春野菜の豆にはどんな種類があるの?
春に旬を迎える「お豆」の紹介と、それぞれの選び方・下処理・ゆで方の紹介です。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
そら豆
選び方
さやは濃い緑色で、豆の形がくっきりとしていてそろっているものや表面のうぶ毛がとれていないもの、筋の部分が茶色に変色していないものを選ぶと良いでしょう。
空気に触れると味も栄養価も低下するので、さやから出したらすぐに調理。薄皮には食物繊維が豊富なので、そのまま食べる方がよい。
出典:野菜の栄養/春の野菜
下処理・茹で方
鍋に水1Lに対して塩大さじ1強の割合でお湯を沸かしたら、2分半~3分程度茹でます。ゆで上がっていたら、ざるに上げて完成です。
3㎝に満たないものや、若くて内皮が柔らかいものは、ゆで時間が1分半~2分くらいでも十分なものもあります。適宜ゆで時間を調整してみてください。そら豆は生の状態で薄皮をむくのがちょっと面倒な豆でもあるので、炒め物や和え物に使うときもゆでてから使うことが多いと思います。
詳しい手順はこちらから。
さやえんどう(絹さや)
選び方
ツヤがありピンと張っているものや、ガクの部分が鮮やかなもの、ひげの部分は白くてピンとしているものが新鮮で◎。また、さやえんどうは豆よりもさやを食べるので、豆が育ちすぎていないできるだけ薄いものを選びましょう。
豆がふくらんでいるものはもう硬くなっていると考えて良いでしょう。さやがみずみずしい緑色をしているものを選びましょう
下処理・茹で方
先の方の端をつまんで、ポキッと折り、そのまま引っ張ると筋がきれいに取れます。
そして、沸騰したお湯に塩を少々加え、さっと60秒ほど茹でます。その後、色落ちを防ぐため氷水や流水で冷やしたら、水をよく切ります。
冷凍する場合は、一度さっと塩茹でした物を小分けして冷凍します。この時、よく水気をきり、それぞれが重ならないように広げて冷凍し、凍ってから密封袋などに入れて冷凍しておくと使いたい時に必要な分だけを取り出しやすくなります。使う時は流水にさらすかレンジで解凍します。
スナップエンドウ
グリーンピースの改良品種であり、豆が成長してもサヤが硬くならずにサヤごと食べられるものをスナップエンドウと言います。ビタミンC、B1、B2やβカロテン、カルシウムにカリウム、食物繊維が豊富に含まれています。
甘みがあり、ぱりっとした食感が楽しめます。 その食感がスナックを食べるイメージに近いことからスナックエンドウと呼ばれたりもしています。
選び方
下処理・茹で方
水洗いしてざるにあげたら、下記のような手順で筋を取ります。
ヘタがない方の外側(弓なりになっている方)を軽くちぎり(折り)ヘタに向って内側(短い方)の筋を取っていきます。ヘタまできたらヘタを折り(取っちゃだめよ)そのまま外側のカーブにそって筋を取ります。
強めの塩分で茹でることで、スナップエンドウのうま味が外に出にくくなります。さらに、鮮やかな緑に仕上がります。
春野菜の「豆」レシピあれこれ
ソラ豆のクリームフジッリ
そらまめとブルーチーズのフラン
そらまめと生ハムとドライトマトのケークサレ
絹さや、卵、ベーコンのシンプルパスタ
キヌサヤとピーナッツの塩炒め
絹さやのアンチョビソース
鶏とスナップエンドウの塩炒め
スナップエンドウとミニトマトのマヨ醤油おかか和え
豚肉とスナップエンドウ・とうもろこしのかき揚げ
おわりに
春野菜の豆の彩り美しいレシピの数々。春ののどかな一日に家族やお友達と、目と舌で季節を味わってみてはいかがでしょうか。
マメ科:ソラマメ属の春野菜で、たんぱく質、ビタミンB1、B2、C、さらに鉄分や食物繊維なども豊富に含まれています。