「快眠」が健康美への近道
睡眠がもたらすメリットってなんだろう?
免疫力アップが期待できる
しっかり眠れていないと「疲れが取れない」「元気が出ない」と感じることも。それが続くと体調を崩してしまうなんてことにもなりかねません。
これからの季節に流行しやすいインフルエンザなどのウイルスから身を守るためにも「免疫力アップ」、つまり睡眠は重要なポイントと言えそうです。
感情の揺らぎが軽減される
睡眠の質が良いと、朝の目覚めも良く気持ちも晴れやかに。テキパキと動くことができ、また前向きに物事をとらえる心の余裕も出てくるでしょう。
自律神経のバランスも安定しやすくなると考えられるので、イライラしたり気持ちが沈んだりなどの「感情の揺らぎ」も軽減されていくことが期待できます。
食べ過ぎ予防にも!
睡眠不足は食欲増進ホルモンと呼ばれる血中グレリンが増加し、反対に食欲抑制ホルモンの血中レプチンが減少するという調査研究が多くあると言われています。
暴飲暴食をしないために、そして食欲をコントロールするためにも、きちんと睡眠を取ることが重要なんですね。
痩せやすい体作りができる
筋トレなどエクササイズの効果を引き出すためにも、睡眠は大切なポイント。睡眠不足だと、筋トレの時に必要な栄養や回復時間の効率が低下しやすくなると言われています。
またエクササイズの疲労も蓄積すると筋肉が傷ついたまま回復できず衰えてしまいかねません。
一方、睡眠がしっかりと取れているとその心配もなく、エクササイズのパフォーマンスが向上することで効果的に痩せやすい体作りができるでしょう。
快眠のために取り入れたい5つの習慣
【1】 朝日を浴びよう
朝起きた時に体のスイッチを入れるのに最適なのが太陽の光です。体内時計をリセットすることで、一日を気持ちよくスタートすることができます。また日中の活動も元気にこなすことができるはず。体のサイクルも整いやすくなるので、睡眠の質もアップして毎日を気持ちよく過ごせるでしょう。
【2】 7時間睡眠を心がけよう
ショートスリーパーと呼ばれる人もいるので、必要な睡眠時間は人によって違いがありますが、平均7時間程度は必要だとされています。ただ7時間の睡眠を取っていても、熟睡できず翌朝や日中にも疲れが残っている場合は、睡眠が足りているとは言えません。
後で紹介するエクササイズやグッズを上手に活用して、しっかりと寝るための準備をしてから布団に入ることで、入眠もスムーズになり快眠に繋がりやすくなりますよ。
【3】15分程度の昼寝を取り入れよう
日中どうしても眠くなる時ってありますよね。とくに昼食後に感じることが多いかもしれません。そんな時は我慢せずに昼寝をする方が頭がスッキリとして、その後の仕事や勉強が捗りやすいと言われています。
ただここで注意したいのが昼寝の方法です。
横になって眠るのではなく、椅子に座ったまま15分程度の昼寝に収めましょう。深い眠りに入る前に起きて脳をスッキリさせることが大切です。これ以上長くなったり横になったりすると、頭がボーっとして体も重くなってしまうので注意して下さい。
【4】寝る前のスマホ・テレビは控えよう
寝る前にスマホやテレビを見るのをおすすめしない理由のひとつが、「ブルーライト」の影響。睡眠のリズムを乱したり体内時計そのものにも影響を与えたりすると考えられています。
最近ではブルーライトをカットする眼鏡もありますが、できれば就寝2~3時間前にはブルーライトを控えて、睡眠環境を整えることをおすすめします。
【5】就寝2時間前までに運動・入浴しよう
寝る時は体温が少しずつ下がることで心身ともに睡眠モードに切り替わります。そのためにもお風呂でゆっくり体を温めるのが効果的だと言われていますが、寝る直前に入浴してしまうと体温が高い状態になるので寝つきが悪くなる可能性があります。
運動も体が温まるので同様のことが言えるでしょう。これそのものは良い習慣であってもタイミングが大切。寝る直前は控えて2時間前までには終わらせるようにするのが理想的ですね。
睡眠時間が短いと寿命が短くなる…と言われるほど、睡眠と健康には深い結びつきがあると考えられていますが、免疫力アップもその中のひとつです。
7時間程度の睡眠時間を確保するのが望ましいとされていますが「深い睡眠」いわゆる「睡眠の質」も大切になってきます。