小腹が減った時、夜食などに、ときどき無性に食べたくなる「焼きおにぎり」。醤油の香ばしい香りに、こんがり付いた焦げ目がたまらなく食欲をそそります。フライパンや網で作るのもいいけれど、せっかくなので本格的な「おにぎり焼き器」を使ってみるのはいかがでしょうか？

今回ご紹介するのは、南部鉄器のブランド「小笠原陸兆（おがさわらりくちょう）」の鋳物のおにぎり焼き器です。

「小笠原陸兆」とは、小笠原鋳造所の代表だった小笠原陸兆氏がデザインした南部鉄器のブランド。古典的な南部鉄瓶の技法を取り入れたシンプルで現代的なデザインの日用雑器が人気です。2012年に亡くなられたあとも、生活に根ざした美しいデザインの鉄器は変わらずつくり続けられています。

事前に鉄板に油を引いてよく熱してから、ぬれ布巾の上で少し冷まし再び熱を加えます。おにぎりを乗せて弱火でじっくり焼き上げ、きつね色の焼き目が付けば出来上がり。電子レンジで加熱するのとは一味も二味も違う焼きおにぎりが家庭で楽しめます。

おにぎり焼き器を使って、ミニパンケーキを焼くこともできます。表面にうっすら付いた格子模様がほほえましい。お子さんの3時のおやつにぴったりなサイズ感です。

「ネギみそ焼きおにぎり」

甘辛なみその風味が食欲をそそる一品。ネギが入っているからくどくなりすぎず、大人も子供も気に入るはずです。

「ワカメの焼きおにぎり」

火を通すと磯の香りがふわっと広がって、しょうゆベースの調味料が香ばしさをプラス。夜食に食べたくなる焼きおにぎりです。