グルメ旅気分!時には「ご当地カツ」で、パワーチャージしよう♪
出典: 気軽に遠くまで旅行することができない今ですが、「ご当地グルメ」を作ってみるというのはいかがでしょう。
お家にいながらグルメ旅気分を楽しめますよ*
そこで今回は、全国のB級グルメとしてもお馴染み、ジューシーで美味しい「ご当地カツ」レシピをご紹介♪
衣がサクサクしていて、お肉がジューシーな、揚げたての「カツ」♪本記事では「ご当地カツ」のなかでも、串カツ・タレカツ・味噌カツ等のレシピをピックアップしました。
定番のカツとはひと味違う美味しさを堪能できますよ。ぜひ、今夜のご飯に取り入れてみてくださいね。
開港五港のひとつでもある新潟は、西洋料理の歴史が長い街。古くからカツレツが愛されてきた街でもあります。新潟のタレカツは、薄めのとんかつを甘辛い醤油ダレにくぐらせていただくもの。ご飯との相性もよく、タレカツ丼として親しまれています。
豚もも肉|「ザラメを加えた甘タレ仕立て」のタレカツ
【主な調味料】みりん、酒、醤油、ザラメ、だしの素
豚もも肉を薄くスライスして作る新潟名物のタレカツ丼です。ザラメの入ったコクのあるタレにサクサクの薄いカツを浸して、ごはんにのせています。カツが薄いので、さらっとしたタレが全体によく行き渡るんですよ。
出典: 【主な調味料】酒、醤油、みりん、砂糖
鶏の胸肉で作るあっさり味のタレカツです。醤油とみりんを同量にして、くどさのない甘辛い味わいを実現しています。
鶏胸肉は繊維を断ち切るようにそぎ切りにすると、やわらかく歯切れの良い食感に。お弁当のおかずにもおすすめです。
出典: 【主な調味料】醤油、酒、みりん、砂糖、生姜
コクのある醤油ベースのタレに生姜を入れると、爽やかな風味が生まれ、さっぱりとして食べやすくなります。
タレは30秒ほど沸騰させて火をとめましょう。沸騰させる時間が長いとせっかくの生姜の香りが飛んでしまいます。
福島県会津若松に伝わるソースカツは、ウスターソースやケチャップ、酒などをくわえた濃厚な味わいのソースでいただくカツです。大正時代から会津の庶民の間で親しまれてきました。かつ丼にするときは、ごはんの上にキャベツを敷き、その上にソースをかけたカツをのせます。
豚肩ロース肉|「中濃ソース」でいただく、会津ソースカツ
【主な調味料】中濃ソース、砂糖、みりん、ケチャップ、醤油
中濃ソースのマイルドな旨みがたっぷり楽しめる会津のソースカツ。ケチャップでほどよい酸味もくわわり、子どもも大好きなお味に仕上がっています。ソース部分は、電子レンジで加熱するだけで作れる簡単レシピ。お惣菜で買ってきたカツにかけるのもおすすめです。
長野県駒ヶ根市もソースカツが有名なエリアです。ウスターソースやケチャップ、砂糖などを合わせた、やや甘めのソースが特徴。ソースカツはシャキシャキのキャベツと一緒に食べるのが一般的です。お店や家庭によって、キャベツをごはんの上にのせて丼にしたり、お皿に添えるかたちにして定食風にしたり、違いがあります。
【主な調味料】醤油、ウスターソース、みりん、ケチャップ、砂糖、コーンスターチ
混ぜ合わせた調味料にコーンスターチをくわえて、とろみをつけるソースレシピです。コーンスターチでとろみをつけると、温度が多少下がっても、ダマにならず、ちょうどよい濃度のとろみのまま使えます。
カツはソースにくぐらせて、いただきましょう。ソースが足りないようであれば、さらに上からかけてもOKです。
名古屋の味噌カツは、名物食材である赤味噌や八丁味噌を使った、こってりとした濃厚な味わいのタレをかけるのが特徴。味噌のほか、かつおだしや砂糖などを合わせてつくります。「名古屋めし」のひとつともいわれ、名古屋では非常にポピュラーな料理です。
【主な調味料】赤味噌、酒、みりん、砂糖
赤味噌でつくる基本の味噌カツレシピです。赤味噌はほかの味噌よりも硬さがあり、ダマになりやすい性質があります。赤味噌を溶くときは、少量の酒で溶いてから、全体を混ぜ合わせるときれいに混ざりますよ。
豚肉|キャベツと一緒に。「赤味噌仕立て」の味噌カツ丼
出典: 【主な調味料】赤味噌、みりん、砂糖、だし汁
赤味噌、みりん、砂糖を混ぜ合わせたものをだし汁で溶いていく味噌だれレシピです。なめらかなクリーム状に仕上げ、とろみが強いタレに仕上げています。
丼仕立てにするときは、キャベツ、トンカツをのせた上からとろりと、たれをかければ完成。
出典: 【主な調味料】赤味噌、合わせ味噌、酒、みりん、砂糖
名古屋でも有名な「矢場とん」風の味噌だれレシピです。水分を多くして、さらさらっとした状態で完成。
5分ほど煮詰めるとすこし、とろみがついてきます。とろみを強くつけたい場合は、水を控えめにつくりはじめ、徐々に薄めていくと失敗しません。
豚肉|「ごま・ソースのマイルド仕立て」の味噌カツ丼
出典: 【主な調味料】トンカツソース・味噌・練りごま・はちみつ、白ごま
練りごまと炒りごまを入れて香ばしさをくわえた味噌カツです。トンカツソースも入っているので、味噌だけで作るものよりもマイルドになります。
とろりとした濃度でカツに絡みやすいのも特徴。味噌カツの味噌味に慣れていない人でも食べやすいんですよ。
出典: 【主な調味料】甜菜糖、赤味噌、酒、みりん、炒りごま
まろやかな旨みが特徴の甜菜糖を合わせて作るチキン味噌カツです。赤味噌がたっぷり入っているので、とろりとした、重めのタレになっています。
鶏胸肉は砂糖をまぶして一晩おくと、しっとりやわらかなカツに仕上げることができますよ。
福井県のカツといえば、ソースカツ丼。薄めに揚げたサクサクカツを甘めのソースにくぐらせて食べるのが一般的です。福井ではソースカツ専門店のほか、蕎麦屋さんでもソースカツ丼を食べられるそうですよ。
豚ヒレ肉|「ウスターソース」でいただく、ソースかつ
出典: 【主な調味料】ウスターソース、とんかつソース(または中濃ソース)
ウスターソースとトンカツソースを混ぜたシンプルな味わいのソースでいただくソースカツです。とんかつソースの代わりに、めんつゆを入れると福井の有名ソースカツ丼店「ヨーロッパ軒」の味に近くなるそう。
薄めに小さく作ったとんかつを何枚かのせるのが福井流です。
豚肩ロース肉|「はちみつ入りソース」でいただく、ソースカツ丼
【主な調味料】ウスターソース、みりん、はちみつ、だしつゆ
福井らしい味わいのソースカツ丼レシピです。ソース部分は、合わせた調味料にしっかり火を通し、濃厚な旨みをぎゅっと凝縮しています。
1枚のロース肉をそぎ切りにして3枚の薄いお肉にしてからカツにしています。薄いカツをソースにくぐらせると、全体に味がよく染みわたり、ごはんが進む味わいに。
昭和初期に、串にさしたひと口サイズの牛肉を揚げた串カツが大人気となった大阪。その後、牛だけではなく、さまざまな食材を串にさして揚げたものを串カツと呼ぶようになりました。串カツ用のソースは、ウスターソースベースが一般的。現在では、ごまだれやタルタルソース、塩だれなどお店によって、ソースの種類も増えています。
豚バラ肉|「ウスターソース」でいただく、基本の串カツ
出典: 【主な調味料】ウスターソース、白だし、みりん
パン粉を細かくして軽めに仕上げた串カツレシピです。串カツの素材は豚バラ肉のほか、海老や茄子、玉ねぎを使っています。
ウスターソースベースのソースは、材料を混ぜ合わせるだけの簡単レシピ。自分用の器にソースを入れておけば、二度漬けしても大丈夫ですよ。
出典: 【主な調味料】おこのみソース(またはとんかつソース)、ケチャップ、ウスターソース、めんつゆ
値段の安い豚こま肉を使った串カツレシピです。肉は等分してから、串に巻き付け、ぎゅっと握って固めます。肉をカットするのは案外手間。これなら、食べたいときに、ささっと串カツが楽しめます。
串カツソースは、めんつゆですこし醤油風味を足して、さらりと食べやすく。おこのみソースとケチャップで、甘味と酸味のバランスもばっちりです。
岡山のデミカツとは、とんかつにデミグラスソースをかけたご当地カツ。老舗のとんかつ店の店主が帝国ホテルのデミグラスソースの美味しさを地元の人にも知ってほしいという思いから生まれたそう。岡山のデミカツには茹でたキャベツとグリンピースを添えるのが一般的です。
豚ロース肉|「赤味噌×デミグラスソースのタレ」のデミカツ
【主な調味料】赤味噌、デミグラスソース、りんご(すりおろし)、砂糖、片栗粉
岡山のデミカツは大きく揚げたカツの上にとろみの強いソースをかけてつくります。赤味噌とデミグラスソースを合わせることで、ごはんにも合う洋食風の味わいが生まれているんですね。
仕上げにグリンピースを飾るのが岡山流。彩りもよくなり、おしゃれに見えます。
《おまけ》いつもの味も食べたい!「カツの基本レシピ」をおさらい
出典: とんかつは、下準備さえきちんとやっておけば、案外簡単なんです。とんかつ用の肉は筋切りをしておくことで反り返らず、きれいなとんかつを揚げられます。
油に入れたら、表面が固まるまで触らないのがポイント!泡の様子をしっかり観察して、揚がったと思ったら、油をきっちり切るとサクサクのとんかつに仕上がりますよ。
出典: 厚みのある牛ステーキ肉を使って作るジューシーな牛カツです。1.5cm~2cm程度の厚みの肉を使うことで、中がほどよいミディアムレアな状態に仕上がります。
肉はつくり始める30分以上前に、常温に出しておきましょう。冷蔵庫から出したての肉は、中まで冷たくなっています。火通りが悪く、揚げ時間の調整が難しくなってしまいますので、ご注意を。
出典: 塩麹とマヨネーズでしっかり下味をつけた、冷めても美味しいチキンカツです。
パン粉をつけた状態までつくっておけば、冷凍しておくことも可能。お弁当用に小さくつくって、冷凍庫に常備しておくのもいいですね。
出典: いつも食べているトンカツやチキンカツも、タレやソースが変わると味わいに大きな変化が生まれます。市販のソースは便利ですが、ひと手間くわえて、タレやソースを手作りすれば、あっという間に「ご当地カツ」の完成です。美味しい「ご当地カツ」でプチ旅行気分を味わってみてくださいね♪
気軽に遠くまで旅行することができない今ですが、「ご当地グルメ」を作ってみるというのはいかがでしょう。
お家にいながらグルメ旅気分を楽しめますよ*
そこで今回は、全国のB級グルメとしてもお馴染み、ジューシーで美味しい「ご当地カツ」レシピをご紹介♪