低たんぱく・低カロリーの「なす」。栄養価やビタミン量は高くありませんが、カルシウム・鉄・カリウムなどのミネラル成分、食物繊維が含まれています。そのため体内調節機能にすぐれ、夏の体温を下げる効果があります。
また、「茄子紺」とも呼ばれる濃い紫紺色の秘密は「アントシアニン」。ポリフェノールの一種で、老化や動脈硬化、がんの発生や進行を抑える「抗酸化作用」があります。

調理の前には水・または塩水に10分ほどさらしてアク抜きをしましょう。

もう1つのあくの抜き方は、塩をふってしばらく置く方法です。余計な水分が抜け、油を吸収しにくくなるのでカロリーがダウンでき、特に油を使うレシピにおすすめです。

浅漬けや油いため、煮物など、ナスは調理法でさまざまな表情をみせてくれます。

ピリリとしたからしと、大葉の香味が箸休めにうってつけ。

キムチとニラでコクを出した、ごはんが進む和えもの。

豚バラの脂とうま味を吸ったなすが絶品！たっぷりの香味野菜を炒め合わせて風味も豊かに。

肉・みそ・チーズと、なすをおいしくする組合せの鉄板！油をほとんど使わないヘルシーメニューです。

作り方をきちんと覚えておきたい、和食の定番「揚げびたし」。オクラやカボチャも添えて彩り鮮やかに。

ひき肉をはさんで、男性や子どもたちにも喜ばれる、ジューシーでボリュームたっぷりの主菜に。

じんわり、たっぷり含ませたお出汁を味わう煮物。冷やしてもおいしくいただけます。

パスタやグラタンなど、使い道いろいろのラタトゥイユ。冷蔵庫で1週間ほど保存できます。

かくし味はなんと味噌！短い煮込み時間でしっかり味付け、おうちランチのおもてなしにもぴったりな一品。

味付けは生姜としょうゆでさっぱり和風パスタはいかが？　温泉卵をからめながらいただきましょう。

濃厚な肉みそと、蕎麦の香りが絡み合った一品。これならお蕎麦で栄養もしっかりとれますね。

緑色のへたが特徴の「米なす」。身が硬くしまっているので生食には向きませんが、煮崩れしにくいので炒め煮等に最適。また、厚い肉質をいかしてじっくり焼き上げるレシピもオススメです。繊維が残るので縦向きのスライスはNG。輪切りや、さいの目切りが正解！

肉厚の米なすにチーズを絡めて焼き上げて、食べごたえあるメインディッシュに。

大阪・泉州特産のものが特に有名な「水なす」。絞れば水がしたたるくらいのみずみずしさが特徴です。肉質が柔らかくアクが少ないので、生で食べられます。

さっぱりした蒸しなすを、ネギダレの味でひきしめて。火の通りをよくするために、蒸す前にすりこぎで軽く叩く裏ワザも。

おいしく元気に夏を乗り切るのにぴったりの「なす」。相性のよい食材も多く、調理法しだいで主菜・副菜どちらにも大活躍の頼もしい野菜です。今日のメニューに、早速取り入れてみませんか？