知っておきたい、「梅仕事」の基本
梅酒や梅シロップに使う"梅の選び方"
梅酒・梅シロップの"保存方法"と"保存期間"は？
いずれも冷暗所で、夏場は冷蔵庫で保存するのが基本です。シロップは1年以上保存可能ですが、半年までに使い切るのを目安にしましょう。梅酒の場合はアルコールの効果で基本的に賞味期限はありませんが、消毒が足りずに表面に白カビが生えてしまうことも。状態をよくチェックして飲むようにしましょう。
梅酒＆梅シロップ用「青梅の下ごしらえ」
初めて梅仕事をするなら知っておきたい、青梅の下ごしらえについて。アク抜きやヘタ取りなど、この基本行程を丁寧に行うことで、苦みやえぐみが出るのを防ぐことができます。
梅シロップの作り方＆基本レシピ
先程ご紹介したように、梅は使う前にアク抜きやヘタを取り除く作業が必要です。洗った後はしっかりと水気を拭き取り、ざるに広げて数時間乾かしましょう。
熱湯で殺菌消毒して乾かした瓶に、下処理した梅と氷砂糖を交互に入れていきます。梅と砂糖は1：1が目安です。
入れ終わったらしっかりと蓋をして冷暗所で保管し、1日に2、3回かき混ぜましょう。砂糖が自然と溶け出し、1週間ほどでシロップになります。
こちらが1週間後の様子。こちらのレシピではお酢を加えているのでしっかりと溶けていますが、氷砂糖のみだと大体8～9割が溶けている状態に。2週間後から美味しく飲めます。
梅シロップ（梅ジュース）のレシピ
青梅と氷砂糖を使って作る、シンプルでオーソドックスな梅シロップのレシピです。梅を取り出すタイミングや、もし発酵してしまった時の対処法、気になる冷凍梅を使った時との比較などの役立つ情報も。ぜひ一度目を通しておきましょう！
その日に飲める！炊飯器で作る梅シロップ
梅シロップは、通常作ってから飲めるまで1週間以上かかります。しかし炊飯器を使えば、8時間の保温でOK！すぐに飲めますし、保存容器に入れ替えれば保存している間にエキスが抽出されます。普通の砂糖で作れるので、手軽に作れますよ。
梅酒の基本レシピ
梅酒のレシピ
基本的には梅シロップと同じような作り方で、最後にホワイトリカーを注ぎ入れるだけ。梅シロップと違い、3ヶ月以上寝かせる必要があります。35℃以上の焼酎やブランデーでも漬けることができ、味の違いについての比較も。梅酒作り初心者でもそうでない人も、ぜひチェックしておきたいレシピです。
梅シロップを使ったアレンジレシピ
梅シロップで簡単梅ゼリー
梅シロップと粉ゼラチンがあれば作れる、シンプルなお手軽ゼリーのレシピ。涼し気な見た目とすっきりとした酸味の、夏に食べたいデザートです。梅ジャムや刻んだ梅を入れても◎！
梅フルブラのシャーベットドリンク★梅シロップでも♪
こちらもシンプルに、梅シロップと氷、はちみつだけで作れるレシピ。材料を全てミキサーにかけるだけで、食べても飲んでも美味しいシャーベットドリンクに。
梅とレモンのパウンドケーキ
梅シロップをドリンクに使う場合、漬けていた梅が残ってしまいますよね。その梅の実とレモンの皮を刻んで入れれば、レモンと梅の酸味が夏らしいパウンドケーキに！焼きたても冷やして食べても美味しいですよ♪
梅酒を使ったアレンジレシピ
梅酒ジンジャーソーダー
梅酒はアルコールの効果で長期保存が可能ですが、その分度数が高くなってしまいます。お酒があまり得意ではないなら、炭酸水とショウガを入れたジンジャーソーダにするのもおすすめ。炭酸水の量を調節して、好きな濃度で楽しんで！
梅酒のフローズンヨーグルト
梅とヨーグルトの組み合わせが爽やかな、フローズンヨーグルトのレシピです。材料を泡立てて冷やし固めるだけなので、特別な道具は必要ありません。ぜひ気軽に作ってみて！
鶏肉とネギの梅酒煮
ドリンクやデザートだけでなく、おかずにも使えるのが梅酒の魅力。こちらは梅酒と醤油だけで味付けする梅酒煮のレシピです。柔らかなお肉ととろっとした長ネギが絶品ですよ！
まとめ
一度梅仕事を体験すれば、きっと梅の時季が楽しみになること間違い無しです！
ぜひ作り方を参考にして、爽やかな梅酒や梅シロップを楽しんでくださいね♪
梅酒や梅シロップを作る場合、一般的には青梅を使うことが多いですが、完熟梅も使用可能です。熟れ具合により味や漬かる早さが変わり、青梅なら爽やかで酸味のある味わいに、完熟梅ならまろやかでフルーティーな味わいになります。