体を温める食材代表といえば生姜だけど…
もっと食材を知って温活のバリエーションを広げよう!
食べ物の中には、生姜以外にも体をぽかぽかにあたためてくれるものがたくさんあります。とは言っても、食材は野菜や果物、魚介類、肉類などバリエーション豊富。一つ一つをピックアップして「この食べ物は体をあたためる」と覚えるのは至難の業です。
体を温める食材の見分け方は「薬膳」の考え方を参考に
基本的には産地を優先して判断しよう
体をあたためる食材を覚えるポイント
冬に旬を迎える・寒い地域でとれる食材
体を温める食材は野菜や果物だけでなく、魚も同様。例えば北の海でよくとれる鮭やまぐろ、かつお、サバなども体を温める働きがあります。
黒や赤、オレンジ色の食材
次は、食べ物の色に注目してみましょう。赤や黒、オレンジなど濃い色の食材には体を温めるパワーがあります。一例としては、ニンジンやカボチャ、トウガラシ、ゴボウなどがありますね。
また魚やお肉も同様に色の濃い赤身の方が体を温める働きが強いので、鮭やマグロ、牛肉やラム肉、鹿肉など赤身のものを積極的に食べると◎
地面の下で成長する野菜・果物
地面の下に埋もれているものは、体を温める性質をもっています。根菜類やイモ類は自分に熱があるので、熱い太陽から逃れようとして、地面の下へ深く伸びようとします。逆に冷たい性質をもつ食材は、熱を得ようと太陽に向かって伸びていきます。
冷え性さんは避けたい…体を冷やす食材とは?
夏に旬を迎える・暑い地域でとれる食材
色が薄い、地面の上に生る野菜・果物
飲み物も体温調節に大きくかかわる
体を温めるなら、色の濃いものと寒い地域で収穫されるものを
発酵の有無も体の温度に関係
飲み物を選ぶときは、材料が発酵しているかどうかも大きなポイント。発酵しているものは、成分が酸化して「酵素」を生み出します。酵素は体内で食べ物の消化などを行う働きがあり、その働きの際に熱を生み出すので、体を温めると考えられているのです。代表的な発酵しているお茶としては紅茶、発酵していないお茶には緑茶が挙げられます。
発酵の有無は飲み物だけでなく食べ物にも適用されるので、キムチや納豆、チーズ、漬物といった食品も体を温めると考えてOKですよ。
体を冷やす食べ物を食べたくなったら
これまで体を温める・冷やす食材をご紹介しましたが、寒いときでもトマトやゴーヤなど食べたい時ってありますよね。そんな時は、加熱調理をするか、体を温める調味料を使って料理するとGood。
体を温める調味料としては、塩・黒砂糖・味噌・しょうゆのほか、ラー油や唐辛子などスパイスなどがあります。
トマトをぐつぐつ煮込んでほっと温まる一品に
ナスは味噌の力を借りて陽性レシピに
サラダで食べたいときはドレッシングに工夫を
いろんな温活食材を取り入れて
体を温める食材の覚え方や調理方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?今回ご紹介したように、生姜以外にも体を温める食材はたくさんあります。
いろんな食材をまんべんなく取り入れることで、栄養バランスも体調もよくなるので、意識していろんな体を温める食材を取り入れてみてくださいね*
「温活に有効な食材は何?」と聞かれたら、多くの人が真っ先に生姜を思い浮かべるでしょう。スープに入れたり、炒め物に使ったり、時にはジンジャーエールなどのドリンクを作ったり…と生姜はいろいろな使い道がありますが、外食の多い生活スタイルの人は、なかなか生姜の入ったご飯を選ぶのは難しいですし、自炊派の人も生姜を切らしてしまうこともあります。また、中には生姜が苦手だという人もいるかもしれません。そんなときのために、生姜以外にも体を温める食材を知っておくととっても便利ですし、温活用の食事バリエーションがぐんと広がりますよ◎