※本コンテンツはキナリノが制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。
使い継がれる道具の魅力
出典:unsplash.com
姿を好まれ、機能を愛され、古くから使われ続けてきた道具があります。変わらず昔のまま、または現代によりフィットするようブラッシュアップされながら、今も残る道具達。受け継がれる先人の知恵を、あなたの生活にも取り入れてみませんか。
その1.姿も絵になる暮らしの道具
毎日目にする日常の道具こそ、妥協なく選びたいもの。長く愛されている道具は、どれも機能と美しさを併せ持ったものばかりです。時代に左右されない魅力に触れてみましょう。
衣桁(いこう)
着物や帯を掛けておく道具として使われてきた衣桁。衝立や屏風のように平に畳むことができ、場所に合わせて角度を代えられるフレキシブルさが魅力です。シンプルな形で圧迫感もなく、和室はもちろん洋室に合わせても素敵。リビングで毎日使いのコートを掛けるも良し、お客様用に必要な時だけ出すのも良し。無駄のない姿の美しさもさることながら、使い勝手の良さに長く愛されてきた理由が分かります。
こちらから購入できます
洗濯板
出典:www.instagram.com(@shokunincom)
洗濯機が普及する以前は、桶に貯めた水の中で衣服を手で揉んで洗っていました。その時代に効率よく汚れを落とすため用いられていたのが、洗濯板です。洗濯機が普及した今でも、その利便性の高さから根強いファンが多い道具です。現代では、襟や袖、靴下など頑固な汚れの手洗いに用いられることが多いため、小型の物が主流となっています。
こちらから購入できます
文化ちりとり
出典:www.instagram.com(@taste_dailytools)
「文化ちりとり」の名称を知らない人でも、きっと使ったことがあるでしょう。長い柄がついて立ったままゴミを集めることができ、持ち上げれば口が上向きになりゴミがこぼれない、あのちりとりです。発売当初、あまりの便利さに“最先端”“画期的”という意味合いで「文化ちりとり」と名前がついたとか。その使い勝手の良さは現代でも現役で、学校や事務所でよく目にする道具です。この便利アイテム、フローリングやクッションフロアが多い現代の室内にも実はぴったりなのです。屋外で使うイメージが強いかもしれませんが、室内にマッチする素材やデザインのものも手に入りますので探してみてはいかがでしょうか。髪の毛が気になる洗面所にひとつ置いておくと便利ですよ!
靴べら
会社に行くお父さんが革靴を履くのに使っていた、そんな場面が目に浮かぶ人も多いでしょう。靴べらは、革靴だけでなくスニーカーを履く時にも重宝します。かがまなくていいだけでなく、靴の形崩れも防いでくれますよ。すぐに手に取れる場所に置くアイテムなので、見た目が好みのものを選ぶのも長く使う秘訣です。
こちらから購入できます
その2.昔も今もおでかけのお供に
出典:unsplash.com
現代のように大きなバッグを持って出かける習慣がなかった昔の人々の持ち物は、コンパクトで洗練されたアイテム揃い!改めて見直してみると、取り入れたいものがたくさんです。
風呂敷
てぬぐい
よく水を吸い、乾きやすく、小さく畳めるてぬぐい。機能性の高さと素朴な風合いで、今も多くのファンに愛用されているアイテムです。例えば子どもとのおでかけには、人数分のてぬぐいを持っておくと便利です。途中で汚れても、手洗いしてベビーカーやリュックにひっかけておくとじきに乾いてしまいます。タオルより軽くかさばらず、持ちやすさも子ども連れには嬉しいですね。
経木
こちらから購入できます
竹の皮も同じように使われます
練り香水
練り香水はミツロウやホホバオイルなどをベースに作られた固形の香水です。紀元前のギリシア時代、アルコールが造られるようになる以前、スキンケアのクリームに香料を加えて香りを楽しんでいたのが始まりだと言われています。アルコールが使われておらず香り立ちがマイルドで、自分の楽しみのために使うのにぴったり。クリーム状で周囲を気にせず付けることができるので、おでかけ先で気軽に楽しむのにも向いています。
こちらから購入できます
使い方の参考に!
その3.台所のロングセラー
次々と新しい道具が生み出され、すぐに物でいっぱいになってしまう場所といえば台所ではないでしょうか。そんな新製品の宝庫にあって、ずっと使われ続ける道具があります。変わらない姿こそが、銘品の証しです。
おひつ
出典:www.instagram.com(@shokunincom)
釜で炊いたご飯をおいしく保存するために使われてきたのが、おひつです。天然素材がお米の水分を適度に吸収しつつも乾燥を防ぎ、冷めてもふっくら。木製の物はもちろん、陶器製の物も水分の調整力に優れています。木製は軽くて丈夫、陶器製は手入れが簡単で電子レンジにかけられるものも。食卓にそのまま出せるので、おかわりに席を立つ煩わしさもなくなります。
こちらから購入できます
使い方の参考に!
米とぎざる
みなさんお米はどうやってといでいますか?ボウルでとぐと米が流れ、ザルを使うと米が壊れ、なかなか決定打が見つからないのではないでしょうか。そんな方に試していただきたいのが米とぎザルです。細い竹ひごが均等に編まれ、米一粒も通すことなく優しく洗うことができる優れもの。水切れが良いので、ぬかの匂いを残さず手早く洗えるのも魅力です。水の冷たさを手に伝えない素材、軽い使い心地も嬉しいですね。
こちらから購入できます
干しかご
現代ほど食品の保存技術が発達していなかったころ、自然の恵みを無駄なく食べるために行われていたのが“干す”保存法です。水分を抜くことで野菜や魚を痛みにくくしていたのです。もとは保存のため始めた方法でしたが、干すことによって旨味や栄養も凝縮されることが分かり、今ではひとつの調理法として生活に根付いています。食品を干すための干しかごも、より現代に求められるスタイルへと変わってきました。食品を衛生的に、省スペースで干せるスタイリッシュな干しかごには、食べ物をおいしく大切に食べたいという人々の願いがつまっています。
こちらから購入できます
蒸籠(せいろ)
出典:www.instagram.com(@shokunincom)
蓋を取るとぶわっと広がる湯気と香り。蒸し料理には独特の魅力があります。蒸籠(せいろ)というと肉まんのイメージが強いかもしれませんが、日本でも古くから蒸籠が用いられて来ました。和蒸籠、中華蒸籠と呼び分けることもありますが、機能的には同じなので区別して使う必要はありません。湿度や温もりが恋しい冬の台所に、あると嬉しい道具です。
こちらから購入できます
その4.ほっと癒しのひとときに
出典:unsplash.com
今も昔も、忙しさを忘れてくつろぐ時間は至福です。世代を超えて暮らしに潤いを与えてくれる、肩の力をふっと抜いてくれる品々をご紹介しましょう。
お香
日本で最も古い「香」の記述は、『日本書紀』にあるそうです。初めは仏前を浄め邪気を払うために使われ、宗教的な意味合いが強いものでした。そんな「香」がいつしか生活の中に取り入れられていったのも、あの心安らぐ香りを体験したことのある人ならおおいに納得できるのではないでしょうか。気持ちの切り替えをしたい時、部屋の空気をリフレッシュしたい時、手軽に使えるお香を試してみませんか?
使い方の参考に!
こんにゃくスポンジ
洗顔料を使わずに肌の汚れを落とすことができるアイテム、こんにゃくスポンジを知っていますか?その名の通り、こんにゃくの繊維を使って作られたスポンジです。優しくなでるように洗うだけで古くなった角質や毛穴の汚れを取り除き、潤いの元となるセラミドを補うことができます。美肌の強い味方になりそうですね。何より、水をたっぷり含んでふるふるになった手触りが心地よく、ゆっくりと肌にすべらせると1日の緊張がほどけていくのを感じます。限られた物資の中で工夫して肌を磨いた女性達の、健気さが伝わってくるようですね。
こちらから購入できます
茶筒
現代では密閉性の高い容器や包装材の普及で、茶葉の保管の選択肢も多種多様に増えました。買ってきた遮光性の袋に入れたまま口を袋止めクリップでとめるだけでも、駄目になってしまうようなことはありません。しかし毎日お茶をいれるお茶好きさんなら、ひとつは持っておきたいのが茶筒です。茶葉の保管専用に作られているだけあって、使い勝手の良さは折り紙付き。湿気や光を嫌う茶葉を、ベストな状態で保管することができます。手にしっくりおさまるサイズ感や茶葉の出し入れのしやすさもポイントで、ティータイムのくつろぎに一役買ってくれること請け合いです。
こちらもCHECK!
腹巻
腸は第二の脳と言われるように、胃腸を整えることは体全体の調子に影響を与えます。寒い冬はもちろん、夏も冷房や冷たい飲み物でお腹の中は冷えているなんてこと、実は多いんです。どんな季節でもお腹周りにプラス1枚。腹弱さん、冷え性さん、平熱が低めの方などにぜひ試してみて欲しい新習慣です。日本では昔からお守り代わりのように巻かれてきた腹巻。最近では薄く目立たないものや機能性素材で作られたもの、見えてもOKのお洒落なものまで様々な商品が販売されています。お気に入りを見つけてお腹に安心プラス、いかがですか?
この記事もCHECK!
その5.快適に暮らす知恵
出典:unsplash.com
寒さ、暑さ、湿気に乾燥と、様々な気候が次々とめぐる日本では、季節にあわせて部屋のしつらえを変え、道具を変えて暮らしてきました。密閉性の高い住宅やエアコンが普及し、季節感が薄れると共に手放した季節の道具もあるでしょう。しかし、近年では夏はこれまで以上に暑く、長雨は以前にもまして降り続くようになりました。異常気象に悩まされる今だからこそ、先人の知恵を改めて見直す時が来ているのかもしれません。
湯たんぽ
寒い冬、湯たんぽでふんわり温まった布団に入る時の気持ちの良さといったら格別です。それだけで冬の寒さも好きになってしまうほど。足が冷たいと寝られないけれど、暖房や電気毛布は夜中に寝汗をかいて冷えてしまう……、そんな悩みは湯たんぽで解決です。朝起きて、湯たんぽから出したぬるま湯で顔を洗うのもなんとも気持ちがいいものですよ。
使い方の参考に!
樟脳オイル
樟脳の“樟”は「クスノキ」。その清々しい香りが虫を遠ざけるということを昔から人々は知っていました。天然の防虫剤として着物の保管に使われて来たことで有名ですが、効果があるのは服につく虫だけではありません。樟脳を作る過程で分離した「樟脳オイル」は、リビングやキッチン、玄関など、様々な場所で虫除けとして活躍します。自然の力で人と虫との棲み分けを助ける、なんとも神秘的な香りです。
こちらから購入できます
蚊帳
伝統と夢をつむぐ蚊帳 大和(奈良)の特産 国産蚊帳 綿製 4.5畳用
子どものころ、夏休みに行く祖父母の家で蚊帳に潜り込むのが好きでした。蚊が一緒に入ってしまわないように、できる限り隙間を作らないように這って入ります。バリアを張ったように守られて眠る安心感は夏の良い思い出です。昔の家ほど蚊が入ることは少ない今の家ですが、それでも耳元で飛ぶ虫の羽音で目が覚めるのは不快なもの。子どもやペットが居る家庭では、一晩中蚊取りをつけておくのが心配なこともありますね。そんな時には、あえて素朴に蚊帳を張ってみてはいかがでしょうか。虫除け効果は絶大ですよ!
ござ
素足で過ごす日本の夏に愛用されてきたのが“ござ”です。い草を贅沢に使ってしっかり編み上げたござはふんわりと足に優しく、湿気を逃していつもサラサラの肌触り。寝転がってもベタベタせず、水拭きで清潔を保つことができます。まさに夏にぴったり!クルリと丸めて収納できる手軽さにも、季節ごとに道具を入れ替える日本の知恵が生きています。
こちらから購入できます
こちらもCHECK!
愛され続ける理由を実感
どんなに便利な道具でも、見た目が好きになれないものはいつのまにか使わなくなってしまいます。反対もまたしかり。ビジュアルがどんなに好みでも、使いにくくてはいけません。機能とデザインどちらも兼ね備えているからこそ、長い年月を経て定番と呼ばれるようになるのでしょう。人々の経験が残してくれた銘品は、使うほどにしみじみ良さを実感するものばかりです。