カスレとは、フランス南西部の有名な地方料理です。白インゲン豆とお肉をぐつぐつと煮込み、グースファットと呼ばれる鴨の脂を入れてオーブンで焼き上げるというお料理です。ちなみにカソールと呼ばれる深い鍋の名前に由来します。

特にカステルノダリ、カルカッソンヌ、トゥ―ルーズの三都市のカスレが有名です。カステルノダリのカスレは豚の三枚肉や脂のたっぷりのった皮や背肉などが入ります。
トゥールーズのカスレにはトゥールーズ特産の太いソーセージや鴨のコンフィが入ったり、他にも地方によって材料は様々で、トマトを入れたり入れなかったりと…フランス人はカスレに対するこだわりが強いんです。

白インゲン豆は炭水化物やタンパク質、食物繊維、カルシウム、鉄、カリウムなどが含まれる、とっても栄養分が高い食べ物です。

白インゲン豆は世界中で様々な料理に使われています。日本では甘納豆として食べることもありますね。主に煮込み料理で使われるこの白インゲン豆は日本へは17世紀頃に中国から入って来たと言われています。

さらに、フォセオリンという成分が含まれていることから、ダイエットにも向いていると話題にもなりました。このフォセオリンという成分は炭水化物と一緒に食べることで効果があると言われています。エネルギーとして摂り込まれなかった炭水化物は、通常は脂肪になるのですが、このフォセオリンがそれを防ぐそうです。

フランスでは鴨肉以外にラム肉も使用したりします。こちらはラム肉を使った本格派。でもレモンの風味でサッパリといい香りなカスレです。

こちらのレシピは、圧力鍋を使うので時間もかからず、でもしっかりと味のしみ込んだカスレが出来上がります。白インゲン豆も水煮缶を使用するのでお手軽です。

鴨肉をおいしくいただくためのレシピ。白インゲン豆とお肉がメインです。お客様のおもてなしにも作ってみたくなる華やかな一品ですね。

塩豚を使ったレシピです。作り置きをしておける塩豚で、フライパンで作れる手軽さが嬉しいですね。白インゲンだけでなく、ミックスビーンズにして少しアレンジしてあります。

節分のお豆を使うレシピです。福も呼び込めそうなレシピですよね。

お菓子売り場などに置いてあるジャイアントコーンとブラウンライス(玄米)をインゲン豆に見立てたカスレです。ジャイアントコーンを使うアイデアが面白いですよね。

ワインとガーリックトースト等と一緒に食べて身体や心もホクホクです。とろけるチーズなども好相性。