天候その他の要因から、葉物野菜が安い!
最近、スーパーにお買い物に行って野菜売り場を見ると、白菜やキャベツのような葉野菜が思いがけず安いなと感じませんか?今年は天候や外食控えの傾向から、例年の半値近い価格で出回っています。このチャンスに、たくさんおいしく食べましょう。白菜とキャベツ、それぞれの栄養や豆知識と共におすすめレシピをご紹介します。
「白菜」の栄養と豆知識
![生で、煮込んで、炒めておいしい!「白菜・キャベツ」をたくさん食べるレシピ](https://kinarino.k-img.com/system/press_images/001/704/974/137b690a67c61beb2c81625b66615157b01aee25.jpg?1607655823)
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白菜は、漢方では体にこもった熱を冷ましてくれたり、お腹の調子を整えるとされています。こってりした物を食べがちで、胃腸がオーバーワークしやすい年末年始を含む冬にはまさにうってつけの食材。余計なナトリウムと水分を排出させる作用が期待できるカリウムも含まれているので、むくみが気になるときにもおすすめです。
淡白だけど旨味成分・グルタミン酸たっぷり
![生で、煮込んで、炒めておいしい!「白菜・キャベツ」をたくさん食べるレシピ](https://kinarino.k-img.com/system/press_images/001/704/980/f94428fbcb2adac0ce1ef2b85d1f5c37fabdd017.jpg?1607657122)
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白菜は水分が多く葉その物も淡白な味わいですが、旨味成分であるグルタミン酸を多く含むため、他の食材と掛け合わせる事で味わいを良くしてくれます。イノシン酸を含む動物性の食材と合わせるとおいしさがよりアップします。
長持ちさせたいときは「まるごと買って外からはがす」がおすすめ
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白菜はまるごとの方が長持ちするので、たくさん食べる場合は「まるごと買って外側からはがし、茎を落として残りは立てて保存」がおすすめ。冬期であれば、暖房が効かない寒い場所におけば冷蔵庫に入れなくても保存可能です。
白菜の黒い点は、寒さに耐えておいしくなった印!
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白菜に黒い点が出ている事がありますが、あれはカビや病気ではなく、寒さに耐えたストレスでできるポリフェノールです。野菜は寒さに耐えるためにより甘くなるので、黒い点が出ている方が甘みがあると言えます。食べる上で全く問題はありません。(冷蔵庫にしまっている間に出る事もあります)
白菜のおすすめレシピ
白菜の塩こんぶじゃこサラダ
白菜たっぷりのごちそうお鍋
手間なし・短時間できちんとした主菜、鱈と白菜のバター醤油蒸し
白菜の大量消費にも使えるガリバタしょうゆ炒め
胃にやさしいのに食べごたえがある豆乳チーズリゾット
白菜が安いときこそチャレンジしたい自家製キムチ
「キャベツ」の豆知識とおすすめ保存法
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キャベツも白菜同様、胃腸にやさしく胃もたれを防いでくれるので、揚げ物などの重いメインディッシュに合わせると良いとされています。カツやハンバーグなどにキャベツが添えられている事が多いのは、体の負担を和らげておいしく食べる知恵かもしれませんね。しっかりと葉が重なり合った冬キャベツは、煮崩れしにくいのもメリットです。
キャベツの保存のポイントは「茎の成長点」
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キャベツは収穫されてもまだ成長しているため、保存するには芯を抜いて濡れたキッチンペーパーを詰める方法がよく知られていますが、茎の切り口に爪楊枝を3~4本差し込むか、包丁などで切り口に傷をつけてキャベツの成長を抑える方法でも日持ちしやすくなります。
キャベツのおすすめレシピ
押さえておきたい基本のロールキャベツ
手早く作れる鶏団子の塩スープ
お肉なしでも満足なキャベツと厚揚げの炒め物
おうちおつまみの定番!やみつきキャベツ
キャベツと鶏そぼろのレンジ蒸し
日持ち抜群の塩だれキャベツ
たくさん食べて農家さんを応援&冬の体を守ろう
野菜が安値で手に入るのはうれしいのですが、生産農家さんにとって「野菜余り」は深刻なダメージ。需要が増える事で今後の野菜の安定供給に繋がります。安くなったお野菜をたくさん食べる事で、健康を守りながら生産者さんを応援することができますね。
甘みのある白菜は、生で食べるのもおすすめです。塩もみして水気を絞った白菜に、塩こんぶとちりめんじゃこを加えて和えるだけ。シャキシャキとした食感でみずみずしく、さっぱりとしているので箸休めにいかがでしょうか?