【笹寿司】(ささずし)をご存じ?
笹寿司(ささずし)は、新潟県から長野県北部にまたがる郷土料理。新潟県では、農林水産省「農山漁村の郷土料理百選」、長野県では、「長野県選択無形民俗文化財」に指定されています。
笹寿司って、富山県にも石川県にもあるけれど?
違いは、山や畑の幸を使うこと
わらびやぜんまい、くるみやかんぴょう、生姜など、山や畑の幸が中心。海の幸は生魚ではなく、
鱈を桜でんぶに加工したものや乾物のひじきを戻したもの、竹輪などが使われます。
鱈を桜でんぶに加工したものや乾物のひじきを戻したもの、竹輪などが使われます。
飯山市の食事どころ「味蔵 月あかり」のメニューをご参考に♪
欠かせないのは 少し地味に見える茶色い具です。
この具は、大根の味噌漬け、干しゼンマイ 干し椎茸 を細かく刻んで炒め煮にしたもの。
〜長い冬を越えた大根の味噌漬け
〜春の喜びを伝えるゼンマイ
〜実りの秋をむかえる椎茸とクルミ、もちろんお米も!
を生命力あふれる夏の笹の葉にのせた
笹ずしは、北信濃の一年を じっくり時間をかけて、ぎゅうっと凝縮した一品なのです。
笹の葉と酢飯のダブル抗菌パワー。ルーツは“野戦食”
川中島の戦いに臨む上杉謙信軍に、村人が笹にくるんだ寿司を野戦食として差し出したのが始まりとされ、
「謙信寿司」と呼ぶ地域もあります。
具の数は、“縁起がよい”として「奇数」に決められていたそう。
「謙信寿司」と呼ぶ地域もあります。
具の数は、“縁起がよい”として「奇数」に決められていたそう。
“野戦食”の機能性は現代のランチにも。
旅先で出会って、ファンになるひと続出
新潟県から長野県北部にかけて、数多くの道の駅や食事どころ、宿泊施設のメニューとしてもおなじみ。
つなぎにオヤマボクチ(ヤマゴボウ)を使う名物のお蕎麦と一緒に提供されることがほとんどとなっています。
つなぎにオヤマボクチ(ヤマゴボウ)を使う名物のお蕎麦と一緒に提供されることがほとんどとなっています。
ショーウィンドーの中に、同じ信州名物のおやきと並んでスタンバイした笹寿司。
長野県の新名物・信州サーモンを載せたものもおなじみになってきました。
信州サーモンとは?
食事どころでは、信州名物のお蕎麦とセットで提供されています。
笹の葉上に酢飯と一緒に、ゼンマイやシイタケ・クルミと言った山・季節の物を盛る
笹の葉を手に持って、そのままかぶりつくスタイルで食べやすく手も汚れず
酢飯と言っても抑えた優しい味わいで、まいう~でした
野沢温泉へのスキー旅行で出会ったひとも。
お盆やお祭り。かの地では、集いの席に、欠かせない♪
材料を揃えて作ってみよう♪
長野県飯山市の郷土料理店「かじか亭」の作り方
具材の味付けはこちらをご参考に。↓↓↓
★白米+もち米で、さらに“しっとり&もっちり”。
レシピはこちら。 ↓↓↓
レシピはこちら。 ↓↓↓
薄焼き卵の作り方
笹の葉や根曲がり竹は、通販で購入可能です
“根曲がり竹”は、別名「姫竹」とも呼ばれるチシマザサの若竹。
根曲がり竹の瓶詰めが購入できます。
★東京・表参道にある新潟県のアンテナショップ「食楽園」からのアドバイス。
“笹があれば、食材は自由でOK ”。
↓↓↓
“笹があれば、食材は自由でOK ”。
↓↓↓
ネタは、その時にあるものでOKです。 漬物やお刺身、焼き魚などをお好みで
トッピングしてください。
おしまいに
笹の葉さえ準備すれば、手ぢかな具材で作れる笹寿司。素朴ながら、山や畑の幸と酢飯から醸し出されるおいしさが何とも言えません♪笹の緑にご飯や具が美しく映え、食の五原色や栄養バランスもしっかり。持ち寄りパーティには、錦糸玉子やサーモンなどを使って色鮮やかに演出してもいいし、卵や魚介を使わなければ、ヴィーガン女子にも◎ ハイキングや紅葉狩りのお弁当にもおすすめですよ★
熊笹(くまざさ)の上に置いたひと口からふた口大の酢飯に、山菜や畑の幸、鮭のほぐし身まで、さまざまな具を載せたもの。笹のさわやかな香りと酢飯、植物性を中心とした具とのバランスが絶妙です。画像は長野県飯山市「はしば食堂」の笹寿司。