靴底をチェックしてみよう!
履き慣れた靴ほど減りが顕著になりますが、どのように靴底が減っているかによって体の使い方の癖が見えてきます。また弱くなっている筋肉はどの辺りか、どんなお悩みが出やすいかなどもチェックすることができるんです。
‟理想的”な靴底の減り方って?
「踵が減っていると歩き方が良くない」と思われがちですが、靴底の“やや外側”が減るのは自然なことで基本的に問題ありません。
踵部分と一緒に“つま先のやや内側(親指側)”が減るのが、理想的な靴底の減り方と言われています。
外側、内側どこが減っているかをチェックして、その原因を探っていきましょう!
CASE1:靴底の『外側』が減りやすい人は…
また脚全体の外側の筋肉が張って硬くなる傾向があり、下半身が痩せにくくなる…なんてことも。ふくらはぎも外に張って見えることが多く、脚の太さの他に脚のカタチでもお悩みの人が多いようです。
正しく動作するためにも、筋肉の張りや関節の動きをケアするのがおすすめです。
ケア方法:外側をほぐして‟内もも”を鍛えよう
内ももを鍛えることで、外側にいきがちだった重心を体の中心である内側に戻す効果が期待できます。そして脚の形もスラリとまっすぐ伸びてキレイな美脚を目指せます。
日々のケアで柔らかさをキープしつつ、同時に弱くなっている内ももをトレーニングしましょう。
おすすめのエクササイズ
四股踏みスクワット!内もも引き締め簡単エクササイズ
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CASE2:靴底の『内側』が減りやすい人は…
先ほどとは逆に、外側へ引っ張る筋肉が弱くなっているので、そこを鍛えるのが効果的と言えるでしょう。
ケア方法:内側をほぐして‟中殿筋(ちゅうでんきん)”を鍛えよう
お尻の横の筋肉「中殿筋」に注目。
ここが弱くなると、膝が外側に出にくく内側へ入ってしまうと言われています。内ももの筋肉と対になっているパーツなので、下半身の中でも重要な筋肉のひとつなんです。
膝が内側に入って内股のような形にもなりやすいため、足先と膝が正面を向くように併せてストレッチを行うのもおすすめです。
この時、ほぐすのは‟内ももの筋肉”。対になっている筋肉は連動しているので、同時にアプローチすることで効果アップが期待できますよ。
おすすめのエクササイズ
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CASE3:靴底の『かかと全体』が減りやすい人は…
ケア方法:‟肩甲骨”と‟大胸筋(だいきょうきん)”に柔軟性をもたせて鍛えよう
肩が内側に入った姿勢は、肩甲骨が外に開いていることに加えて胸の筋肉である大胸筋が縮んでいる状態だと言えます。肩甲骨のケアはしていても、大胸筋のケアは見落としがち、という人は多いかもしれません。両方にアプローチすることで効果的にケアができるでしょう。
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CASE4:靴底の『つま先』が減りやすい人は…
腰痛の原因になるとも考えられているので、後ろ側へ重心を戻して前への引っ張りをゆるめてあげることがポイントになってきます。
ケア方法:‟腸腰筋”に柔軟性をもたせて鍛えよう
腸腰筋は上半身と下半身を連結している筋肉。体の深層部にあることから、インナーマッスルと呼ばれている部位でもあります。
反り腰になると、ここの柔軟性が低下し弱くなってしまうことが多いと言われています。またその周辺にある腹筋群や背筋のバランスが悪くなる…なんてことも考えられるので同時にケアするのがおすすめです。
ヒールの高い靴を履いていると、常にアキレス腱が縮んだ状態で硬くなることも多いのだとか。ここの柔軟性低下も前重心を招くと言われているので、一緒にストレッチしてケアしましょう。
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CASE5:靴底の『左右の減り方』が違う人は…
生まれつき脚の長さが多少違うという人も中にはいますが、普段から脚を組んだり鞄を片側だけで持ったりなど体の使い方に癖があると重心が偏りやすくなります。左右をできるだけ均等に使うよう動作を見直し、バランスを整えるために体幹を強化していきましょう。
ケア方法:‟体幹”を鍛える
「体幹」とは手足や首を省いた胴体全体のことを言います。腹筋や背筋だけでなく、胸や肩周辺の筋肉もこれに含まれていて、全体がまんべんなく鍛えられることで骨盤や背骨のバランスが整いやすくなると言われています。体幹を鍛えることで、美姿勢も一緒に目指せます。
筋肉が硬くなったままだと上手く鍛えられない可能性があるので、まずは硬くなったお尻の横から脚の外側全体をマッサージやストレッチで柔らかくしていきましょう。お風呂上がりなど血行が良くなっている時にすると効果的です。