「ココット鍋」は、煮物・炒め物・炊飯などどんな調理法にも対応するマルチ鍋で、プロ仕様の本格派。鋳鉄のしっかりした造りで熱がムラなく回り、無水調理もできます。ラウンド型やオーバル型が一般的。

ココット鍋には、炊飯をメインにしたものもあり、とても人気です。煮物などほかの料理にも使えて便利。こちらは、「ストウブ・ラ・ココットde GOHAN」。

鋳物ホーロー鍋には、ミニココットもあります。一人分にちょうどいいサイズ感。小さいながらも実力は本物です。

鋳物（ホーロー加工）のココット鍋は、直火・オーブンもOKで、IHにも対応します。使い方のバリエーションに富み、本格的な料理が楽しみたい方におすすめです。

一方、「ココット皿」は、オーブンやトースターにもかけられる耐熱性のある陶器などの小さな容器を指します。そのまま食卓に出せるおしゃれさも魅力。こちらの写真のココット皿は、最もポピュラーですね。グラタンやキッシュ、スフレなどさまざまなオーブン料理に対応します。ココット皿で出される料理自体を、ココットと呼ぶことも。

蓋付きタイプもあります。こちらは、ココット鍋でも登場したストウブのセラミック製ミニココット。サラダや前菜を盛り付けるのはもちろん、電子レンジ調理してそのままテーブルに出せるのがいいですね。

陶器・ストーンウエア製（とても硬い陶磁器の一種）などのココット皿は、直火やIHには対応しませんが、オーブン・トースター・レンジはOK。また、オーブンやレンジにかけられる耐熱ガラス製のものもありますが、必ず説明書を確認しましょう。なにげない料理も、ココット皿に入れて調理するだけでとてもおしゃれ。朝食にもおすすめです。

かたまり肉にもじっくりと火を通してしっとりと仕上げるココット鍋。こちらは、ココット鍋の実力を感じられる豪快な煮込み料理です。豚肉のうまみとりんごの自然な甘みは相性抜群。

ココット鍋に具材とホワイトソースを入れてオーブンでこんがりと焼くだけ。グラタンは、あつあつココットのままテーブルに出せるごちそうメインですが、作り方は意外と簡単。白菜と牡蠣の組み合わせは、これからの季節においしいですね。

無水調理は、ココット鍋ならではの得意料理。肉をかたまりのまま煮込む無水カレーはいかがでしょう。コツは、肉に塩を揉み込んで1～2日ほど寝かせておくこと。カレーというよりも、本格的な肉料理といえそうですね。

こちらは、煮込まれた肉のうまみや野菜の甘みが生きる、無水ビーフシチュー。パーティーなどにも喜ばれそうですね。おしゃれなココット鍋は、卓上によく映えます。

スフレは、ミニココット鍋でぜひ作ってみたい一品。あつあつでふわふわのうちに、フーフーしながらいただくのが贅沢ですね。

アヒージョは、オリーブオイルの使用量が多いので、ミニココット鍋で少なめに作るのがポイント。おしゃれなバルスタイルのおつまみ・前菜になります。

陶器のココット皿は、オーブン・トースター・レンジもOKで、気軽に使えるのがメリット。忙しい朝食にも重宝します。ココット皿の代表的な料理は、写真のような卵料理ですね。

キッシュも、ココット皿で作りたい料理のひとつ。具材を入れて卵液を流し入れ、オーブンで焼くだけです。ミニココット皿の上質な一品は、テーブルでもおしゃれな存在感を放ちます。

ストーンウエア製などのミニココット皿を使って、アボカドとベーコンのオムレツはいかがでしょう。ハート型の蓋付き容器などを使えば、おしゃれなカフェ風の雰囲気。お友達を招いてのおもてなしランチなどにも。

ココット皿にカマンベールチーズを入れ、ハワイのポキ風に味付けしたサーモンをのせ、トースターで焼きます。トースター調理なので時短で手軽。おかずとしてもおつまみとしてもおすすめの、あっという間の一品です。

ココット皿は、手軽に蒸し物にも使えて便利です。こちらは、野菜たっぷりのスプーンで食べられるおかず蒸しパン。もちっとした食感で満足感があります。

ミニココット皿をお弁当箱に詰めると、とてもおしゃれなワンポイントになります。少し汁気があるものもほかのおかずに味が移らず、またココットのキッシュなどをそのまま入れるのも素敵です。

ココット皿は、気軽なお菓子作りにも重宝します。写真のようなチーズケーキもオーブントースターで簡単にできます。時短なのがうれしいですね。

陶器のココット皿を使って、フライパンで簡単に蒸すプリン。さらめをトッピングするので、カラメルも不要です。

作業は、たったの5分程度。オーブントースターで手軽に作れるパンプディング。ココット皿のデザートは、洗い物が少ないのもメリットです。季節の果物できれいに仕上げましょう。