赤、そして食器の黄色、ビタミンカラーでまとめた盛り付けは、見ているだけで元気が貰えそう。

しっかり味のマグロ＆アボカドに卵の黄身が絡み合い、クリーミーな味わいな一品。ご飯のお供としては勿論、お酒のおつまみとしてもぴったりです。”青黄赤白黒”5色全てが揃わなくても、何色かを上手に組み合わせるだけでも、美しく美味しく盛り付けることが出来ますね！

ツナのコクが美味しいトマトクリームパスタは、ソースに生クリームが入ることでカフェで食べるみたいな美味しさに。ただ盛り付けるだけだと単色になってしまいますが、こんな風にブロッコリーを添えたり、白＆青のお皿で、色を加えるだけで、見た目がぐ～んとお洒落に大変身。

カリカリにのジャコがたっぷりのった韓国風冷奴。ゴマ油の風味がアクセントになって、箸が進む美味しさです。青ネギ、キムチ、豆腐の白の組み合わせが美しく、さらに濃い色合いの器を選ぶことで、上品な雰囲気に…。

しいたけの香りを存分に楽しめる一品は、ツナソースをかけてレンジで2～3分加熱するだけの簡単調理。しいたけは、黒系の色なので、地味な盛り付けになりがちですが、鮮やかなコーンの黄色、大葉の緑で、パッと華やかに！

これからの季節に食べたくなる、さっぱりとした一品。地味な色合いのもずくは、器の色や添える素材を工夫すると、彩りよく盛り付けることが出来ます。ほんの少しの色をプラスするだけで、こんなに美しい盛り付けに！

ヒジキの煮物は、彩りにインゲンなどを加えるだけで、彩り良い盛り付けに。緑、黄色、赤の柄が入った器を合わせることで、見た目も明るく、メインを引き立てます。