マンマの家庭料理をわが家の味に!
出典:stocksnap.io
「おふくろの味」と言ったら、あなたは何を思い浮かべますか? 煮物?みそ汁?カレーライス? 毎日食べても飽きない家庭の味は、いくつでもレパートリーに加えていきたいですよね。
イタリアにも、「おふくろ=マンマ」たちが代々受け継いでいる家庭の味があります。
その土地で穫れる旬の素材を使って、愛情たっぷりに作る家庭料理は、毎日の食卓を飽きさせないようにという、マンマたちの知恵と工夫のたまもの。シンプルな味わいで、日本人でもなじみやすいものばかりです。しかも作り方は、意外と簡単! 新・おふくろの味の仲間入りになるかもしれませんよ♪
イタリアにも、「おふくろ=マンマ」たちが代々受け継いでいる家庭の味があります。
その土地で穫れる旬の素材を使って、愛情たっぷりに作る家庭料理は、毎日の食卓を飽きさせないようにという、マンマたちの知恵と工夫のたまもの。シンプルな味わいで、日本人でもなじみやすいものばかりです。しかも作り方は、意外と簡単! 新・おふくろの味の仲間入りになるかもしれませんよ♪
リモンチェッロ
南イタリアの家庭の味といえば「リモンチェッロ」。庭で穫れたレモンの皮と度数の高いアルコールで作られる自家製のお酒です。フレッシュな酸味とさわやかな香りで、そのまま飲むのはもちろん、スイーツや料理にもよく使われているのだとか。日本でいう梅酒のような存在でしょうか?
リモンチェッロを使ったスイーツアレンジも!
●マドレーヌ
●レモンとリモンチェッロのシャーベット
●リモンチェッロいり苺ジャム
グリッシーニ
細長いスティックみたいな形をしたグリッシーニ。ピエモンテ州で昔から親しまれる食事パンです。あっさり塩味でサクサクしたクラッカーのような食感。生ハムを巻いたり、焼く直前に粉チーズをふりかけたり、ガーリック風味にしたりと、さまざまなアレンジも楽しめます。
カリフラワーのパスタ
イタリアのどこの家庭でも食べられている、とってもポピュラーなメニュー。冬に旬を迎えるカリフラワー。メルカートでは、巨大なカリフラワーが1個1ユーロという安さ。だから下町の食堂や家庭料理でしか見かけません。特に決まりはありませんが、いずれもショートパスタで食べるのがイタリアの定番。スパゲッティしかないときは、手で短く折って使います。寒い外から帰ってきて、パクッとひと口。トロっとしたソースで、体がポカポカになりますよ♪
リボリータ
中部イタリア、トスカーナ州の冬の定番料理、リッボッリータ(リボリータ)。家にある残り野菜と硬くなったパンで作る家庭料理です。マストアイテムは、豆。インゲンでも、ひよこ豆でもお好きな豆を入れてくださいね。“リ(もう一度”と“ボッリーレ(煮込む)”が合体した名前の通り、ひと晩おいて、二度煮することで味に深みが増します。仕上げにチーズやオリーブを加えて。
スカロッピーネ
スカロッピーネとは、肉を薄切りにしてフライパンで焼いた料理のこと。イタリアでは主に仔牛の肉が使われていますが、豚ヒレや鶏肉なども使ってもおいしいですよ。「マルサラ」などのワインでフランベし、香りづけるのがポイント。薄く切った肉をさらに肉たたきで伸ばしているので、驚くほど柔らかくおいしくいただけます。簡単なのに豪華に見えるので、おもてなしにもぴったりですね。
パターテ・アル・フォルノ(ポテトのオーブン焼き)
メインとなる料理には、「コントルノ」と呼ばれるつけわせの野菜をセットにするのが基本。サラダやポテト料理が定番ですが、なかでもパターテ・アル・フォルノ(ポテトのオーブン焼き)はボリュームもあっておすすめです。バスサミコ酢やマヨネーズを添えていただきます。
フォカッチャ
フォカッチャはイタリア北部の郷土料理で、ピザの元になったといわれる丸いパンのこと。オリーブオイルをたっぷり生地に練り込んで、ローズマリーやタイムで風味づけしています。素朴でシンプルな味わいは、飽きのこないおいしさ。そのまま食べるのはもちろん、ハムや野菜をはさんでサンドウィッチにしてもいいですね。
チョコレート・パンナコッタ
イタリア人は、チョコレートが大好き!パンナコッタもチョコレート味にアレンジしたり、さまざまなスイーツに使います。そのため、イタリアにはチョコレート・メーカーも多いんですよ。なかでも「フォンデンテ」と呼ばれるダークチョコが主流です。そんなチョコを使った簡単デザートです。
キャッケレ
イタリアで2月に開催されるカーニバルの時期には、各地でカーニバルのお菓子が売られるのが冬のイタリアの風物詩。その際に作られる揚げ菓子が「キャッケレ」。ローマでは「フラッペ(カーテンなどの縁につける飾り)」、トスカーナ州では「チェンチ(雑巾)」、トリノでは「ブジエ(嘘)」と地域によって呼び名が変わります。向こう側が透けるくらい生地をのばすので、揚げているのに、とっても軽~い!サクサク、甘いお菓子です。
チョッコラータ・カルダ (ホット・チョコレート)
スプーンですくって、食べるように飲むチョコラータ・カルダは、イタリア人みんなが大好きな冬の定番です。泡立てた生クリームをのせて、いただいても美味しいですよ。イタリアのバールにも、冬だけあらわれる季節の味です。
いかがでしたか?
出典:stocksnap.io
イタリア料理は、ピザとパスタ以外にも、たくさんの種類があります。
また各州、各町ごとにさまざまな郷土料理があり、その魅力の奥深さは素晴らしいもの。
日本でも美味しいイタリア家庭料理を楽しんでくださいね!
ストレートはもちろん、ソーダ割りにしても美味しいリモンチェッロ。レモンはできたら無農薬の国産品を使いましょう。