さて、肉じゃがにはみりんを入れる?入れない?
醤油ベースの味付け料理にはいろいろな種類がありますよね。煮物だとしても、砂糖を加えることがあれば、みりんだけで煮込んでいくことも。時には酒を足したり、足さなかったり。レシピを見比べてみると、基本の調味料である砂糖・酒・みりんの加え方はさまざま。
例えばあなたは、肉じゃがにみりんを入れる?
例えばあなたは、肉じゃがにみりんを入れる?
出典:www.instagram.com(@cotogoto.jp)
調味料の基本だからといって、いつも砂糖・みりん・酒を揃って加えれば良い、というものでもありません。ではどう使い分ければよいのか確認していきましょう。
砂糖・酒・みりん。それぞれの役割をおさらい
砂糖とみりんはどう違う?
みりんと酒はどう違う?
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本みりんは酒の一種。両方とも素材の臭みを消す役割を果たします。前述したようにみりんは素材を煮しめるのに対し、酒は砂糖同様に素材の身を柔らかくします。もちろん風味も異なりますが、働きの違いを考慮して分量を調整しましょう。
加えるタイミングも大事!
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みりんと砂糖を一緒に使う場合、砂糖を先に入れるとほどよい甘みが引き立ちます。
酒とみりんは素材の臭みを消すといった役割上、調理の最初に加えます。ただし、「照り出し効果」のために使用する“みりん風味”の場合は最後に入れるのがポイント。
定番メニュー10品の調味料使い
ここから、和食の定番レシピを参考に調味料の使い方を比べていきましょう。
筑前煮(砂糖1・酒2・みりん1.5)
親子丼(砂糖1・酒0・みりん4)
牛丼(砂糖0.9・酒1・みりん1)
肉じゃが(砂糖3・酒2・みりん1)
ブリの照り焼き(砂糖1・酒1・みりん1)
かぼちゃの煮付け(砂糖1・酒0・みりん0)
鶏手羽の煮物(砂糖1・酒3・みりん1)
揚げ出し豆腐(砂糖0・酒0・みりん1)
きんぴらごぼう(砂糖0・酒1・みりん1)
炊き込みご飯(砂糖0・酒1・みりん1)
たまには引いてみるのも美味しさの秘訣♪
いかがでしたか?
今回は家庭料理の鍵を握る「砂糖・みりん・酒」に注目してみました。すべて加えるのではなく、加えないほうが出来映えが良くなることも。微妙なバランスが、美味しさに差をつけるんですね。
この3つの特徴を知って使いこなせるようになれば、和食が自信作になるかもしれませんよ♪
今回は家庭料理の鍵を握る「砂糖・みりん・酒」に注目してみました。すべて加えるのではなく、加えないほうが出来映えが良くなることも。微妙なバランスが、美味しさに差をつけるんですね。
この3つの特徴を知って使いこなせるようになれば、和食が自信作になるかもしれませんよ♪
角のしっかりとした甘みを出したい時には砂糖。まろやかな甘みで素材や風味を引き立たせたい時に有効なのがみりん。
砂糖は肉を柔らかくする働きがあり、みりんは煮崩れを防いでくれます。柔らかい肉を楽しみたいすき焼きでは、みりんは使われません。一方、じゃがいもが崩れしやすい肉じゃがでは、みりんを加えるのが◎。