現代社会には「頭を空にする瞬間」が必要
今あなたに本当に必要なのは、ひたすら動き続ける“頑張り”ではなく、ちょっとの間だけ頭を空にする時間。かもしれませんよ。
「何も考えない」がもたらす幸せとは?
「何も考えない」という時間を作ると、ほかにも色んなメリットが見えてきます。
物事をポジティブに考えられる
ストレスが減少する
たくさんの雑念を少しの間だけ断ち切ると、それまで見えなかったものが客観的に見えるようになってきます。頭と心が整理されていけば、ストレスだと感じていたものが徐々に解消されていくはずです。
幸福感を感じられる
思考が止まっている状態というのは、瞑想と同じこと。瞑想は自律神経の乱れを整え、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌を活性化するといわれています。
切り替えがうまくなる
幸せを感じられるセロトニンが増えれば、感情のコントロールがしやすくなります。靄がかかって行き詰りのように思えていたものが、まだまだその先に道があると気づけるようになるかもしれません。前向きに視点を切り替えられるようになると、気持ちも沈みにくくなっていきます。
アイデアが浮かんでくる
グルグル回転し続けている頭の中を少しの間だけ空っぽにすると、そこからポッと新しい考えが生まれることがあります。長い時間をかけてアレコレ思い悩むより、短い時間何も考えないでいるほうが、いいアイデアに繋がるかもしれませんよ。
ぐっすり良い睡眠がとれる
何も考えない時間によって頭と心が休まると、体もリラックスして快眠が期待できます。仕事や悩みが重なって眠れなくなる、という人もいるかもしれませんね。完璧主義な人ほど不眠に陥る場合があります。そんな時には、わずかな時間でも思考を休めようとしてみましょう。
スキマ時間にできる「何も考えない時間」の作り方
スマホ、パソコンをシャットダウン
無意識にも目や脳に刺激を与えるスマホやネットから少し離れる時間を持ちましょう。
呼吸に意識を集中する
心身を整える座禅では、呼吸に意識を集中することで無心の状態を作っていきます。鼻から吸った空気が喉や気管支を通って肺へ入っていく。そしてまた外へと吐き出されていく。自分の中を行き来する呼吸の流れに意識を持っていくと、思考は止まっていきます。
イタ気持ちいい刺激を与える
呼吸のほか、五感に意識を集めてみても「つい考えてしまう」という状態から離れられるそうです。例えば、マッサージを受けてイタ気持ちいい!と感じている瞬間は、その押されているポイントに神経が行くため頭の中は空になります。つまり、マッサージを受ければ、瞑想と同じように無心の状態を作れるということ。もし自分で自分の脳を休められなければ、マッサージを受けてみて。
自然を眺める
美しい花、広い空、肌に感じる風など、ありのままの自然を感じる時間も脳を休めるには効果的。マッサージとは違う形で五感に心地良さを与えられて、過度の考えすぎを止められます。
感覚を意識する
足の裏の感触や温度を感じてみる、コーヒーカップを持った時の指の感覚に集中してみる、など足先や指先に意識を向けてみるだけでも、ほんの少しの間だけ脳を落ち着かせることはできます。完全にリラックスした瞑想の状態とは違いますが、頭より感覚を優先する瞬間が大事なのです。
末端を温める
感覚を意識できるという点では、足湯もいいですね。ソファに座ってゆっくりリラックスしながらでもできますし、単純に「気持ちいい~」と思うだけで頭は空っぽになるものです。
書き出してみる
頭に浮かんだことをとにかく書き出してみるのも、思考の絡まりをほどく1つの手段です。文字として表に出すと、現状を客観視できます。精神の安定には、アウトプットも大切ですね。
瞑想してみる
瞑想は集中力を高め、前向き脳を育てていくといわれています。そのため、世界的に活躍している起業家、アスリート、モデルなど各界のプロたちの多くが瞑想を取り入れているそう。目を閉じて、全身の力を抜いて、呼吸を意識しながら思考を手放してみて。
思考の休息が前向き脳を作る!
仕事や家族や人間関係を大切にしたいからこそ、「何も考えない時間」の作り方を知っておきたいですね。
忙しすぎたり頭で考えすぎたりしていると、やがてキャパオーバーになり不安やネガティブな考えが襲ってくることも。そんな時、一旦思考を止めてみると、頭がスッキリして物事をポジティブに考えられるようになるのです。