「つい、うっかり」はなぜ起きる?
忘れやすいのは、こんな人
「あとで」にしがち
可視化できない
重要事項を明確に把握できない、具体的なポイントを可視化できない、という人は物事を曖昧にとらえているために記憶もぼんやりしてしまうことがあります。そういう人は部屋の整理整頓も苦手なのではないでしょうか。
注意力が散漫=心配・関心の幅が広い
食事中にスマホを気にしている、会話の途中で全く違うことを思い出して急に話題を変える、そんなタイプの人は注意力不足で「ついうっかり」を起こしがち。しっかり会話の内容を聞いていないことでミスをしたり、メッセージを誤送信してしまったり。
見方を変えれば関心が広範囲にあって好奇心が旺盛な人、とも言えますが、簡単な物忘れを繰り返すようであれば、1つのことに集中できるようにしたいですね。
見直さない
仕事がどんなに早くても、チェックせずに進めたらミスが起こることも。また見直さないものは記憶に残りにくく、後日大切なポイントを思い出せなくなります。きっちり覚えて正確に仕事をこなすために、せっかちすぎは損ですよ。
生活の中でできる物忘れ防止対策
アラームやリマインドを利用する
パソコンやスマホのリマインド機能を利用して、忘れたくない作業や仕事は自分に自動通知するように設定しておきましょう。「いつもやり忘れる」「頻繁に置き忘れる」といったものがあれば、必要な時間にアラームをかけて、音で記憶を呼び覚ますのも効果的です。
定位置を決める
物事を整理できないと頭の中までゴチャゴチャして脳が鈍ってしまいます。机回りや部屋の中が片付いていない人は、整理することが物忘れ防止に役立つかも。鍵や小物も場所を決めて毎日必ずそこにしまう習慣をつけると、「あれ?どこ行った?」を改善できるはず。
人に伝える
自分の頭で考えて終わるより、口に出して、それを人にわかりやすく工夫しながら伝えると、そのこと自体がより確かに記憶に残ります。例えば語学でも専門用語でも、覚えたことを誰かにまた教えると自分は忘れないものです。
優先順位を立てる
脳はたいして必要がない情報をストックしてはくれません。忘れたくない情報は「これは大切!」だと脳に刻みたいですね。そのために、何が最重要なのか、どこに核心があるのか、を自分で把握しましょう。
やるべきこと、大事なことの優先順位を決めると無駄なく脳をフル活用できるのではないでしょうか。
質のいい睡眠をたっぷりとる
これが意外に重要です。よく寝て体を休めること!
疲れていたり、イライラしていたり、寝不足でボーとしていると、普段しないような凡ミスや物忘れをしてしまいます。リラックスして、十分な睡眠をとるようにしましょう。
劣等感に落ち込むより、幸せを見つけて楽しむ
ネガティブな思考は脳の働きにも影響を及ぼします。心配事やストレスが多いと、それだけで頭がいっぱいいっぱいになってしまいますよね。
脳を活性化させるには心の健康も大切。些細なことでもいいので幸せをいっぱい見つけていきましょう。
一度頭を空っぽにしてみるのもいいかも
「最近特に物忘れが激しい」という人は、自分が処理できるキャパシティを超えている状態なのかもしれません。パンク寸前で新しい情報を入れるスペースが今は頭にないのかも。そういう時こそあせって余計に考えてしまいがちですが、思い切って頭を空っぽにしてみるのが最善策かもしれませんよ
適度な運動も有効
頭を働かせるには適度な運動も必要です。ヨガやウォーキングなど、無理なく続けられる運動の時間を暮らしに取り入れましょう。血行が良くなれば脳へ十分な酸素が届いて記憶力もアップするはず。
神経質になりすぎない
ついうっかりを繰り返していると自分を責めたくもなります。「なぜ私はできないのだろう?」「どうして覚えられないのか?」「なんてバカなんだ!」と考えてしまうかもしれませんね。ある程度現状を認識して前向きに意識することは大事ですが、自分を責めすぎるのは逆効果です。完璧を求める必要もありません。ポジティブに脳を働かせていけるように、「自分はダメだ」と決めつけるのはやめましょう。
記憶力は高められます!
どんなに気を付けていても、ついうっかりはありますよね。大切なのは、失敗から学んで人生に創意工夫を加えることかもしれませんね。
「まっ、いいか。いつかやれば」「あとにしよう」とやるべきことを先延ばしにしていませんか?
面倒がって後回しにすると、結局はそのことに対するヤル気や集中力が減り、記憶そのものが薄れてくるのも時間の問題。