春は気分がアップダウンしやすい!?
自律神経が崩れやすくなってしまう原因って?
一日の中での寒暖差に体が対応できない
季節の変わり目は寒暖差が大きくなります。春は一年の中でもそれが一番大きいと言われています。日中は20度近くまで上がっても、夜には10度下回る日も少なくないでしょう。日々の気温差はもちろん、一日の中での寒暖差は身体にとってストレスになりやすく、自律神経を崩す原因になってしまうことも。そうすると全身の巡りが悪くなり、気分も落ち込みやすくなってしまいます。
職場やプライベートで環境が変わる
春になると多くなるのが新生活による環境の変化。引っ越しや転職、異動に伴う新しいポジション。こういった変化が心に与えるストレスはとても大きいものです。気温のような“外からのストレス”と”心のストレス”で、自身が思っている以上にストレスがかかっていることも。それが自律神経へのダメージへとつながることも少なくないでしょう。
周りとの違いに不安を感じやすくなる
周囲に新しいスタートを楽しむ人や、いきいきとしている様子を見ると、自分との違いに不安を抱いてしまうことも。私はあんなに上手くできない…というようなマイナスの感情は、心への負担が大きくストレスも膨れ上がってしまいます。
冬の間の「運動不足」
運動不足になると、血行が悪くなったり筋力不足から基礎代謝がダウンしたりしやすくなると言われています。寒い冬はどうしても運動不足になりがち。そのため春先は全身の巡りがあまりよくない状態にある可能性も。巡りがよくないと自ずとむくみやすくなり、春になって暖かくなってもなかなか血行が改善されない…なんてことになりかねません。
揺らぐ心を整えるために。心がけたい5つの生活習慣
朝はゆとりをもち、毎日決まった時間に起きよう
仕事の日は朝早く起きるけれど、休みの日はお昼まで寝ている…なんてことはありませんか?疲れが溜まっている時に、たまにであれば一日ゆっくりと寝る日があってもいいかもしれませんが、普段から起きる時間がバラバラになっていると体内時計が狂いやすい状態になってしまいます。
体内時計が狂うと自律神経のバランスを乱す原因につながります。朝はできるだけ一定の時間に起きて朝日を浴び、ぐーんと軽いストレッチなどをして体内時計をリセットしてあげましょう。
体を冷やさないようにしよう
カフェなどで飲み物を頼む時は、なるべくアイスよりホットを。冷たい飲み物を選ぶときは氷抜きにしてもらうなど工夫するとベターです。
日常の中で体を動かす習慣を身に付けよう
基礎代謝のアップや、血流・リンパの流れを良くするためには運動は不可欠です。ですが、いざ始めるとなるとなかなか一歩を踏み出せないですよね。また忙しいと、その時間を確保するのも大変な方も多いかもしれません。
そんな時は日常の動作の中に運動を組み込むと、効率的に体を動かすことができます。ドライヤーをかけるときはつま先立ちで、洗い物をするときはお腹を引っ込めて姿勢を正す、スーパーにいくときは自転車を使わずに歩いて行くなど日常の動きと連動させて取り組んでみましょう。
幸せホルモンの分泌を促そう
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌を促すことで、モヤモヤした気分をスッキリさせる効果が期待できます。セロトニンは日光を浴びることで分泌を促すと言われているので朝起きた時や運動の時など、意識的に日の光を浴びるようにしましょう。
食事では豚肉や青魚などのビタミンB群、牛乳やチーズのような乳製品・大豆製品などのトリプトファンの分泌に関わる栄養素を摂ると良いと言われています。ただ栄養の偏りが出ると、その栄養素もパワーが発揮できなくなる可能性があるので、できるだけバランス良く食べるのが理想的です。
ストレッチなど適度に体を動かそう
心身共にリラックスするためにも、ストレッチやヨガなど負荷が少ないものを取り入れると良いでしょう。呼吸を止めないように意識しながら、ゆっくりと凝り固まった部分をほぐすようにしていくと、自然と身体が軽くなりスッキリとした感覚を味わうことができるはずですよ。
自律神経のバランスが乱れてしまう原因として、前途の通り季節の変わり目の他にも、いくつか原因が考えられます。とくに春に起こりやすい原因を探っていきましょう。