魚介類が美味しい季節とは?
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魚が体内に脂肪を蓄えだすと「脂がのった」状態になります。産卵前、または水温が下がって寒さから身を守ろうとするタイミングがその時です。脂がのった魚は風味や甘みが増すのが特徴。逆に、身が引き締まっている時がもっとも味がいいという魚や貝類もあります。
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食べごろを迎えるタイミングは、種類によってさまざま。そこで、四季ごとに魚の収穫時期と旬の海産物をまとめてみました。また、その季節の旬を使ったおすすめのレシピもご紹介します。
同じ魚でも品種や産地によって時期が異なる場合がありますが、1つの目安として参考にしてみてください。
同じ魚でも品種や産地によって時期が異なる場合がありますが、1つの目安として参考にしてみてください。
春が旬の魚介類
ふっくらとして甘いシラスや桜海老が食べごろ
【春が旬の魚】
・シラス ・白魚 ・桜海老 ・メバル
・サヨリ ・サワラ ・鯛 ・上り鰹
温かい陽気になってくると、シラスや桜海老の春漁が始まります。水揚げされたばかりのシラスや桜海老は甘味があり、身がふっくらと柔らか。新鮮な生が食べられるのもこの時期です。秋にも漁が行われますが、春にぜひ初物を味わってみて。
・シラス ・白魚 ・桜海老 ・メバル
・サヨリ ・サワラ ・鯛 ・上り鰹
温かい陽気になってくると、シラスや桜海老の春漁が始まります。水揚げされたばかりのシラスや桜海老は甘味があり、身がふっくらと柔らか。新鮮な生が食べられるのもこの時期です。秋にも漁が行われますが、春にぜひ初物を味わってみて。
春は貝類がミルキーに!
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【春が旬の海産物】
・アサリ ・赤貝 ・ とり貝 ・みる貝
・帆立貝 ・ハマグリ ・数の子 ・ひじき
・ホタルイカ ・ワカメ ・もずく ・真蛸
3月半ば頃から潮干狩りシーズンが到来。アサリがたっぷり味わえるほか、帆立貝や赤貝など貝類が美味しい季節です。産卵を前に栄養を蓄えるので、この時期の貝類は身が大きくてぷっくりと育っています。
・アサリ ・赤貝 ・ とり貝 ・みる貝
・帆立貝 ・ハマグリ ・数の子 ・ひじき
・ホタルイカ ・ワカメ ・もずく ・真蛸
3月半ば頃から潮干狩りシーズンが到来。アサリがたっぷり味わえるほか、帆立貝や赤貝など貝類が美味しい季節です。産卵を前に栄養を蓄えるので、この時期の貝類は身が大きくてぷっくりと育っています。
春のおすすめ旬レシピ
ハマグリのお吸い物
夏が旬の魚介類
あっさりした白身魚を塩焼きに
【夏が旬の魚】
・アジ ・穴子 ・アユ ・イワシ ・石鯛 ・イワナ
・ウナギ・カジキマグロ ・カンパチ ・キス・スズキ
・太刀魚 ・トビウオ ・ハモ ・ヤマメ
6月にはアユの漁が解禁されます。6~7月にかけての若鮎は骨が柔らかくて身があっさり。7~8月にかけての成長した鮎は脂がのってコクがあります。また、太刀魚やトビウオ、スズキといった淡泊な白身魚が旬を迎える季節。夏バテ対策の栄養補給にもぴったりです。
・アジ ・穴子 ・アユ ・イワシ ・石鯛 ・イワナ
・ウナギ・カジキマグロ ・カンパチ ・キス・スズキ
・太刀魚 ・トビウオ ・ハモ ・ヤマメ
6月にはアユの漁が解禁されます。6~7月にかけての若鮎は骨が柔らかくて身があっさり。7~8月にかけての成長した鮎は脂がのってコクがあります。また、太刀魚やトビウオ、スズキといった淡泊な白身魚が旬を迎える季節。夏バテ対策の栄養補給にもぴったりです。
濃厚でトロリとした絶品ウニがお目見え
【夏が旬の海産物】
・アワビ ・スルメイカ ・ウニ ・車海老 ・昆布
・シジミ ・ホヤ ・サザエ ・水ダコ
天然のウニは6~8月が旬。この時期は、苦みや臭みがなく、甘みが濃厚で、滑らかな食感が楽しめます。ウニが苦手という人も、夏に食べたら美味しさに開眼するかもしれませんよ。栄養豊富で疲労回復のサポートになるシジミやホヤも食べごろです。
・アワビ ・スルメイカ ・ウニ ・車海老 ・昆布
・シジミ ・ホヤ ・サザエ ・水ダコ
天然のウニは6~8月が旬。この時期は、苦みや臭みがなく、甘みが濃厚で、滑らかな食感が楽しめます。ウニが苦手という人も、夏に食べたら美味しさに開眼するかもしれませんよ。栄養豊富で疲労回復のサポートになるシジミやホヤも食べごろです。
夏食材を使ったおすすめの旬レシピ
タコと夏野菜のマリネ
秋が旬の魚介類
栄養を蓄えた鮭、トロッと柔らかいカツオが美味
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【秋が旬の魚】
・甘鯛 ・カマス ・カレイ ・鮭
・サンマ ・サバ ・メバチマグロ
・戻りカツオ ・ハマチ ・ハタハタ
秋になって店頭で売られ始めるのが、いわゆる「秋鮭」と呼ばれる白鮭です。脂がのりすぎていないので、バターやチーズと合わせるムニエルやオーブン焼きにも最適。カツオは春に「初カツオ」が出回りますが、9月頃にはより脂がのっている「戻りカツオ」が旬となります。「トロカツオ」とも言われている良質の身を、この時期に食べておきましょう。
・甘鯛 ・カマス ・カレイ ・鮭
・サンマ ・サバ ・メバチマグロ
・戻りカツオ ・ハマチ ・ハタハタ
秋になって店頭で売られ始めるのが、いわゆる「秋鮭」と呼ばれる白鮭です。脂がのりすぎていないので、バターやチーズと合わせるムニエルやオーブン焼きにも最適。カツオは春に「初カツオ」が出回りますが、9月頃にはより脂がのっている「戻りカツオ」が旬となります。「トロカツオ」とも言われている良質の身を、この時期に食べておきましょう。
食感がいいイクラ&香ばしい芝海老を味わって
【秋が旬の海産物】
・いくら ・芝海老
鮭の産卵期である秋は、筋子やいくらが獲れる時。外国産のものは他の季節にも出回っていますが、北海道産の新鮮な卵が買えるのは9~11月です。芝海老の旬は10月から春にかけて。秋の芝海老は小ぶりで、皮ごと唐揚げにすれば香ばしい絶好のおつまみになります。
・いくら ・芝海老
鮭の産卵期である秋は、筋子やいくらが獲れる時。外国産のものは他の季節にも出回っていますが、北海道産の新鮮な卵が買えるのは9~11月です。芝海老の旬は10月から春にかけて。秋の芝海老は小ぶりで、皮ごと唐揚げにすれば香ばしい絶好のおつまみになります。
秋食材を使ったおすすめの旬レシピ
ご飯に合う!イワシの梅煮
冬が旬の魚介類
本マグロのお寿司、タラのお鍋が美味しい季節
【冬が旬の魚】
・赤むつ ・カワハギ ・タラ ・コハダ ・本マグロ
・天然うなぎ ・ムツ ・ワカサギ ・シシャモ
・ニシン ・フグ ・ヒラメ ・ブリ ・ボラ
本マグロは12~2月頃が旬。この時期お寿司を食べるなら、脂ののった新鮮な本マグロは外せません。コハダやヒラメもおすすめです。また、産卵期を迎えるタラも冬に収穫されます。タラやブリ、ムツは温かい鍋料理に入れると美味しいですよ。
・赤むつ ・カワハギ ・タラ ・コハダ ・本マグロ
・天然うなぎ ・ムツ ・ワカサギ ・シシャモ
・ニシン ・フグ ・ヒラメ ・ブリ ・ボラ
本マグロは12~2月頃が旬。この時期お寿司を食べるなら、脂ののった新鮮な本マグロは外せません。コハダやヒラメもおすすめです。また、産卵期を迎えるタラも冬に収穫されます。タラやブリ、ムツは温かい鍋料理に入れると美味しいですよ。
甘海老にカニに牡蠣……生で食べるなら旬の冬に
【冬が旬の海産物】
・甘海老 ・伊勢海老 ・ヤリイカ ・イイダコ
・牡蠣 ・カニ ・タラコ ・ 白子 ・海苔
海水の温度が下がると美味しさを増すのが、甘海老や伊勢海老。冬の懐石やパーティにはカニも欠かせませんね。牡蠣は春や夏は産卵に栄養を使い果たしてしまうので、産卵を終えて再び栄養を蓄えだす冬時期が食べごろです。海苔は11月頃から摘み取りが始まります。冬に作られる一番摘みの新海苔は、香りや食感が良く、風味が豊かな最高級品とされています。
・甘海老 ・伊勢海老 ・ヤリイカ ・イイダコ
・牡蠣 ・カニ ・タラコ ・ 白子 ・海苔
海水の温度が下がると美味しさを増すのが、甘海老や伊勢海老。冬の懐石やパーティにはカニも欠かせませんね。牡蠣は春や夏は産卵に栄養を使い果たしてしまうので、産卵を終えて再び栄養を蓄えだす冬時期が食べごろです。海苔は11月頃から摘み取りが始まります。冬に作られる一番摘みの新海苔は、香りや食感が良く、風味が豊かな最高級品とされています。
冬食材を使ったおすすめの旬レシピ
少ない油で!ブリの竜田揚げ焼き
メニューに四季を取り入れて
季節ごとの代表的な旬の魚介類をご紹介しました。
養殖であれば1年中食べられるものもありますが、国産の天然ものは旬の時期にだけ特別な味わいが楽しめます。
以上のリストを参考にして、最高の美味しさを実感してみてください。
養殖であれば1年中食べられるものもありますが、国産の天然ものは旬の時期にだけ特別な味わいが楽しめます。
以上のリストを参考にして、最高の美味しさを実感してみてください。
桃の花が咲く頃には縁起のいいハマグリを食べて春の節句をお祝いましょう。ハマグリはいいダシが出るので、シンプルな材料で美味しいお吸い物を作ることができます。