実は、身近なところにある「薬膳」
例えば、ぐっと寒くなってきて、飲みものやお鍋などに「生姜」を入れたり、生姜の入った○○アイテムを手にとったことはありませんか?これも「薬膳」の考え方のひとつです。
「薬膳」は中国の医学にもとづいて、『食材のいいところ』と『中薬(日本でいう漢方薬)』を組み合わせた料理のこと。上手に取り入れることで、元気なカラダに近付けるのだとか。身近なもので健康になれたら嬉しいですよね♪
今回は「薬膳」の学び方についてご紹介します。
まずは、インターネットで調べてみよう
インターネットでいろいろなことが調べられる便利な時代。手始めに、インターネットで薬膳や漢方について調べてみませんか?
漢方の基本である【陰陽五行】についても詳しく解説されています。
薬膳や漢方がよくわからなくても「気血水バランスチェック」や「自分を知る五臓チェック」などで、自分のタイプを知ることで自分に必要な漢方がわかりますよ♪
人間は「気・血・水」という3つの要素から成り立っていると考えられています。「気・血・水」は、それぞれに密接に係わり合い、そのうちひとつでもバランスを崩すと他にも影響を与え、様々な症状を引き起こす原因となると考えられています。
身近な食材も紹介されていて、具体的な効能が詳しく記載されているので薬膳をつくる参考にもなりますよ!
乾燥させて温めパワーを増強させた生姜に、スパイスとみかんの皮を加え、砂糖とともにじっくり煮れば、ピリッと辛いジンジャーシロップの出来上がり!
生姜とシナモンは、葛根湯など漢方のかぜ薬にも入っている組み合わせですから、冬かぜの予防にも一役買ってくれるでしょう。
紅茶に入れたり、ヨーグルトにかけたり、煮物の甘味料に使ったりと使い道はいろいろ。ぜひ、たくさん作ってご活用ください。
「漢方ミュージアム」に行ってみよう
スクールで学んでみよう
もっと本格的に薬膳を学びたい方は、スクールに通ってみるのはいかがでしょう?1日限りの薬膳コースから長期にわたってしっかり学べるコースなど、各スクールでさまざまなコースが設けられているようです。
薬日本堂漢方スクール
薬膳教室「胡桃の庭」
薬膳教室「胡桃の庭」(横浜市)の基礎クラスでは、薬膳の基礎知識から、教室オリジナルのボディワークなど多彩なカリキュラムが魅力。在校生向けの薬膳料理教室にも参加することができます。
薬膳実践学院
「薬膳実践学院」には、気軽に学べる4回コースと、本格的に学べる22回コースが用意されています。また、こちらのコースでは日本薬膳師の試験対策セミナーを受けることもできますよ。
オンラインや通信講座で学んでみよう
薬膳のことは学んでみたいけど、スクールに通う時間がないという人は、オンライン講座や通信講座はいかがでしょう?おうちで、ご自身の都合に合わせて学ぶことができますよ。
ユーキャンの薬膳コーディネーター講座
2冊のテキスト、100種類のレシピ集、DVD教材などで学ぶ通信講座です。薬膳の知識が身につくことはもちろん、薬膳コーディネーターの資格を取得することもできますよ♪
通信講座のがくぶん 薬膳マイスター講座
こちらもテキスト&DVDで学ぶ通信講座でレシピ集もついています。修了生は、国際薬膳食育師3級として認定されます。受講生は、入手しづらい生薬を買えるというメリットもありますよ。
薬膳の資格をとってみよう
各スクールのコース内容でもご紹介した通り、薬膳にはさまざまな資格があるようです。例えば、「薬膳・漢方検定」は、漢方や薬膳を日々の生活に役立ててもらうことを目的とされた検定で、次回の開催は2018年2月18日だそう。
受験者の9割弱は女性で、20代から50代まで幅広い年齢層の人が多いようです。
こちらの資格を取ると、次のステップとして漢方養生指導士を目指すことができます。なにか健康や食に関する資格がとりたいという方にはぜひチェックしてみてくださいね!
薬膳のレシピがわかるサイト
薬膳に興味はあるけれど、本格的に学ぶのはちょっと…という方は、手軽に薬膳が作れるレシピサイトで楽しんでみてはいかがでしょうか♪身近な食材で作れるので今日からすぐに試すことができます。
おうち薬膳レシピ(Eレシピ)
医食同源 薬膳レシピ(クラシエ)
薬品や食品事業でも有名な「クラシエ(kracie)」。
こちらのサイトでも身近な食材で作れる薬膳レシピがたくさん紹介されています。単品ではなく、主菜・副菜・スープ、とセットで紹介されいてるので本格的な薬膳を楽しむことができそう。
いかがでしたか?
薬膳をはじめ、漢方についての「学び方」をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
ちょっぴり難しい印象もありますが、薬膳の考えは身近なところにたくさんありますね!基本を学んだら、普段の生活に役立てられそう。興味のある方は、ぜひ各サイトをチェックしてみてくださいね♪
カラダにいいといわれる「薬膳」は、ちょっぴり難しいイメージがありますが、実は私たちも気付かないうちに生活の中に「薬膳」を取り入れていますよ。