スペイン料理のパエリアの影響を受けているといわれるジャンバラヤは、ケイジャン料理の代表格。トマトをベースにするのが特徴で、具材や米を炒めて炊き込みます。チキンが多く使われ、スパイシーな香りが食欲をそそります。

市販のレッドカレーペーストとシーフードミックスを使った、簡単ジャンバラヤ。ご飯を使って炒める作り方なので、残りご飯でもOK。ランチなどにもおすすめです。

ケイジャンチキンは、スパイスをたっぷりまぶしたチキンを、オーブンで焼いたり、揚げたりしたもの。こちらは焼くタイプで、フォークで肉に穴を開けて、しばらくスパイス調味料に漬け込むことでしっかり味を染み込ませています。ホット＆スパイシーでビールのおともにぴったり。

こちらは、揚げるタイプのケイジャンチキン。このレシピでは、シーズニングをまぶして一晩寝かせてから揚げています。鶏むね肉を使っていますが、味がしみしみで絶品。ケイジャンチキンは、豪快に手づかみで楽しむのがおすすめです。

ケイジャンチキンはステーキ風に豪華なプレートにするのもおすすめ。こちらは、チキンを焼いたときに出る肉汁をかけたターメリックライスを添えています。

ルイジアナ州などアメリカ南部の海沿いでは、シーフードがよく獲れます。地元の素材を生かすケイジャン料理には、海老は欠かせない食材。殻付きのまま使うと風味豊かで、スパイスの強めの香りがよく合います。こちらも、手づかみで食べたくなる料理です。

“ガンボ”とはオクラという意味。オクラ特有のとろみで口当たりもなめらかな具だくさんスープです。具材は、オクラのほかチキン・ソーセージなど肉類やシーフード、パプリカ・セロリなどの野菜が多いようです。ルイジアナのソウルフードといえるほど親しまれている味です。

カニや牡蠣・海老などを使えば、さらに本場風のシーフードガンボに。こちらは、ブルークラブ（ワタリガニ科）などを使っていますが、日本ではワタリガニが比較的手軽に入手できますので代用するのもいいかも。ガンボはスープですが、カレーのようにご飯を添える食べ方もポピュラーです。

揚げたてポテトにケイジャンスパイスをまぶしたフレンチフライドポテトは、シンプルですが絶品のおつまみ。フライパン焼きや一度揚げも手軽でいいですが、二度揚げもおすすめだとか。一度目は低温で、二度目は高温でからりと揚げます。

フランスパンにシーフードのフライや野菜を挟んだサンドイッチ「ポーボーイ」は、“プアボーイ（貧しい少年）”からきた名前といわれています。値段が安いので貧しい人が食べていたのだとか。でも、その名とは違ってとてもおいしくて風味豊かです。

カジキマグロなど切り身魚も、ケイジャンスパイスをまぶしてソテーすれば、素敵なメインディッシュになります。どんな素材もスパイスの豊かな風味でうまみが引き出され、おいしさアップ。いつもとは違う味も新鮮ですね。

こちらは、ステーキのようにカットしたチキンソテーをタコシェルで挟んだタコス。タコシーズニングを鶏にすりこんでいますが、ケイジャンシーズニングでもOK。みんなでにぎやかに楽しみたい味です。

厚切りの豚ロース肉をカットしてケイジャンスパイスを揉み込み、肉と野菜を交互に串に刺します。野菜にもケイジャンスパイスをふり、魚焼きグリルでこんがりと。余分な脂も落ちてヘルシーです。

ケジャンスパイスは、チリコンカンにもよく合います。こちらは、チリコンカンとナチョチーズをひとつのお鍋で同時に作るアイデア。ホームパーティーメニューにぴったりですね。

ケイジャンスパイスは、なんと和食にも使えます。いつもの肉じゃがも、ケイジャンスパイスを加えることで、ちょっと刺激的で新鮮な味に。うまみスパイスなので、間違いのない風味に仕上がります。

四角い生地を揚げて粉砂糖をふったドーナツ「ベニエ」は、ルイジアナ州の公式ドーナツだとか。ニューオリンズの老舗「カフェデュモンド」でもベニエを買い求める長蛇の列ができています。穴なしなので、中が空洞になるのが特徴。意外と軽い食感です。

バナナをソテーしてラム酒でフランベした「バナナフォスター」もケイジャン料理の人気デザート。アイスクリームを添えていただきます。