これから本格的な旬を迎える“たけのこ”。
たけのこ(以下筍と表記)の旬は、種類や産地によって変わり、早堀りのタケノコは12月中から出荷されますが、最も多く出回り、一般的によく知られている“孟宗竹(モウソウチク)”の旬は、大体3月から5月初旬頃まで。
たけのこ(以下筍と表記)の旬は、種類や産地によって変わり、早堀りのタケノコは12月中から出荷されますが、最も多く出回り、一般的によく知られている“孟宗竹(モウソウチク)”の旬は、大体3月から5月初旬頃まで。
出典:www.flickr.com(@seesternrea)
旬の筍の美味しさは、ほっこりとした食感とともに広がる、香りと甘み。そして、山菜特有のほろ苦さ。それは草木が萌え出るしみじみとした“春”の味わいです。今記事では、筍の下拵え(アク抜き)と、基本の筍料理のの数々を紹介します。上手にアク抜きして、旬の美味しさを味わいましょう。
タケノコはアク抜きして
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※“アク”とは、食物に含まれるえぐ味や苦味といった不快で、不要な成分のこと。アクはない方が良いのですが、アクを全部除去すると、素材本来の風味を損なう場合があります。また一部のアクの成分(ポリフェノール等)には、身体に有効とされる成分もあるので、全てが害というわけではありません。
※“えぐ味”とは、味覚神経を収斂されることによる刺激で生まれる、渋味や苦味のこと。主に山菜等によく認められるものです。
※“えぐ味”とは、味覚神経を収斂されることによる刺激で生まれる、渋味や苦味のこと。主に山菜等によく認められるものです。
筍のアクを抜きましょう
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筍のアク抜きはとても簡単です。
用意するのは、たけのこが入る大きな鍋と水。
「米ぬか」(カップ1杯程度)と「鷹の爪」(2,3本)(※水2Lに対しての分量)
米ぬかは、筍購入時についてきますが、ない時は「米のとぎ汁」か「生米」を代用しましょう。
山菜のアク抜きで使う「重曹」でも構いませんが、アクが抜けすぎてしまい、筍の風味を損なう場合があるので茹でる時に注意が必要です。吹きこぼれもなく簡単ですが、筍の風味を残すのなら、米のとぎ汁か米ぬかを使うことオススメします。
(重曹を用いる場合は、水2Lに対して、小さじ2杯程度。生米なら一掴み。)
「下茹で」する意味は、シュウ酸やホモゲンチジン酸が水に溶けやすいため。「米ぬか」はアクの吸着、「鷹の爪」は、えぐ味を殺すために用います。
用意するのは、たけのこが入る大きな鍋と水。
「米ぬか」(カップ1杯程度)と「鷹の爪」(2,3本)(※水2Lに対しての分量)
米ぬかは、筍購入時についてきますが、ない時は「米のとぎ汁」か「生米」を代用しましょう。
山菜のアク抜きで使う「重曹」でも構いませんが、アクが抜けすぎてしまい、筍の風味を損なう場合があるので茹でる時に注意が必要です。吹きこぼれもなく簡単ですが、筍の風味を残すのなら、米のとぎ汁か米ぬかを使うことオススメします。
(重曹を用いる場合は、水2Lに対して、小さじ2杯程度。生米なら一掴み。)
「下茹で」する意味は、シュウ酸やホモゲンチジン酸が水に溶けやすいため。「米ぬか」はアクの吸着、「鷹の爪」は、えぐ味を殺すために用います。
鍋に入れる前の下処理
米ぬかを使わない!簡単な筍の茹で方
沢山頂いた時の保存法(瓶詰め・長期保存)
筍の部位(姫皮・穂先・根本)
出典:www.flickr.com(@Joi Ito)
筍は、姫皮・穂先・根本の3つに分けられます。それぞれ食感が異なり味わいも違います。料理で使い分けましょう。
「姫皮」:和物やすまし汁等に。お味噌汁の種や、ちょっとした和え物に。(一番先は少し固くて食べられません)
「穂先」:筍の一番美味な部分。煮物や吸い物等。筍の美味しさを味わう料理に。
「根元」:繊維が密で硬いため、煮物や炒め物、炊き込みご飯に。微塵切りにして餃子やシュウマイ等の具に。
旬の筍を味わうのなら、基本の“若竹煮”と“たけのこご飯”を
旬の筍は、予め水煮されたパック詰めのものとは、格段に味も香りも違います。筍独特のほっこりとした食感と甘みは得も言われぬ美味しさがあります。
筍をアク抜きをしたのなら、まずは「若竹煮」と「たけのこご飯」を作りましょう。
「若竹煮」も「たけのこご飯」も市販の水煮で作れますが、その味わいは似て非なるものです。しみじみとした美味しさは、この季節にしか味わえません。シンプルな料理で手間もかからないので、ぜひ作って存分に春の味を楽しみましょう。
「若竹煮」のわかめは、生わかめがあればそれが一番ですが、なければ塩蔵わかめを使いましょう。木の芽はなかったら省略可能です。以下のサイトでは画像付きで丁寧に説明しています。参考にして作ってみましょう。
筍をアク抜きをしたのなら、まずは「若竹煮」と「たけのこご飯」を作りましょう。
「若竹煮」も「たけのこご飯」も市販の水煮で作れますが、その味わいは似て非なるものです。しみじみとした美味しさは、この季節にしか味わえません。シンプルな料理で手間もかからないので、ぜひ作って存分に春の味を楽しみましょう。
「若竹煮」のわかめは、生わかめがあればそれが一番ですが、なければ塩蔵わかめを使いましょう。木の芽はなかったら省略可能です。以下のサイトでは画像付きで丁寧に説明しています。参考にして作ってみましょう。
若竹煮(たけのことわかめの煮物)
たけのこご飯
春の味覚“筍”を使った美味しい「和レシピ」
筍の土佐煮
筍の土佐煮(鶏肉入り)
たけのこの姫皮の味噌汁
タケノコ田楽
焼きタケノコのスープ
どんな味付けも◎ 筍を活かした「洋・中レシピ」
麻婆たけのこ
タケノコ入りミートボール
タケノコのはさみ揚げ
タケノコとホタテのクリーム煮
タケノコのチーズ焼き
おわりに
旬の筍。一度味わうとその味の虜になって、春の到来を待ちわびるようになります。
日本には四季があり、それぞれの季節に旬の食材が出回ります。旬の食材を頂くことは、“今”を大切に生きることに通じています。
筍のアク抜きは紹介した通り、とても簡単。洗って切って鍋に放り込んで1時間煮るだけです。ぜひ旬の筍を見かけたら手に入れて、春の味を堪能しましょう。
日本には四季があり、それぞれの季節に旬の食材が出回ります。旬の食材を頂くことは、“今”を大切に生きることに通じています。
筍のアク抜きは紹介した通り、とても簡単。洗って切って鍋に放り込んで1時間煮るだけです。ぜひ旬の筍を見かけたら手に入れて、春の味を堪能しましょう。
掘りたての筍(たけのこ)をその場で頂くのなら別ですが、店を通じて入手したものは、必ず“アク(灰汁)抜き”してから頂きます。筍は“アク”が強く、えぐ味があります。筍のアクの成分には、身体に悪い影響をもたらす物質が含まれています。アク抜きは、タケノコを食す上でとても大切なことです。