本格的に寒い季節。毎日カイロが手放せない、という方も多いと思います。カイロと言えば使い捨てをイメージされるかもしれませんが、玄米を使って繰り返し使えるエコなカイロが作れるんです。しかも天然素材のみを使う、体にも地球にも優しいカイロなんですよ。

玄米カイロが使い捨てカイロと違うところは、玄米の中の水分が蒸気となって放熱するという構造。蒸気で温めるので、熱が体の奥深くまで行き届き、表面だけでなく体の芯からぽっかぽか。使った後は数時間放置しておけば、自然に玄米が空気中の湿気を吸って復活するので、一年間は繰り返し使う事が出来ます。

使う時は、電子レンジで温めて使用します。大きめ（500g程度）なら1～2分、小さめなら30秒程度でOK。温かさは30分程持続します。それから徐々に冷めていくので、当てたまま眠ってしまっても低温火傷の心配がありません。使用例としては、生理痛が辛い時、下腹（丹田)にカイロを当てると良いですよ。

眼精疲労や頭痛がおきたときに、目の上に当ててアイピローとして使うのもアリです。体の冷えが気になる場所に使ってみて下さい。

基本の材料は玄米と塩。そこに米ぬか（いりぬか）を加えます。玄米2:ぬか2：塩1程度の割合です。米ぬかが入るとよりしっとり、ふかふかで手触りのよいカイロが出来ますよ。

カイロの中身を入れる為の袋は、手ぬぐいやタオルなどの肌触りのよい木綿のものを使います。電子レンジで加熱するので、燃える恐れのある化学繊維は使用できません。また金糸など金属糸の刺繍が入っているものもNGです。

作った布袋の中に材料を混ぜ合わせて入れます。米ぬかが漏れないようにしっかり口を閉じれば出来上がり♪中身が固まるまでは繰り返し使えます。最初は米ぬかの香りもしますが、使っていくうちに匂いは薄くなっていきます。

唐辛子を入れて温熱効果をアップさせることも出来ます。※僅かですが刺激がありますので、目の周りや皮膚の過敏な部分には当てないようにしましょう。

こちらは玄米と岩塩にラベンダーなどのお好みのハーブを加えた作り方。温めると、ふんわりとハーブのいい香りが漂ってきます。

形もコンパクトな円形にするなど、お好きな部分に当てやすいように自由にアレンジOK!。腹巻きやポケットに気軽にINして使えますね。

こちらのカイロは使いやすい四角型で、可愛い柄がいっぱい。カイロもおしゃれにしたい女子心にぴったりです。カバーと中のぬか袋が取り外せて、洗える工夫もされています。

背中やお腹など、広い範囲を温められる座布団型。湯たんぽ変わりに布団の中を温めるのにも使えます。使いやすいサイズに作れるのはハンドメイドならではのメリットです。

こちらはお腹用カイロ。一か所を効果的に温められるようなコンパクトなデザインが可愛らしいです。柄も和風で素敵ですね。

首や肩にフィットするＵ字型にも。毎日温めてケアしてあげれば、辛い肩こりも和らぎます。

こちらもU型で、首をしっかりカバーしてくれます。おそろいでお腹・腰用も作ってダブルで温めましょう！

長い帯状に作って首や肩に巻いて使えば、動いている間もぽかぽかです。細長く作る時は幾つかの仕切りに分けて玄米を入れると、中身が偏らず温かさが均等になります。

お気に入りの布地で肩掛けのような形状にして、くつろぎタイムに使ってみては？眠っていたハギレも大活躍しますね。

ボタンなどで留められるようにしても便利そうです♪

こちらは愛嬌たっぷりのピーナッツ型。使いこむほどに風合いが変化していくリネン素材も素敵です！