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「おかずを作り置きしたのに食べきれなかった」を防ぐには?
仕事や予定が立て込むのがわかっている日は「あらかじめ作り置きしておこう」というときがありますね。時間があるうちに用意しておけば、疲れていても料理をしなくて済むのでとても助かります。
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一方で、事前に色々と用意していたのにもかかわらず、その場になったら作り置きした料理を食べきれずに残ってしまったり、せっかくがんばったのに食材や量力が無駄になってがっかり…ということも。そうならないために、原因をチェックして“もったいない”を防ぎましょう。
作り置きが食べきれない原因と注意点
煮込み料理の作りすぎ
普段あまり作り置きをしない家庭で発生しがちなのが、単純な作りすぎです。続けて食べると飽きてしまったり、何度もレンジで再加熱したり、煮込み料理の煮返しすぎでおいしさを損なうことも。「好きだから」とたくさん作りすぎないように注意しましょう。多めに作る場合、普段の1.5倍くらいが飽きずに食べきれる目安です。
冬でも怖い食中毒
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カレーなどの煮込み料理で起こりやすいウェルシュ菌の食中毒の場合、温め直して加熱しても簡単には死なない菌なので、煮込み料理を室温で保存するのは危険です。冬でも暖房を使っていれば菌の活動に適した室温が保たれるため、食べた残りはすぐに冷まして冷蔵庫か冷蔵庫に入れる必要があります。
冷蔵庫と冷凍庫を満タンになるまで作り置きしない
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普段から計画的に作り置きしていないと、「作った物を計画的に食べる」というスケジュールがうまくこなせないかもしれません。はりきって冷蔵庫と冷凍庫がいっぱいになるまで作り置きや買い置きをすると、予定が狂ったときに困ることもあります。作り置きしているときこそ、冷蔵庫のスペースにゆとりを持たせておきましょう。
作り置きだけで回そうとせず内食も計算に入れる
作る時は「月曜日に○○を食べて火曜日には■■を食べよう」ときっちり計画を立てていても、食欲がなかったり気分じゃないという理由で箸が進まないこともあります。また、忙しいときだとよかれと思って家族が何かを買ってくる場合も。「早く食べきらないと」とイライラしないために忙しいときほど、テイクアウトの内食など作り置き以外のものが入るつもりで食べきるまでの予定にゆとりを持たせましょう。
完成品の作り置きにこだわらない
計画的な作り置きが上手にできれば、時間あるときに作ったご飯を温めるだけで食べられるので時間の貯金になります。ですが、作り置きしても食べる段階になると気分じゃなかったり、家族が違うものが食べたいと言い出すことも少なくありません。
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そういうパターンが多い家庭の場合、完成品の作り置きは少なめにして「下ごしらえの作り置き」をしておく方がおすすめです。キャベツや玉ねぎ、きのこなどのおうちの定番野菜をカットした状態にしておくだけでもかなり違います。
加熱前の「自家製ミールキット」を作り置きしておく
完成品を冷蔵庫に入れておくより食べるまでの時間はかかりますが、数日で作り置きが傷まないか気にしなくて済むのが自家製の冷凍ミールキットを作る方法です。忙しくなる前に、何食分かのミールキットを用意しておけば、その日の気分に一番近いものが食べられます。野菜の煮物を多めに作り置きしておき、メインディッシュは加熱するだけという方法を組み合わせてもいいですね。
冷凍&レンチン調理のカレーミールキット
冷凍作り置きのレシピ本もおすすめ
繁忙期に限らず、特売の食材を多めに買って作ったりということもできるので、冷凍作り置きのレシピブックを一冊持っておくとレパートリーに重宝します。
『ゆーママの簡単! 冷凍作りおき』は、メディアで話題の冷凍達人・松本有美さんのレシピ本です。冷凍保存テクニックや下味冷凍レシピがたくさん紹介されています。
新装版 ゆーママの簡単! 冷凍作りおき (扶桑社ムック)
990円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
シンプルな作り置きにアレンジを加える
飽きやすいのは「はっきりとした味」
作りすぎて飽きやすいのは「○○の味」という特徴がはっきりしている料理です。薄味やシンプルな味付けの副菜であれば、調味料や香辛料を足して味変がしやすいので飽きにくいかもしれません。
アレンジ自在のおでんの大根
加熱調理のみで色々と味変できる「粉吹きいも」
加熱調理のみで、食べるときに都度味変できる作り置きもおすすめ。中でも使いやすいのは「粉吹きいも」です。
シンプル粉吹きいも
粉吹きいもの肉そぼろ和え
粉ふきいものツナ和え
粉吹きいものタラコ和え
市販のパスタソースや調味料で簡単!
忙しくてたらこをほぐす余裕がないというときは、市販のパスタソースを使って時短することもできます。パスタ以外でもこんな風に便利な合わせ調味料としても使えるので、買い置きをおすすめします。
ピエトロ おうちパスタたらこマヨネーズ 180ml
410円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
冷凍しやすいレシピを選ぶ
「何度かに分けて楽しむ」つもりでレシピを選ぼう
作り置きする時、鍋で煮返して食べるレシピが選ばれやすいのですが「多量に作りすぎて飽きた」で無駄になるリスクも高いので作る時に「最初から半分は冷凍」のつもりで冷凍可能なレシピを選ぶのも方法の一つです。
牛すじ肉と大根の煮込み
「繁忙期には食べたくても食べにくい」ものを作っておく
魚を焼く場合、放ったらかしにしづらくつきっきりになりがちなので忙しい日は食べづらいかもしれません。そんなときは、予め焼いて冷凍できるレシピでまとめて作っておきましょう。
冷凍保存OKの焼き魚の作り置き
定番でも冷凍向けのレシピがないかチェックしてみる
自分なりの作り方がある定番料理も、日持ちさせるために工夫されたレシピがないかどうか調べてみましょう。
しっかり味付きミニハンバーグ
「作り置きしよう」と気構えすぎないで
「作り置きしよう」と思うと、つい張りきって作り過ぎて余らせてしまうこともありますが、キャベツをざく切りにしてレンジ加熱しておけばすぐに食べられますし、味付けゆで卵があるだけでもう1品のおかずになります。あまり気負わず「ちょっと多めに作ろう」くらいの気持ちで、飽きずにおいしく食べきりましょう。
こちらのカレーレシピは、予め下味をつけた材料を冷凍しておいて、食べる時に加熱する方法。これなら短時間で作りたてが食べられます。