コクがたっぷり!寒い日には体が温まる「クリーム煮」はいかが?
出典: 肌寒くなると身も心もほっこりと温まるような料理が恋しくなりますよね。そんな寒い季節に人気の煮込み料理と言えば、「クリーム煮」!ごはんやパンにも合いますし、子供から大人まで幅広い年代が大好きで、おうちごはんの定番にしたい料理のひとつです。
そこで今回は、「クリーム煮」のおすすめレシピをご紹介!簡単に作れるように、「少ない材料のレシピ」を中心にセレクトしました。メインの具材は鶏肉や豚肉、魚貝に野菜などチョイスの幅が広いので、季節の食材を生かすこともできますよ。
生クリーム入りのコク旨レシピ、生クリームなしで牛乳を入れて作るあっさりレシピ、ホワイトソース缶を使って作るお手軽レシピのほか、おまけとして豆乳や酒粕、クリームコーン缶などを使ったレシピもご紹介していきます。心がほっとするよう「クリーム煮」で、いろんな食材の味わいを堪能していきましょう。
【レシピを知るまえに】「クリーム煮」についておさらい
出典: バターで炒めた小麦粉を生クリームや牛乳で伸ばして作るホワイトソースで、具材を煮込むクリーム煮。
出典: 基本的な作り方は、具材と別立てでホワイトソースを作り、最後に合わせる方法と、具材を加熱しながらひとつの鍋で、一緒にホワイトソースを作り、煮ていく方法があります。
小麦粉は薄力粉を使うときが多いのですが、薄力粉の代わりに、強力粉を使っても問題ありません◎。薄力粉と強力粉では、とろみの強さと粘り気が変わります。
また、とろみづけに片栗粉を使うこともあります。ただし、小麦粉と片栗粉では、とろみの作り方が異なるので、レシピを見ながら気を付けて作りましょう。
市販のホワイトソース缶を牛乳や水で伸ばすとより簡単に作れます。豆乳や酒粕、コーンクリーム缶、ココナッツミルクなどクリーミーな素材を使ったアレンジレシピも人気があります。
出典: 小麦粉をバターで炒めるとき、火が強かったり、加熱時間が長かったりすると、焦げて茶色っぽい仕上がりになってしまいます。弱火でじっくり炒めるよう気を付けましょう。
牛乳や生クリームを入れたら、手を止めないよう混ぜながら加熱していくと、ダマにならずにきれいな白色の状態で伸ばせます。
出典: よく似ている「クリーム煮」と「クリームシチュー」。どちらも具材を牛乳や生クリームで煮込んだ料理ですよね。「クリーム煮」はもともと西洋で好んで食べられていた「煮込み」のひとつ。とろみはついていないものも多くあります。
一方の「クリームシチュー」は、実は日本発祥といわれる料理で、ゆるいとろみが特徴的。「クリームシチュー」という言葉そのものが和製英語で、海外では日本料理のひとつとして紹介されることもあるそう。戦後、学校給食として取り入れられ、その後、1966年(昭和41年)にハウス食品からクリームシチュー用の粉末ルウが発売されたことがきっかけで、一般家庭にも広がったと言われています。
おうちで手軽に美味しく*人気の「クリーム煮」レシピ33選
それでは本題の、レシピ紹介へ。「お肉メイン」「お魚メイン」「野菜メイン」などに分けて、おすすめのクリーム煮をセレクトしました。
タンパク質をたっぷり摂れる、お肉が主役のクリーム煮をご紹介。
出典: 最初にホワイトソースを作ってから、具材と合わせるタイプのクリーム煮です。クリームチーズは、できあがったホワイトソース少量と馴染ませてから、鍋に入れると、滑らかに仕上げられます。
秋冬に美味しくなる白菜は煮込むとカサが減って、たっぷり食べられますよね。鶏もも肉との相性も抜群です。
出典: 炒めた具材に小麦粉をふって、ゆるいとろみをつけるタイプのクリーム煮レシピ。鶏団子は市販のものを使えば、あとは野菜を切って、ささっと炒め合わせるだけなので、とても簡単に仕上げられます。
小麦粉の量を増やして、とろみを強くすることも可能。増やす場合は、ダマにならないよう、少しずつ調整しましょう。
出典: 鶏肉ときのこをしっかり焼き付けてから、牛乳とコンソメをひと煮立ちさせて仕上げる簡単クリーム煮。牛乳を煮こまないので、風味が飛ばず、まろやかなクリーミーさが楽しめます。
出典: 冷蔵庫に常備してあることが多いスライスチーズを使った濃厚クリーム煮です。メイン具材は、鶏肉、ほうれん草、しめじで栄養バランスもいいですね。
仕上げの段階で、スライスチーズを全体に混ぜ込みます。たっぷり黒胡椒をふると、味が引き締まりますよ。
■ソースのベース:牛乳、生クリーム、サワークリーム
出典: バター+小麦粉+牛乳で作るベーシックなクリームソースに、生クリームとサワークリームを加えて、強い旨みをプラスしたクリーム煮。サワークリームのおかげで、さっぱりとした味わいに仕上がります。ジューシーな大根とまろやかなクリームソースの相性の良さにびっくり!鶏肉と大きさを合わせるようにカットすると、味が馴染みやすく、食べやすくなります。
出典: 焼いた鶏肉と里芋を生クリームで煮からめるタイプのクリーム煮レシピです。塩とにんにく、生クリームだけで作るシンプルなクリームソースは、アレンジしやすいので、覚えておくと重宝します。冷蔵庫にある具材を使って、ささっと極上のクリーム煮が出来上がりますよ。
出典: 小麦粉を使わず、さらりと仕上げた鶏肉と水煮のコーンのクリーム煮です。牛乳でベースを作り、仕上げに生クリームを入れてコクをプラス。コーンの甘味で、小さな子供も喜ぶお味に仕上がります。
出典: たっぷりのほうれん草を鶏肉と合わせたクリーム煮。牛乳を入れず、生クリームだけでコク深く、クリーミーに仕上げています。鶏肉に小麦粉をつけるときは、ポリ袋に入れると粉が飛び散らず、簡単。緑の彩りが鮮やかで、華やかに見えますね。
出典: 粒マスタードのほのかな酸味が美味しいチキンのクリーム煮。生クリームで作っているので、時間が経っても分離しづらく、作り置きにもぴったりです。たっぷりのブラックペッパーと粒マスタードの味付けが大人向き。ビールやワインのおつまみにもおすすめですよ。
出典: バター、小麦粉、牛乳、生クリームという定番の組み合わせのクリームソースに、オイスターソースをプラスして、コク深い味わいに仕上げています。
パンだけではなく、ごはんにもよく合うおかずです。旨みの強い豚肉にも負けない味わいのクリームが美味しくて、何度も作りたくなってしまいますよ。
出典: 酒、醤油、砂糖で下味をつけた豚肉を粒マスタード入りのクリームソースで軽く煮た醤油クリーム煮です。和を感じるクリーム煮は珍しいですよね。豚肉には、軽く切りこみを入れておくと、下味がしっかり入って◎。ブロッコリーは、一緒に煮込まず、最後に添えると、彩りよく仕上がります。
出典: 豚小間肉と白菜、しめじを入れた濃厚クリーム煮。ざく切りの白菜は炒めすぎないようにして、シャキシャキ食感を残しましょう。最後にスライスチーズで全体をまとめて。とろみとコクがアップしますよ。
出典: 豚肉で巻いたリンゴをクリームソースで軽く煮込んだユニークなクリーム煮です。ジューシーでほどよい酸味のあるリンゴと豚肉、クリームソースは相性抜群!いつもとちょっと違ったクリーム煮が食べたいときにおすすめです。
旨みとしっかりとしたコクを楽しめる、お魚が主役のクリーム煮をご紹介。
出典: プリプリのカキがたっぷり入った冬におすすめのクリーム煮。生食用のカキを使えば、長時間煮る必要がないので、身も硬く締まらず、美味しくいただけます。ほうれん草と玉ねぎを合わせて、栄養価をアップ。カキのミルキーな味わいは、クリーム煮によく合うんですよ。
出典: 切り身のタラにたっぷりの粒マスタードを入れたクリームソースを合わせたクリーム煮。にんにくとオリーブオイルの風味が香るクリーム煮は、バゲットにもぴったりです。ドライパセリを全体に振って、彩りも鮮やかに。
出典: フライパンで作ることが多いクリーム煮ですが、こちらはなんと電子レンジのみで調理するという簡単レシピ。
サーモンとぶなしめじ、クリームソースの材料を耐熱容器に入れて電子レンジで3分半加熱するだけで、美味しいクリーム煮が完成します。盛りつけるときに、ぶなしめじを真ん中に集めて、サーモンにトッピングすると本格的に見えますよ。
出典: カキとソラ豆、玉ねぎ、シイタケで作るクリーム煮。具材を順番に炒めて、最後に生クリームを入れるだけなので、レシピも簡単!滑らかなカキとほくほくのソラ豆という食感の違いも楽しく、最後まで飽きずに食べられます。
出典: タケノコ、ホタテ、玉ねぎと白っぽい具材を集めたクリーム煮。市販のホワイトソース缶を使って、手軽にクリーム煮にしています。缶詰のホワイトソースは少し濃度が高いので、牛乳で伸ばして、食べやすく。牛乳の量を増やすと、もっとさらりとした仕上がりにも調整できますよ。
出典: ホタテの水煮缶を使って作る白菜たっぷりのクリーム煮。ホタテの缶詰は旨みが詰まった汁ごと使って、コクをプラス。具材が小さめになっているので、スープ感覚で食べられるクリーム煮です。
出典: シンプルなブリのクリーム煮です。
あらかじめ、牛乳に小麦粉、コンソメ、にんにくを混ぜておいて、具材を炒めたところにさっと合わせて煮こむだけ。にんにくが焦げついたり、小麦粉がダマになってしまうこともなく、初心者さんでも簡単に作れるレシピですよ。
旬ならではの彩りも堪能できる、野菜が主役のクリーム煮をご紹介。
出典: かぼちゃ、しめじ、ベーコンとカラフルな具材を集めたクリーム煮です。かぼちゃは皮の緑が見えるように盛りつけるとより美味しそうに。作り置きも可能なので、多めに作って冷凍しておけば、食べたいときにすぐに食べられます。
出典: しめじ、しいたけ、マッシュルーム、エリンギという4種のきのこを炒め、生クリームでさっと仕上げたクリーム煮。きのこの旨みがぎゅっと詰まって、秋の美味しさを堪能できます。炒めたきのこの水分をしっかり飛ばしておくと、味がぼやけませんよ。
出典: マッシュルーム、ほうれん草にベーコンで旨みをプラスしたクリーム煮。市販のホワイトソース缶を使うので、時短で仕上がります。とろみが強いので、このままチーズをかけてグラタンにしたり、少し牛乳を足してパスタソースとして活用しても◎。
出典: チンゲン菜とハムで作るさっぱりとしたクリーム煮。チンゲン菜とハムはミルキーな味わいと相性がよく、クリーム煮でも定番の組み合わせです。水溶き片栗粉でとろみをつけるタイプのレシピ。水溶き片栗粉の量でとろみも調整できますね。
出典: カブとベーコンで作るシンプルなクリーム煮。水と生クリームを合わせ、さらりとしたクリームに仕上げています。生クリームは最後に加えて、風味を飛ばさないように気を付けて。カブは、実も葉も使って彩りよく。寒い冬の朝によく合うクリーム煮です。
出典: タラと白菜を豆乳で煮たクリーム煮。女性に嬉しい栄養素が豊富な豆乳で、美味しいクリーム煮がヘルシーにつくれるんです。
豆乳は沸騰すると分離しやすい素材。強火で加熱しないように気を付けましょう。粉チーズをふると、コクがプラスできますよ。
出典: ココナッツオイルと豆乳で作る体に優しいクリーム煮。水ではなく、だし汁を使い、和の味わいを引き出して、さらに白味噌でコク深さをプラス。ご飯との相性がいいクリーム煮に仕上がります。
出典: キャベツと玉ねぎ、エビの豆乳クリーム煮です。食物繊維たっぷりのキャベツは、加熱するとかさが減って沢山食べられます。エビは小さいものでも大丈夫。プリプリのエビは食感よく、クリーム煮にしても存在感抜群です。
出典: 鶏肉と白菜のクリーム煮に酒かすを加えて、味に深みをプラスしています。具材とは別に、クリームソースを作って、最後に合わせるタイプのレシピ。具材を炒めた際に出た汁もしっかり全部合わせると、旨みをしっかり生かせます。
【ココナッツミルクを加えて】青柳のココナッツミルク煮
出典: エスニック風味で美味しい青柳のココナッツミルク煮です。牛乳ではなく、ココナッツミルクで煮るというユニークなクリーム煮。手に入れやすい材料だけでも、アジアンな味わいが楽しめるいうことがよく分かるレシピです。
出典: クリームコーンの缶詰を使って作る鶏の簡単クリーム煮。ほんのり甘味を感じるクリームコーンは、子供も大好きなお味ですよね。ニンジンのオレンジとブロッコリーの緑、優しいクリーム色とカラフルで見栄えがいいので、ホームパーティーにもおすすめ。
【カレー粉&コーン缶を加えて】ほうれん草のカレーコーンクリーム煮
出典: ほうれん草とベーコン、クリームコーン缶で作るカレー風味のクリーム煮。豆乳を加えて、ゆるめのクリーム煮に仕上げています。
ごはんにもパンにも、パスタにも合うレシピです。ひと皿足りないなという時に、ぱっと作れるお料理ですから、覚えておくと便利に使えます。
【アーモンドミルクを加えて】鶏肉のガーリッククリーム煮
出典: 食物繊維やビタミンEが豊富なアーモンドミルクを使ったクリーム煮。ピザチーズを加えて、コクと旨みをプラス。少ない材料で作れるヘルシーなクリーム煮です。人気のジョージア料理、シュクメルリのヘルシーバージョンですね。
味わい豊かな「クリーム煮」でほっこり温まってくださいね
出典: 手が込んでいるように見えて、案外、簡単に作ることができるクリーム煮。
生クリームなしでも、チーズやニンニクを加えてコクを出すこともできます。もちろん、牛乳ベースでシンプルに作って、あっさり味を楽しむもよし!冬に美味しい食材をまろやかなクリーム煮仕立てにして、たっぷり食べてくださいね♪
バターで炒めた小麦粉を生クリームや牛乳で伸ばして作るホワイトソースで、具材を煮込むクリーム煮。