【ようやく本題!】おすすめのコーヒーケトル 10選をご紹介 の章からご覧ください。
粉から淹れる珈琲は、ドリップ用の「コーヒーケトル」が必需品!
なぜなら、ドリップコーヒーを正しく淹れるにあたって、お湯をすこしずつ注ぐことが、「美味しさ」を大きく左右する要素になるため。
本記事では「コーヒーケトルの選び方」「2021年版おすすめ商品」を紹介
本記事では、「コーヒーケトルの選び方」「コーヒーケトルのおすすめ商品」をご紹介。トレンドに左右されない素敵なデザイン、プロも使うほどの品質の高さにもこだわって、選んでみましょう。
*画像/モダンデコ クラシック電気ケトル sn01 ※電気式
【豆知識】コーヒーケトルを使うメリットは、細口ノズルから「お湯を少しずつちょろちょろ注げる」こと!
☑ お湯がちょろちょろと少しずつ注げる(一気に入れすぎることなく、一定量を出せる)
☑ お湯がペーパーフィルターにかからず、挽き粉の上にかかるように調整しやすい。挽き粉の上で「の」の字を描きやすい
ご存知ですか?コーヒーケトルは「直火式」「電気式」の2種あります
≫≫「直火式のコーヒーケトル」とは
「直火だけOK」の他に、「直火&IHコンロの熱源、両方対応」のタイプもありますよ。
一人暮らし向け賃貸アパートなど、IHコンロ備え付けの住宅も多いので、「引っ越した後に使えなかった…」ということがないよう、IHコンロも兼ねて対応しているタイプを買うのもおすすめです
使い方(2パターン)
CASE1:直火で火にかけてお湯をわかし、そのままドリップに使う
それが一般的ですが、美味しいドリップコーヒーは、湯の温度が重要なポイント。だからこそ、CASE2のような使い方もあるのです。
CASE2:火にはかけない。コーヒーケトルを「湯を入れて、注ぐための道具」として使う。
ただし「直火式コーヒーケトルを、直火にさらさない使い方」をするなら、コーヒーケトルではなく、ドリップカップを買ったほうがコスパが良いです◎
例えばこちらの、ニトリのドリップカップ(350ml)。直火はNGですが、細口で使い勝手が良く、価格も1,518円(税込)と、お財布にも優しいですよ。
直火式コーヒーケトルを使うメリット
☑ 素材によっては、熱伝導が良かったり、経年変化を楽しめたりする
(ステンレス、銅といった金属性/質感がレトロなホーロー性など)
☑ 美しいデザインの製品が多く、キッチンに置くだけでサマになるインテリアアイテムになる
(電気式コーヒーケトルも良いデザインはあるが、電気タイプは“家電”の雰囲気が出てしまいがち)
ちなみに、直火式コーヒーケトルを買うなら・・・「温度計」も併せて買うのがおすすめ。
電気式とは異なり、直火式は、好みの温度に設定するのが難しいです。デメリットと感じる方は多いかもしれません。
しかし、便利なアイテムがあるんです。それが、サーモメーター(温度計)。
こちらの使用イメージの画像のように、温度計を差し込むことで、好みの温度(適温)に調整することができます。
おすすめの温度計は、こちら。金物の製造で名高い町、新潟・燕三条で誕生したブランド「珈琲考具」の温度計です。温度表示はアナログ仕様で、レトロなデザインが素敵。ポットや鍋のフチにしっかり固定できるクリップが付いています。
≫≫「電気式のコーヒーケトル」とは
最近では、「温度設定&保温機能付き」の電気ケトルも多く登場しています。
使い方
電気式コーヒーケトルを使うメリット
☑ 温度設定ができる(*)
☑ 数時間にわたり湯の温度をキープできる「保温機能」がある(*)
(*)補足:
商品によっては非対応も有り
✔まとめ:「直火式ケトル」「電気式ケトル」、結局どっちがいい?
【電気式ならではのメリット】
☑「ガスコンロが無いが給電可能な場所で、ハンドドリップコーヒー用の湯を沸かしたい」(但しコードの長さが足りるか要確認)
☑「ドリップコーヒー用の湯を数時間にわたり保温したい」
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知る人ぞ知る!コーヒーケトルの選び方ポイント(❶~❷)
❶ 自分好みの「注ぐ湯の量」「注湯スピード」になる、注ぎ口(*)を選ぼう
・「細口(ほそくち)」
・「鶴口(つるくち)」
があります。
それぞれ特徴が異なるので、自分の要望に合う働きをするタイプの方を選びましょう。
注ぎ口のタイプ1:「細口(ほそくち)」
鶴口よりも、湯量をコントロールしやすいので、安定した味わいでコーヒーを淹れやすいですよ。初心者さんにおすすめです。
注ぎ口のタイプ2:「鶴口(つるくち)」
*画像/カリタ(KALITA) コーヒー達人 ペリカン 1L ホーロー製
*画像/カリタ(KALITA) コーヒー達人 ペリカン 1L ホーロー製
ですが、扱い方さえ慣れれば、細口よりも「注ぐ湯の量」「注湯スピード」を自分好みに調整できます。本格派のコーヒー好きさんは、「鶴口のケトルが理想的」と言う方が多いですよ。
*画像/ユキワ(YUKIWA) 18-8 M型 コーヒーポット
注ぎ口のタイプ次第で、注湯はどう変わる?写真で注ぐ様子を比較
*画像/下村企販 珈琲考具 ドリップポットワンドリップポット Pro(42342)
■ 細口
☑ 沸騰したお湯を移し替えて使用(直火・IH、ともに使用不可)
☑ 300ml
☑ 日本製
*画像/山善(YAMAZEN)電気ケトル EGL-C1280
■ 細口
☑ 電気式
☑ 800ml
☑ 温度設定(湯沸かし):60-100℃(1℃単位)
☑ 保温機能:設定した温度設定をそのままキープ
>>商品詳細は、本記事の下の章でご紹介
*画像/山善(YAMAZEN)電気ケトル YKG-C800
■ 細口
☑ 電気式
☑ 800ml
☑ 温度設定(湯沸かし):60-100℃(1℃単位)
☑ 保温機能:設定した温度設定をそのままキープ
>>商品詳細は、本記事の下の章でご紹介
*画像/BALMUDA(バルミューダ) The Pot(ザ・ポット) K02A *2016年発売
■ 細口
☑ 電気式
☑ 600ml
☑ 温度設定(湯沸かし):非対応
☑ 保温機能:非対応
☑ 沸騰後自動電源オフ
>>商品詳細は、本記事の下の章でご紹介
<参考まで>注湯スピードの感覚を掴める、参考になる動画はこちらから
❷ 直火式ケトルを買う方へ。『熱伝導率』重視の素材選びも大事
ステンレス製やホーロー製の商品が目立つ「直火対応のコーヒーケトル」ですが、熱伝導率が低いので、温まりにくく、冷めやすい素材でもあるとも言えます。
そこで取り上げたいのが、銅製のケトル。銅は熱伝導率が高いため、お湯が冷めにくく、比較的気温の影響も受けにくいです。こちらも有効な選択肢になりますよ。
~【ようやく本題!】おすすめのコーヒーケトル 10選をご紹介 ~
◆ コーヒーケトル 直火タイプ|おすすめ6選
月兎印|スリムポット *素材はホーロー
月兎印とは
販売元は、株式会社フジイ。今はキッチンウェア・ハウスウェア専門の商社として知られますが、歴史を紐解くと大正12年創業、藤井商店という名で展開していた琺瑯メーカーです。フジイによって、大正15年、「月兎印」というオリジナルブランドと、「月兎印 スリムポット」が誕生しました。
「月兎印」は、今も引き続き、フジイのオリジナルブランドですが、現在の製造を手掛けているのは、白いホーローバットや保存容器でお馴染み、「野田琺瑯」です。「月兎印」は「野田琺瑯」のブランド商品ではないので、誤解しないようにしましょう。
ちはみにデザインを手掛けたのはプロダクトデザイナー、山田耕民(やまだ こうみん)氏。野田琺瑯の美しいかたちのミルクパンなども担当されています。
ゲットの愛称で親しまれている「月兎印」は、キッチン用品やハウスウェアなど生活雑貨商品を広く扱う株式会社フジイのオリジナルブランドです。ブランドの誕生は大正15年(1926年)と古く、スリムポットは1980年にプロダクトデザイナーの山田耕民氏によりデザインされ、それを野田琺瑯が昔ながらの製法を守りひとつひとつ丁寧に仕上げています。
月兎印「スリムポット」の特徴
☑ 細口
☑[0.7L]満水約700ml or[1.2L]満水約960ml
☑ 素材:ホーロー
(一度剥がして、もう1度シールを貼りたい!という時などに◎)
月兎印|ステンレススリムポット *素材はステンレス
☑ 0.7L 満水約700ml
☑ 素材:18-8ステンレス
こちらは月兎印「ステンレススリムポット ミラー」。ホーロー製ではなく、ステンレス製です。
ステンレス製タイプ(ミラー)の注ぎ口は、こちら。ホーロー製タイプよりも、好みのドリップを追求しやすい形状になっています。
ステンレス製はご覧のとおり、ホーロー製ならではのレトロな素材感はなく、インテリア性には少し欠けるかもしれません。ですが、こちらもプロダクトデザイナー 山田耕民が手掛ける、整ったデザイン美を楽しめます。
銅製タイプが気になる方は、月兎印「ステンレススリムポット コパー」をご覧ください。
ハリオ(HARIO)|V60 コーヒードリップケトル・ヴォーノ
ハリオのドリップ用コーヒーケトルもまた、コーヒー通から絶大な支持を得ています。「V60」と併せて揃えてみるのもいいですね。
☑ 細口
☑ 実用容量500ml(VKB-70HSV)、実用容量600ml(VKB-100HSV)、実用容量800ml(VKB-120HSV)
☑ 素材(本体):ステンレス
☑ カラー:ヘアラインシルバー
例えば注ぎ口は、長い時間、細くお湯が注げる形状。細く伸びた波型の形で、お湯を注ぐ位置や量、スピードを調整しやすいんです。
手に馴染みやすい波型ハンドルも、大きな魅力。握り心地が良く、ケトルいっぱいにお湯を入れていても疲れません。
タカヒロ|コーヒードリップポット 雫(SHIZUKU)
業務用コーヒー器具も多く手がけており、ドリップポットは名品揃い。なかでも、「雫が落ちるように点滴したい」というお客様の声に応えて生まれた「超極細」の注ぎ口のドリップポット、「雫(SHIZUKU)」は圧倒的な支持を集めています。
昭和50年創業。キッチン道具で抜群のシェアと信頼を誇る新潟県燕市を拠点とするステンレス製品メーカー。 カトラリーからキッチンツールまで、さまざまなアイテムを製造しています。
特にコーヒードリップポットでは、コーヒー愛好者からプロまで幅広く愛用される、定評のある信頼のブランドです。
☑ 細口
☑[0.5L]2~4杯分 or[0.9L]5~7杯分
☑ 素材:18-8ステンレス
タカヒロのコーヒードリップポットは複数ラインナップがありますが、この「雫(しずく)」は、従来品よりも4mm注ぎ口が細くなったタイプ。
タカヒロのポットのユーザーからの声によって、改良が実現しました。
KINTO(キントー)|プアオーバーケトル
☑ 食洗機使用OK
☑ 細口
☑ 430ml、900ml *2
☑ 素材:ステンレス
(ブラック・ホワイトは、ステンレスにフッ素樹脂塗装)
*1:430mlタイプはステンレス製タイプのみ直火可
*2:430mlはフタなし、900mlはフタ付き。
「ミラー」はステンレスのツヤをそのまま活かしており、「マット」はその名のとおりマットな仕上がりになっています。そして「ブラック」「ホワイト」は、ステンレス素材にフッ素樹脂塗装を施したもの。 どれも本体のべ―スはステンレス素材です。
900mlはこのような、フラップ式のフタ付き。片手での開閉も楽々です。
お湯を注ぐときに傾けてもフタが外れないというのも、嬉しいポイント。
YUKIWA(ユキワ)|コーヒーポット 18-8 M型
タカヒロと同じく、ステンレス製品の産地、新潟県燕市で製造を行っています。
☑鶴口
☑[3人用]容量:400cc or[3人用]容量:750cc or[7人用]容量:1000cc
☑素材:18-8ステンレス
◆コーヒーケトル 電気式タイプ|おすすめ5選
BALMUDA(バルミューダ)|The Pot (ザ・ポット)
☑ 細口
☑ 600ml
☑ 温度設定(湯沸かし):非対応
☑ 保温機能:非対応
☑ 沸騰後自動電源オフ
☑ 空だき防止機能あり
☑ 電源コード:1.3m
*2016年発売
取りあげたいのは、2016年発売のBALMUDA(バルミューダ)「The Pot(ザ・ポット)」。今も、BALMUDAの電気ケトルは、この製品が唯一。
カラーは、こちらの「クローム」。そして・・・
BALUMUDAの人気トースター「The Toaster」の横に並べても相性ぴったり。トースターと同じような、マットな風合いですね。
無駄のないすっきりデザイン。コーヒー3杯分程度の容量600mlで、省スペースなキッチンにも置きやすいですよ。
一般的な電気ケトル同様、沸騰後は自動電源オフになります◎ 温度設定機能は付いておらず、シンプルな機能性。
さりげなく持ち手のところに、そっと電源ランプが灯るんです。可愛くて、こちらも愛着がわくポイント♪
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)| 電気ケトル IKE-C600T-B
☑ 細口
☑ 約0.6L
☑ 温度設定(湯沸かし):3段階(沸騰 100℃/コーヒー 90℃/日本茶 70℃)
併せて、温度調節ボタンを押すと、60℃~100℃の間で、5℃単位で好きな温度に設定可能。
☑ 保温可能温度:60℃~95℃(5℃刻みで設定)
☑ 電源コード:約1.2m
5,000円台で買える♪ お財布に優しいアイリスオーヤマの「電気ケトル」は、なんと温度調節付き。申し分なしの機能性です。
すっきりとしたデザインで、どんなお部屋にも馴染みやすいですね。
3段階の温度設定「100℃・90℃(コーヒー用)・70℃(お茶用)」が付いています。さらに温度調節ボタンを押して、5度単位で好きな温度になるように、設定温度を上げたり、下げたりできますよ。
容量はバルミューダと同じく、約600ML。一人、二人暮らしの食卓に調度よいサイズです。
広口なので、洗浄も簡単。長く使っていけそうです。
山善(YAMAZEN)|電気ケトル EGL-C1280
☑ 細口
☑ 約0.8L
☑ 温度設定(湯沸かし):60~100℃(1℃刻みで設定)
☑ 保温機能:設定した温度設定をそのままキープ
☑ 空焚き防止機能あり
☑ 電源コード:約0.7m
*2020年発売
山善の電気ケトル「EGL-C1280」は、「温度設定範囲:60-100℃」を1秒単位で温度調節ができます。電源ベースでの操作はデジタル表示で簡単。保温機能も付いていますよ。
約7,500円(税込)という、良心的な価格も嬉しいですね。
山善(YAMAZEN)|電気ケトル YKG-C800
☑ 細口
☑ 約0.8L
☑ 日本製
☑ 温度設定(湯沸かし):60~100℃(1℃刻みで設定)
☑ 保温機能:設定した温度設定をそのままキープ
☑ 空焚き防止機能あり
☑ 電源コード:約0.9mm
*2018年発売(販売終了商品)
ひとつ上でご紹介した「EGL-C1280」は、実はこちらの「YKG-C800」の改良版。
違いを挙げるならば、「EGL-C1280」は1200Wですが、「YKG-C800」は1000Wであること。そして若干、デザインやコード長に違いがあります。
「EGL-C1280」と同じく、こちらの「YKG-C800」も、デジタル表示です。フラットな操作盤で、スタイリッシュですね。
若干似ている「EGL-C1280」と「YKG-C800」ですが、値下がりを見極めて、お得感のあるタイミングで購入できるといいですね◎
モダンデコ|クラシック電気ケトル sn01
☑細口
☑満水容量:約1.0L
☑カップ1杯(40㎖)を約90秒で素早く沸かせる
※温度設定・保温機能は付いていません。
☑自動スイッチOFF機能あり
☑ 電源コード:約65㎝
モダンデコの「クラシック電気ケトル sn01」は、「電源スイッチをONにするか・OFFにするか」という、シンプルな機能性。ティファールの電気ケトルの、細口ノズル(コーヒーケトル)タイプといったイメージ。
感覚的に操作できることもあって、子どもやご高齢の方でも扱いやすいですよ。
湯量をコントロールしやすい設計になっており、湯切りもスムーズに行えます。
カラー展開はブラック、ホワイトの2種。ともにマットなカラーリングで、おしゃれな食卓を叶えてくれますよ。
【番外編】注ぎ口は細くないが「ストレートケトル」も検討の余地あり
「美味しいドリップコーヒーにこだわりたいけど、毎日コーヒーを淹れるわけではない」という方は、日常での湯沸かし用としても使い勝手のいい、「ストレートケトル」も選択肢に入れてみてはいかがでしょう。
直火式のおすすめストレートケトル
工房アイザワ|ブラックピーマン ストレートケトル 2.0L サテン仕上げ
☑直火式(IH対応)
☑2.0L
電気式のおすすめストレートケトル
ラッセルホブス(Russell Hobbs)|T kettle(ティーケトル)7106JP-BK
☑電気式
☑0.6L
☑温度設定(湯沸かし):7段階調整(0・60・70・80・90・95・100℃)
☑保温機能:設定した温度設定をそのままキープ
*画像/タカヒロ The Pot(ザ・ポット) コーヒードリップポット雫 0.5L