冬野菜の代表「カブ」と「大根」
「カブ」と「大根」の特徴と選び方
まずは、カブ。日本書紀に記されていたほど古くから日本で親しまれている野菜のひとつ。日本各地の気候や風土によって多くの品種が生まれ、今では80種類もあるんだとか。東日本に分布するカブは実つるんとしていて、西日本に分布するものは毛がある品種が多いんです。
◆カブの選び方
・葉っぱの緑がみずみずしく、ピンとしているもの
・実に張りがあって傷がないもの
一年中スーパーで見かける大根は、いつが旬なのか分からないという方もいらっしゃるようですが、一般的には「春大根」と「冬大根」に分けることができます。春大根は辛みが強く、冬大根は甘みが強いのが特徴です。生食に人気に赤大根や、煮物にするとおいしい聖護院大根など、様々な品種があります。
◆大根の選び方
・葉っぱが鮮やかな緑色のもの
・ずっしりと重みがあるもの
・実に張りとつやがあるもの
※カットした大根を買う場合は、断面のきめが細かく「す」が入っていないものを選びましょう。
「カブ」と「大根」オススメの調理法でおいしさ倍増
カブの味は大根のような辛みがなく、生で食べても甘さを感じることができます。加熱するととろとろになるのが特徴です。実だけでなく、葉っぱの栄養価も高いので捨てずに活用しましょう。
◆カブのおすすめ調理法
・生:漬物や酢の物 、柔らかさを活かしたサラダにも良い。
・加熱:煮込み時間を長くするとトロトロに。食感を活かしたい場合は、煮込み時間を短くするのがおすすめ。
スーパーで見かけることの多い「青首大根」は部位によって固さや味が異なります。上部はやや固いものの甘みが強く、中央部は柔らかく色がキレイです。根に近い部分は辛みが強いといった違いがあるので、料理に合わせて使い分けるのがおすすめ。
◆大根のおすすめ調理法
・上部:甘みを活かしたサラダ、酢の物など
・中央部:カブにくらべて煮崩れしづらいので、ふろふき大根やポトフなど長時間煮る料理向き
・根に近い部分:辛みを活かした焼き魚などの付け合わせの大根おろし
※煮物にする場合は、米のとぎ汁などで下茹でするとえぐみや苦みがなくなります。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
冬野菜を代表する「カブ」と「大根」。生でも煮物にも美味しいので使い勝手が良い野菜ですよね。それぞれの特徴を知っておくと、お料理のレパートリーの幅が広がりますよ。